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【たちあおい賞争奪戦】今節のレース展望!

2023/02/06(月) 17:30 0 29

静岡競輪「開設70周年記念・たちあおい賞争奪戦(GIII)」は9日初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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 今回の静岡記念に続き、伊東競輪の施設整備等協賛競輪(GIII)も中2日で行われる静岡シリーズ。俗に、本チャンと呼ばれ、今大会は豪華メンバーが集まった。S班は南関の大砲の郡司浩平を筆頭に、松浦悠士新山響平守澤太志の4人が参戦。これにS班予備軍の地元深谷知広清水裕友吉田拓矢の名前もある。

郡司浩平

 南関地区のビッグレースと言う事を考慮して主役は郡司浩平が務める。今年は立川記念、大宮記念と走ったが、結果だけを見れば、それぞれ決勝9着と決勝8着。ただ立川記念は新田祐大に分断されたレースで、大宮記念は深谷知広の為に男になった。勝ち上がりのレースは、ほぼパーフェクトに走っており、脚力は問題ない。深谷知広と逆並びが機能して、負けて、更に評価を高めた。今節も、相手メンバーを見て前後を決めるだろう。

深谷知広

 深谷知広は、頑固一徹な面もあるが、表情も走りも柔らかくなった。それが久々の記念の優勝に繋がり、好循環を生み出している。直前の松戸FIも楽に逃げ切っており、一番良い頃の状態に戻りつつある。

松浦悠士

 今年の松浦悠士はスタートダッシュに失敗。和歌山記念を感冒で初日当日欠場。続く、豊橋記念も精彩を欠いた。

清水裕友

 今節は久々に盟友・清水裕友との連係が実現する。

町田太我

 それに加えて徹底先行の町田太我もおり、町田太我松浦悠士清水裕友の並びは、相手にとって恐怖だ。地元地区でもあるから、次の高知全日本選抜に向けて、調子を上げておきたい。流れが悪いだけで、すぐにIQレーサーとして本来の走りを魅せる。

新山響平

 北日本は新山響平守澤太志で、2人共に伊豆を練習の拠点にしている。準地元の立ち位置だし、決勝ワンツーも可能だ。新山響平はS班として、受けて立つレースが今年の課題。守澤太志は、本当の意味での佐藤慎太郎越えを目指して欲しい。

 関東は吉田拓矢杉森輝大神山拓弥の栃茨ライン。混戦になった時は吉田拓矢の捲り脚が活きる。年頭の立川記念は負傷した小倉競輪祭以来で、スピードが鈍かったが、直前の名古屋FIと小倉FI連続優勝している。

渡邉雄太

 地元は深谷知広の他に渡邉雄太大石剣士に注目したい。特に渡邉雄太は、自在脚を残しつつ、追い込みに比重を置くようになれば、タイトルを獲れる逸材だ。実績ある新田康仁も地元記念の覇者である。

野原雅也

 近畿は野原雅也が孤軍奮闘で援軍が弱く、中部近畿は人材不足。九州は将来的にドンになる器のある瓜生崇智松岡辰泰山田庸平が点数上位者。九州は確実に世代交代が進んでおり、2、3年後が楽しみだ。

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