2022/10/22(土) 20:15 0 12
前橋競輪の「第31回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」が22日に3日目を開催。準決勝12レースで山崎賢人との壮絶な先行バトルを演じた坂井洋に話を聞いた。
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「任務完了です」。準決勝12レースは8着に終わったが、平原康多と諸橋愛を背に消極的になるわけにはいかない。ただ、前で駆けているのは世界選手権帰りの山崎賢人。それを強引にねじ伏せて、平原を白星突破に導いた。
「相当キツかった。まだ打鐘なんだ(苦笑)と思いながら走ってました。相手は世界で戦ってきた選手ですから。自分もスピードしか取り柄がないので。叩き切れて良かったです。平原さんが乗ってくれたのは良かったけど、僕がもう少し強ければ諸橋さんも乗れたでしょうね。とにかく(力を)出し切れたのが良かった。疲れましたけど」。
平原からは「前橋で、ナショナルの山崎相手に、よく外から叩き切ったなと思う。凄かったですね」と絶賛された。GI初優出の夢は次回以降に持ち越しとなったが、最低限の責務は果たした。
最終日は何度も連係している吉田有希の番手回りに。心身共にタフな準決勝を乗り越えた先には、吉田から絶好展開のプレゼントがあるかもしれない。(netkeirin特派員)