2022/09/09(金) 19:35 0 2
8日から開幕した青森競輪場「みちのく記念善知鳥杯争奪戦(GIII)」が2日目を開催。9Rを制した近藤隆司に話を聞いた。
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相手は櫻井祐太郎に新山響平-内藤宣彦が付く盤石の地元軍団。苦しい展開が予想されたが、上がり11秒2の会心のまくりが決まった。
「新山君は櫻井君を残そうとした踏み方だった。もし3角から出られていたら自分は抜けなかっただろうし石毛(克幸)さんと3、4着が精いっぱいだったでしょう。だけど、新山君の気持ちもわかるんですよ。やっぱり平原(康太)さんとかもギリギリまで目標選手をかばうし、前で戦っていた櫻井君も脚がある選手だから見切りが難しかったはず」と新山のギリギリの判断を逆手に取った一撃だった。
勝負どころは他にもあったと言う。「赤板は、突っ張られるのを覚悟しながら切りに行きましたが(誘導早期追い抜きが気になり)突風が吹かないでくれよと願いながら行った。『あっせんが止まりたくない!』って緊張感を身にまとって切りにいったし、切れて良かった(笑)」。その流れで宗崎世連も北日本勢に粘る形となり、ますます近藤に展開が向いた。
これで2連勝と勢いを手中にした。脚も頭脳も磨きがかかった充実した内容に自信を深めて準決勝10Rに挑む。