真船は今回が5回目の参加となるが、2開催連続で優出し、準優勝の経験もある。 全国選抜自転車競技大会のケイリンで優勝経験もあり、初参加時から巧い立ち回りを見せており、今開催のダークホース的な存在。

　予選2走共、コース的にやりづらいと言われる6コースのスタートだったが、逃げて捲って連勝での勝ち上がりを決めた。ただ、連勝でもいつものように謙遜しながら「いやぁ、キツいっすよ」と颯爽と検車場を後にする真船。

　今開催は優勝経験があり、優勝候補の中島詩音(PIST6で14連勝中)、地元千葉の鈴木浩太の119期コンビがいる。

　ただ、真船の動きの良さとレース運びは関係者を唸らせている。一次予選で一緒に走った鹿内翔は「(競輪での)真船君の強さは知っているし、競技に関しても慣れていますからね。今回の優勝候補ですよ」と太鼓判を押す。

　一次予選後には「走っていくうちに、自分の勝ちパターンが分かってきた気がする」と期待出来そうなコメントを残した。 その勝ちパターンを聞き出すことは出来なかったが、より一層どんな走りを見せてくれるのか楽しみになった。

　準決勝は中島詩音、田川翔琉、神開一輝の119期トリオに安定感のある藤岡隆治、いぶし銀の走りを見せる志智俊夫と一筋縄ではいかないメンバー。

　混戦模様が予想されるが、準決勝の真船の走りにも注目したい。(アオケイ・宮本記者)

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