2025/12/21 (日) 18:00 38
今回は特別企画「中川誠一郎×嘉永泰斗」のほろ酔い放談。10月前橋「第34回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」でGI初制覇を遂げた後輩に「どうしても言いたいことがある」と、酒瓶を片手に立ち上がったGI3勝レーサー・中川誠一郎。年末恒例コラム「今年の〇大ニュース」を12月初旬に前倒ししてまで、いったい何を伝えたかったのか!? 行きつけの寿司屋に急きょ嘉永を招集し、初めてのサシ飲みと相成った…。【構成=塩次洋太(九州スポーツ)】
ーー今回は「KEIRINグランプリ2025」を目前に控える嘉永選手へ向けて、数々の大舞台を経験してきた中川選手がエールを送る特別編です。タイトルは「誠一郎から泰斗へーーオレのグランプリ必勝法・一発勝負」。こちらで、いかがでしょう。
中川誠一郎(以下、誠一郎) ずいぶんと仰々しいタイトルですね。そもそもオレはグランプリを取っていないし「必勝法」とか無いですから。あらかじめ、先に言っておきますよ。
ーーお2人は年齢も違うし、普段からあまり喋る印象がありません。これまで接点はあったのですか。
嘉永泰斗(以下、泰斗) S級に上がってからですね。自分が出てきたとき、誠一郎さんは赤パンでFIを走らなかったから、記念のときにお会いするぐらいでした。
誠一郎 赤パンは2020年か…。泰斗とどっかで連係したなぁ。
泰斗 自分がS級に上がったのがその年の9月で、12月の別府記念の二次予選で初めて一緒に走りました。
誠一郎 どんなレースだったっけ?
泰斗 誠一郎さんが番手から出て1着でした。「役目を果たせた〜」って、ホッとしたのを覚えています。
誠一郎 そうだ。あのときオレ、レーサーパンツを履き間違えて次走の出走控え室に行ったんだ。
泰斗 あっ!? そうでした。アップ用の紫のレーパンでした。こっちは初連係で緊張しているのに、誠一郎さんが突然まったく違う色のパンツで現れたものだから焦りました(笑)。
誠一郎 慌てて履き替えに戻ったよ。S班はきつかったし、赤パンで走る最後の開催だったから、もう脱ぎたくて仕方なかったんだろうな。そんな深層心理だったと思う。新品の赤パン…まだ家にいっぱいあるよ。
ーーちなみに、嘉永選手は中川選手が初めてGIを制した静岡日本選手権(2016年5月)のことは覚えていますか。
泰斗 高校を卒業して、アマチュアのときでした。もうシンプルに憧れのまなざしですよね。まだ選手になっていなかったから現実的じゃなかったです。その代わり(2本目の)別府の全日本選抜(2019年2月)は鮮明に覚えています。
ーー中川選手が単騎でカマして押し切ったレースですね。
泰斗 あれはインパクトがありました。「あ、ここで駆けちゃうんだ…しかも押し切っちゃうのか」って。自分だと内に降りてキメていたかもしれません。あれ、何で駆けたんですか?
誠一郎 併走して浮くぐらいなら一発盛り上げてやろうかって、にぎやかし。盛り上がるでしょ。そうしたらバックでは冷静でいいペースだったから「アレっ? これ、あるな」って。
ーー吉澤純平選手が猛烈に迫っていました。
誠一郎 吉澤はタイトルを取っていないから、勝負どころでは緊張して脚が三角になるだろうと読んでいました。だから敵は、後ろにいた実績上位の(佐藤)慎太郎さんや武田(豊樹)さんと思っていましたが、吉澤のワンクッションがあって耐えられたんです。
泰斗 自分はデビューしてまだ半年ぐらいでした。同期の(松井)宏佑さんらが特昇していましたがS級はまだ遠くて。あれだけ強くないと上では勝てないと痛感しました。そのあと、誘導員早期追い抜きで失格(同年6月大垣)もあったりして、迷っていた時期でした。
ーー嘉永選手のグレード戦線を振り返りながら、軌跡をたどります。2020年9月に特別昇級し、初のビッグ出場は松阪ウィナーズカップ(2021年3月)。成績は8、7、8着でした。
泰斗 3日目でお帰り(強制帰郷)でした。あわや、スリーナインぐらいの勢いで。あのころはただ走っているだけ、って感じでS級ではまったく通用しなかったです。
誠一郎 いやいや、ワッキー(脇本雄太)だって最初のころはお帰りしていたんだから、誰もが最初に通る道だよ。
泰斗 あの松阪で初めて荒井(崇博)さんに怒られたんですよ。
誠一郎 え、何それ(笑)?
