2022/11/05(土) 15:15 0 0
25歳の山根将太が人気を集めた4レース。地元勢を背にした山根が前受けから猛然と突っ張って駆けたが、最後は7番手から小林則之が捲って、勝瀬卓也と南関ワンツーが決まった。
小林はレース後「山根君の突っ張りだろうけど、誰かが斬ったらその上を先行しようと思っていた。でもやっぱり突っ張りましたね。あれだけ早くから踏んでいたから、これで捲れなかったら考えもんだなと思いながら走っていた。決まって良かったですよ。もうすぐ(1月)47歳になるけど、それを考えればベストは出せていると思う。46歳にしては十分でしょ。それが若い子たちに通用するかは別としてね」。
後ろは一学年下の勝瀬だった。実は勝瀬とはプロ選手になる前から旧知の仲だそう。
「選手を目指してる時に南関合宿があって、その時に勝瀬もいたんです。恋の相談から人間関係から、全部僕が彼の相談役だったんですよ。兄貴みたいなもんです。勝瀬には優勝させた事もある。その時は僕は3着だったかな。ワンツーはあったかなぁ。それにしても勝瀬はレースでは厳しいんですよ。年下だけど。今日も『ノリさん、どっかで行ってくださいよ!』って言われてて(苦笑)。カマせってことですよ。まぁ25歳相手に2人で決まって良かった。競輪だから勝てました」。
勝瀬も「どんどんスピードが上がっていく感じで強かった」と脱帽した。46歳と45歳のコンビが点数上位の25歳を倒した。これも競輪ならではの面白さだ。小林は失格点が影響して来期はA級に。それでも今の動きなら、好成績を並べてくれるだろう。(netkeirin特派員)