2022/10/02(日) 20:00 1 8
1周半の逃げ切り勝ちでスタンドのファンはもちろん、検車場の選手たちも騒然とした。タテ脚をわずかに残すマークの松岡貴久がまったく詰め寄れない、圧巻の立ち回りだった。
「初日が前で決まっているイメージがあったので先行は考えていたんです。2日目も前のレースの小松崎(大地)さんが駆けて決まっていたし」と読み通りのレースだった。
長い距離をしっかりと踏み切ったが、もう37歳。ベテランの域に差し掛かったとは思えないほどの若さにあふれている。
「いやいや、もうおじさんですよ。伸びしろもなければこの先もない。体力ももう残っていないので、しっかりと寝て少しでも回復したい」と準決へ向けて気持ちを入れ直すと、撮影団のリクエストに応えてノリノリで写真ポーズを決めたが、少し古めかしかった。(netkeirin特派員)