泰斗 二次予選で自分、(中本)匠栄さん、荒井さんの並びだったんです。予定では2車の森田(優弥)を出して先行するつもりだったけど、森田のローリングにハマってしまって。ムリヤリ仕掛けたけど、ダメでした。レース後に「オレが3番手を付いてる意味わかる? ローリングしたときに内から行くなりやり方があっただろう」って。
誠一郎 そうか。そのころは荒井さんがまだヒザ痛とかで悩んでいて、謎の復活を果たす前。辞める、辞めるって言っていたころだ。まあ、あの儀式は洗礼みたいなもんだから(笑)。
泰斗 周りの先輩からも「誰もが通る道だから」って(笑)。あ、笑っちゃだめか。
ーーやがて月日が流れ、荒井選手の元を訪れて本格的なウエイトトレーニングを学んだのですよね。
泰斗 ちょっと空いて、翌年の和歌山記念(2022年1月)で相談してからです。おかげで練習への取り組み方も変わりました。色々と学びましたし、もう感謝しかないです。
誠一郎 荒井さんも、そのころからGI戦線に復帰してまた強くなったけん、いい刺激になっていたと思うよ。
ーー取手全日本選抜競輪(同年2月)ではGI初出場ながら準決進出。そのころ、中川選手は嘉永選手をどう見ていましたか。
誠一郎 勝つときはバーンと行くけど、負けるときはあっさり、みたいなイメージ。実際に、取手は連勝で準決まで行きましたよね。
泰斗 そんな感じでした。確かに安定感は無かったです。
誠一郎 ちなみに、その取手ってオレも出ていて、初日に飛んだあと3連勝して「なんで初日に飛んだ奴が特別優秀で1着を取るんだ」とか「火事場泥棒」とか言われたんだよ(笑)。
ーー別府のあと、連係はあったのですか。
誠一郎 いわき平のダービー(同年5月)で一緒でした。二次予選で泰斗は1着を取ったけど、オレは古性(優作)のあおりで飯野(祐太)が内に降ってきてハグれたんです。
ーーあのときSNSでは「中川、失踪」、「中川、瞬間移動」など反響が大きかったです。
誠一郎 若人あきらとか引田天功じゃないんですから(笑)。飯野が降ってくるって長い人生のなかでも、そうあるもんじゃないですよ。
ーーそのころ、中川選手は「いずれ泰斗の時代がくる。主力を脅かすレースをGIの準決でやったことにはインパクトがあった」とコラムで予見していました。
泰斗 自分が初めてダービーに出たときです。準決は荒井さんの前で駆けて、荒井さんが決勝に乗ったんですよ。
誠一郎 あったなぁ…。それもまた、洗礼(笑)。
ーー翌年(2023年)に別府ウィナーズカップ、青森共同通信社杯とGIIで2回決勝に乗りました。
泰斗 あの辺りまでは順調でしたが、競輪祭(同年11月、小倉)の落車からガタっと崩れたんです。体や気持ちにまったく余裕が無くなり、わけがわからなくなった。
ーー記念の優勝こそありましたが、今年の共同通信社杯(9月、福井)まで大きなヒットはありませんでした。
泰斗 結局、それまでは勢いだけで走っていたんだなって…。そのころの思いが強かったから、寬仁親王牌を勝ったときに「長かった…」って言葉が口を突いたんです。
ーー優勝インタビューでの「ここまで長かったですね…」とのコメントですね。当コラムで中川選手が激高していました。
泰斗 読みましたよ、それ。誠一郎さんが言うなら早かったのかな(笑)。でも、自分の中じゃ、ここまで色んな迷い道があったから、余計に長く感じたんです。
ーー中川選手は嘉永選手がそんな葛藤を抱えていることに気付いていましたか。
誠一郎 はい。泰斗は困ったとき、真剣に相談に来てくれるんです。最近だと(5月)青森の全プロのときかな。
泰斗 ですね。なかなかGIで結果が出ないってところから始まって、上で戦うためにはこの先どうすればいいのかって話をよく聞いてもらいました。
誠一郎 あのとき「もう、28歳なんです」って言っていたよね。だから、まだぜんぜん焦る年齢じゃないよ、とか言ったと思う。だってGIって1年に6回あるんだから。10年で60回チャンスがあると思えば、ドッシリしていればいいんだって。そのあとすぐに取っちゃったけど(笑)。
ーーまさか、5か月後とは。
誠一郎 勢い的に決勝ぐらいは乗るとは思ったけど、さすがに今年取るとは思わなかった。しかも一発ツモとは。
泰斗 自分もそうです(笑)。今年はサマーナイトフェスティバル(7月、玉野)まで状態が良くなくて、オールスター競輪(8月、函館)からやっと体と自転車がマッチしてきたんです。まさか、こんなに早く結果がでるとは。
誠一郎 いいころに戻っていたもんね。
