2024/04/29(月) 11:15 0 0
玉野競輪のナイター「おもちゃ王国杯&マリンホテルカップ(FII)」は5月1日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
来期はS級に復帰する地元城戸俊潔に今節は期待する。ロング砲でなく、ダッシュを活かしたカマシと捲りが持ち味だが、地元バンクの仕掛けどころは熟知。2角捲りを基本に、一気にスパートして美酒を味わう。今期は1月の小松島、小倉、松山で3場所連続のV。2月開催の前橋で落車してリズムが狂うが、前回の高知は全部バックを取り準優勝。これで、地元戦を気持ち良く迎えられるだろう。中四国の自力型は他に蒋野翔太と宮本隼輔がいて折り合いはキーポイント。特に実績のある宮本隼輔は天才肌の選手で、復活が待たれる。怪我もあったが、気持ちの問題だろう。
中部は2世選手の疋田力也に柴崎俊光がマーク策。疋田力也は、自在の脚質だが、柴崎俊光が付くとなれば、カマシも考えたい。降級後の柴崎俊光は1月開催の小倉の完全優勝しかないが、安定して決勝には乗っている。
近畿は吉堂将規が一番競走得点を持っている。1班は金山栄治以外は動ける選手で小笹隼人、中井勇介、鮫島康治が参戦。
九州は2班だが新鋭橋本宇宙が伸び盛り。前回の岐阜で嬉しい1,2班戦の初優勝を決めている。これに中村健志と西田大志がガード役。梶原大地は弟がS級特進を決めて、本人も期するものがあるだろう。
チャレンジは123期の櫻木雄太の完全優勝だ。玉野バンクは1月開催で走り完全優勝。その後、特別昇班に王手をかけたが2度失敗。余程のアクシデントがない限り、負けるレースは考えられない。九州で動ける中野真吾が競走得点が高く、番手を回れる権利を持っている。地元中原航大も櫻木雄太との直接対決までは無傷で勝ち上がりたい。