2021/04/21(水) 20:30 0 0
夏目新吾は街道練習中の大事故で、再起不能とまで言われた。1年以上の時間を費やしたが、見事にカムバック。しかも、徹底先行の競走ぶりも、全くぶれていない。
「僕も同じ様な経験をしたから成清龍之介君の事故はショックでした。競走以外でも、どこか命を掛けなくてはいけない危険な職業。それを理解してやっているけど、どこか辛いものもありますね」。
練習方法、レースでの走り、競走の考えと全て夏目は、昭和のスタイル。
「今の若い子と考えが違うけど、僕は漢字の競輪が好き。2段駆けも戦術として有りだし、そこに情念や人情味があふれる。ラインの中から1着の選手を出すのも競輪の魅力だと思う。最近、そこが否定されてきているので、僕としては残念ですね」。
古き良き時代の競輪をやる夏目新吾。新規のミッドナイトからのファンは、夏目の走りを感じ取って欲しい。(町田洋一)