2022/09/23(金) 21:45 0 1
地元戦で見事に連勝を飾った宮本。準決勝は考えに考えた走りで、まんまと中団を確保した時点で勝負はあったようなものだった。
「誘導を残して引いて。日野さんなら出さない。田村(大)君ならやさしく出す、と。日野さんを倒すには田村君に目いっぱい駆けてもらって後方に置くしかなかった。狙い通りに行きました」。
前場所の松山では決勝進出こそ逃したが1、3、1着とすべて確定板に乗っており、復調の兆しを感じさせた。
「その1場所前の防府が悪くて、このままではチャレンジに落ちてしまうという危機感を持って、ムチャクチャ練習量を増やしたんです。あとは減量してキレを出そうと。4キロ痩せて体重を絞ったら、スタートも楽だしキレも戻ってきた。松山最終日の突っ張り先行で自信が戻りましたね」。
A級決勝は松永真太-高木和仁の前で自力勝負する。地元の専門紙(コンドル)には「小倉は十割増」と評されており「確かに地元を走るといいんです。合っていますね」と本人も自覚する。点数以上の脚がうなれば、一撃決まるシーンもありそうだ。(netkeirin特派員)