佐々木則幸と言えば、記者が書く「不運なレーサーシリーズ」に登場するが、今の中四国の自力選手が多い時代ならタイトルを獲っていたかもしれない。時代が悪すぎた。選手として競走得点も100点を持つが、選手会の支部長としての顔の方が大きい。

　そこで地元・全日本選抜を振り返ってもらうと「昨年の大会より売り上げアップに成功。目標金額は高めに設定していたので、それには到達しなかったが、何より事故が少なかった事。欠場選手が不在のGIは珍しいのでは。場内のイベントや、公務で忙しく、開催期間中は朝の6時から8時ぐらいまでしか自転車には乗れなかった」。

　温厚な人柄で人間性だけなら、これから選手会の執行部に入れる器だ。良き改革者になって欲しい。