2024/05/09(木) 18:25 0 9
「競輪ルーキーシリーズ2024(FII)」は10日、平塚競輪場で開催初日を迎える。このシリーズは3月に日本競輪選手養成所を卒業した125・126期の新人選手たちが争う舞台であり、今回がシリーズ第2戦。初日7Rに出走する126期の“絶対女王”仲澤春香に話を聞いた。(netkeirin編集部)
仲澤春香は養成所時代、第1回・第3回記録会でゴールデンキャップを獲得し、第1回トーナメント競走、第2回トーナメント競走で優勝。養成所生活を締めくくる卒業記念レースでも優勝している。ポテンシャルの高さがたびたび取り上げられる126期の養成所順位1位であり、圧倒的なナンバーワン。まさに“絶対女王”と呼ぶにふさわしい成績を打ち出していた。
そんな仲澤だが、5月3日〜5日に富山競輪場で行われた「競輪ルーキーシリーズ2024」第1戦では決勝5着(優勝は高木萌那)でシリーズを終えている。常に1位の座を護り続けていた仲澤にデビュー戦を振り返ってもらった。
「実際に走ってみて、レース後に映像も確認してみて、とにかく全レースで私の仕掛けはワンテンポ遅かったです。自分の仕掛けで走れていませんでした。なぜそうなったのかを振り返ると“経験不足”の一言に尽きると思います。ひとつ経験を積めたのだと捉えて、今シリーズは修正して頑張りたいです」とリベンジに燃えていた。平塚バンクの周長400mに関しては「400はベーシックなバンクで福井も400ですから走り慣れています。自分としては得意だと思います」と苦手意識はないようだ。
仲澤に自身のストロングポイントを聞いてみると「長い距離を踏めるところはアピールできる部分だと思います。先行して逃げ切る姿や捲りならばゴール線まで失速しない姿をお客さんに見せられれば嬉しいです」とのこと。
インタビューの最後には仲澤がガールズケイリン選手としてデビューを迎えて、『今目指していること』を聞いた。「具体的な目標よりも抽象的な目標になってしまうんですが、プロフェッショナルを追求したい!って思ってるんです。やっとなりたかったプロスポーツ選手になれた。今は一流になることが目標なんです」と笑顔を見せた。
養成所時代はずっとナンバーワンを走り続け、第1戦でも完全優勝が“当たり前”と考えられていた仲澤。第2戦となる平塚では前走の課題を克服して、126期の“絶対女王”の本領発揮を見せつけてもらいたい。