初日は同期の菅野航基との対戦が注目された一戦だった。赤板で正攻法の菅野航基を勢いよく叩くが再度、最終ホームで菅野航基に叩かれた。巧く3番手に入ったが、5番手から佐野梅一-吉村文隆の強烈なまくりが炸裂した。先に動かれて被る形になったが、3角過ぎに外へ持ち出して鋭く伸び、菅野航基を抜き返して3着に入る。

「周りは見えていたし、反省があるとすればバックで先にまくって行けなかったところですかね。先に仕掛けて行けば石井さんを引き込めていたかも。大変申し訳なかったと思っています。でも、脚の感じいいですよ」と振り返る。

　並びは矢野昌彦-高橋広大-須藤直道・深瀬泰我-柴田竜史・佐野梅一-宝満大作となって3対2対2の3分戦となった。

「前回の青森で優出できた事が自信に繋がっているし、連続で優出できればまた自信になる。このメンバーならチャンスはあると思います。積極的に仕掛けていくというのも選択肢の一つだけど、気持ち的には何でもやって決勝へ勝ち上がりたいと思っています」と話してくれた。(アオケイ・忍足記者)