2022/12/04(日) 15:45 0 9
高松競輪の「玉藻杯争覇戦(GIII)」は4日、2日目を迎えた。7レースの二次予選を走った西川親幸に話を聞いた。
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あの気持ちの強さは、多分、競輪界でナンバーワンかもしれない。選手にアンケートを取ったら間違いなく上位に入る。本人は笑いながら「俺は選手に向いていない」と言っていたが、この言葉は信じられない。
今の若手に関して西川親幸は「FIでも、気持ち良く勝とうとする。だけど、本来、FIはGIIIやGIに向けて、傾向と対策を勉強する場。野口裕史君みたいに、ひたむきに走れば、次に繋がる。特別競輪が試験の場だとすれば、普段から勉強していないと結果は出ないよね。いや〜、試験が難しかったで終わらせる若手が多い」。
凄いタイムが連発する現代競輪に関しては「競輪にスピードを求めるのは違うと思うけど…。技や人間模様を見せられないから」。普段から「こうして走れるのは女房のおかげ」と言っているし、昭和の男にしては、奥さん思いの優しい一面もある。(町田洋一)