2023/01/21(土) 18:30 0 8
大宮競輪「東日本発祥倉茂記念杯(GIII)」は22日、最終日を迎える。10レースのS級特別優秀を走る神山雄一郎に話を聞いた。
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負け戦の2着だが、いつものように本当に嬉しそうだった神山雄一郎。山岸佳太の仕掛けに乗り、ゴール前は差すかと思ったが「山岸君のゴール前は失速しない。もちろん、抜きに行ったけど、抜けないと思った瞬間に2着キープに変更。だから、後ろの飯嶋君が内に入ってきたから、そこは締め込んだ(笑)。簡単には勝たせてくれないね」。
弟子の飯嶋則之にも、レース後に聞いてみたが「遠慮しながら、内に入った? いくら神山さんとは言え、そんな事はないよ。本当、ゴール前は(神山さんが)許してくれなかった」。
飯嶋則之は、苦笑いしながらも、ポーカーフェイスの面もあるから、師匠とのゴール前勝負が、どこか嬉しそうだった。マーク選手は、懐が甘いのが一番良くない。こういう、“師匠と弟子の絆”や“技術の磨き合い”が競輪の魅力だと思っている。(町田洋一)