2023/02/22(水) 18:00 0 28
高知競輪場で23日から「読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)」が開催される。初日12Rに出走する守澤太志に話を聞いた。
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選手たちが共同記者会見の順番を待っている際のひとこま。守澤太志が椅子に腰を掛けていると、そこへ瓜生崇智が現れた。両者は横並びで座るとあいさつを交し笑顔で談笑を始めた。
この2人、先日の静岡記念の準決勝で郡司浩平の番手を巡り競り合った仲だ。
「話の内容ですか? そりゃ、もちろん準決の話。ジカ競りと聞いてかなり気合が入りました。レース後に瓜生君から『勉強になった』と言ってもらえたし、自分も勝てたので首の皮一枚つながった。その日はよく眠れた? はい(笑)!」
瓜生も「SS班に胸を借りました。力負けは力負け。この後の課題が分かったし、強くなるには何をすればいいかを考えさせられました」と完敗を認め、共に清々しかった。
守澤が「番組が出た時点で、誰かしらがジカで来るなと思っていました。瓜生君が競ろうと思った気持ちも自分にはわかるんです」と理解を示したのは、瓜生が自在から追込へとシフトチェンジしていく同じような工程をたどってきたからか。
地区は違うライバルとはいえ認めるところは認める、同業者のプライドが交錯していたとても心地いい空間だった。(netkeirin特派員)