2023/02/04(土) 10:30 0 3
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で3日から「PIST6 ChampionShip2022-23」EXTRA STAGEラウンド1が開幕。2日目の順位戦A(1R)に出場する清水一幸に話を聞いた。
他競技、異業種からの転向が多い競輪界。清水もそのひとりで高校ラグビーの強豪校として知られる常翔啓光学園(大阪府)出身、全国大会3連覇という輝かしい実績を誇る。大学でもラグビーに打ち込み、卒業後はアパレル業界にも就職した異色の経歴の持ち主。
YOUはどうして競輪選手へ? 清水は答える。
「勤め先の顧客さんの『体格がいいし、YOU競輪に興味ない?』という一言から始まった。その方が師匠の湊聖二さんと友達で湊さんを紹介してくれたんです。当時は大阪で働いていたので、一度、話を聞きに徳島まで湊さんに会いに行って『あ、競輪選手って格好いいな』って」。人との縁が清水と競輪を結び付けた。
「社会人でラグビーを続ける人は限られるし、ラグビーはやり切ったかなと。スポーツ経験があったし、チャレンジができる環境があるのなら競輪をやってみたいと思いました」
デビュー7年目に突入した清水は、着実に歩を進めて今期は初のS級に昇級。「29歳で競輪界に飛び込んでオールドルーキーやったんです。コツコツやってきましたわ」としみじみ。ちなみに、養成所では生徒会長を務めて個性豊かな109期をまとめていたとか。
「競輪選手になって良かった? はい、デビューしたての頃は後悔ばかりしていたんですけどね。良かったと思う瞬間は1着を取ったときはもちろん、人との出会いが大きいですね。選手は2000人以上いて色んな人がおるから面白いですよ」。そう話す清水の交流関係は広く、国境をも越える。短期登録制度で競輪に参戦していたブフリ(オランダ)とは大の仲良し。
また、清水の愛称・タイソンの由来については「マイク・タイソン(元プロボクサー)に似ているから、そのままですよ。ずっとそう呼ばれているから、かれこれ10年以上タイソンやらせてもらってます」と明かす。
初参戦となった清水は、初戦から果敢に先行して積極的に動きを見せた。準決勝進出は逃したが、適応力は抜群で展開や流れに慣れれば、間違いなく上位争いに食い込んでくるだろう。1着を奪取し、お立ち台でのマイクパフォーマンスが見たい。(アオケイ・八角記者)
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