通算900勝にあと2つと迫り、今開催中に達成の可能性もある神山。もう54才になるが、まだまだS級の最前線で活躍する姿には脱帽。

「しっかり脚は作っているので。練習でもまだまだ強くなると思ってやっていますよ。そう思わないと練習はできない。弱くなると思って練習していたら意味がないでしょう」とサラリと言ってのけた。

　更に長年のライバルとも言える小嶋敬二が先日、名古屋のミッドナイト開催(FII)で優勝したことに触れると「見ていましたよ。小嶋君は強かった。踏み切れていたし、さすがですよね。やっぱり自力選手はあの年でも強い」と賛辞。

　自身については「周りからあと2勝と言われるけど、自分はそこまで数字を意識していないし若い子も強いからね。でも、せっかくだから達成したい。今回もだいぶ空いたので頑張って練習してきましたから」と柔和な表情で語ってくれた。

　初日は特進一発目となる橋本壮史を目標とすることになり、最終4コーナーは番手回りが有力。1勝を上積みするチャンスでもある番組。果たして結果はいかに。(アオケイ・渡辺記者)