ーーそれは、自転車のフォームなど専門的な視点で感じたのですか。
誠一郎 レースの動きです。泰斗のいいときってホーム前からガツンと行く。悪いときならちゅうちょするところを、最近は気持ちよく駆けて押し切っていたんですよ。
泰斗 まだまだ納得できていなくて、自転車は常にいじっています。いいときを覚えているから体を寄せていこうとして、覚えている感覚に近づけよう、近づけようとするんです。
ーーセッティングの際、寸法などを具体的にメモしたりするのですか。
泰斗 一応、します。だから戻そうと思えばすぐに戻せるけど、もっともっと良くしたいので。一番、感覚が良かったのはGIに出だしたころですから、理想はまだまだです。
ーー中川選手はあまりセッティングにこだわらないタイプに見えます。
誠一郎 基本的なものはあるけど微調整程度。選手って開催中に触る人と触らない人って極端に分かれるんですよ。オレはあまり触らない側。
泰斗 いじらなくていいなら、いりじたくないですよ。100%の状態で競輪場に入るのが理想だけど、もっと良くしようと思ってしまう。眞杉(匠)は逆で「開催中、感覚が研ぎ澄まされているときの方がいいから」と、ずっといじっているんです。
誠一郎 戦法で分かれるのかな。感覚や乗り心地を大事にする自在タイプの方が触っている気がする。ワッキー(脇本雄太)が競輪場で触っているところなんかほとんど見ないし。
泰斗 自在タイプっていうと、古性(優作)さんはいじっていますね。
誠一郎 ああ、古性は触る。(清水)裕友や(郡司)浩平もそうかな。松浦(悠士)はホントに調子が悪いときだけ。この間の佐世保記念がそうだった。
泰斗 自分もこれが正解ってセッティングで行きたいですけど…もう、性格なんでしょう。
誠一郎 いじりたい人はどうしてもいじる。これはしょうがない。ウチの同期にもいるんだ。泰斗はわからんと思うけど(岡田)征陽とか。
泰斗 さすがに岡田さんは自分でもわかりますよ。
誠一郎 同期の間では“イジリー・岡田”って呼ばれてた。何かあれば、ず〜っといじっているから。
泰斗 さすがにそのネタは、わかんないっす(笑)。
ーー話を戻して、寬仁親王牌の話をうかがいます。中川選手は決勝戦について「あの先手の3番手にいられる状況になった時点で泰斗は“持っている”。普段、あの位置にはいられないものだから」と話していましたが。
誠一郎 言葉を変えると、泰斗が今までやってきたレースがあるからあの位置にいられた、ってことです。あのとき「やれるかも」って雰囲気は本当に無かったの?
泰斗 連日、出し切ってというわけじゃなく、しのいだ感じの方が強かったから決勝まで勝ち上がれるとは…。ただ、さっき誠一郎さんが冷静だったと言っていましたが、自分も冷静っちゃ冷静でした。だけど単騎だし一発で取れるような簡単な世界じゃないとも思っていたので。
ーー優勝を確信したのはどのあたりで。
泰斗 本当にギリギリまでわからなかったです。恩田(淳平)さんを乗り越えたところで、もしかしたらワンチャンあるかなってぐらい。400バンクだったら直線で行かれていたかもしれません。
ーー中川選手は打鐘すぎに確信したと言っていましたね。
誠一郎 最後、ヨシタク(吉田拓矢)はもう持っていく足が残っていないし、あのときの古性では交せないと思った。だから古性は内へ行ったんじゃないですか。そうしたら淳平とからんだ。地元の意地とS級S班の意地がからみあったことも、展開として向いたんでしょう。
泰斗 逃げたのがヨシタクさんじゃなくて眞杉だったら危なかった。アイツ、余裕が無くても持ってくるじゃないですか(笑)。
誠一郎 あ〜、わかる。眞杉は浅井(康太)っぽいもんなあ。タテ、ヨコに存分に動けるから力技を使ってくるタイプ(笑)。とにかく、泰斗がしのいでくれて良かったよ。
ーーかくして「熊本のプリンス」の系譜が完成し、嘉永選手へ受け継がれました。中川選手も納得の禅譲ですね。
誠一郎 横田(努)さん、合志(正臣)さん、(松岡)貴久、オレ、泰斗ですね。貴久は3,4カ月の短命政権だったけど。
泰斗 えっ、貴久さんが入っているんですか!?
誠一郎 そうなんよ、オレがもたもたしている間に一瞬だけ抜かれた。アイツが先にGI決勝に乗ったから。ただ、貴久は出てくるのも早かったし落ちるのも早かった。いわゆる早熟系。
泰斗 早熟…(笑)。
誠一郎 貴久は予言していたんだ。先々月のコラムでも話した「熊本10年周期」の話。貴久は「次にGIを取るのはオレですね!」って息巻いていたけど、実は泰斗だった(笑)。
泰斗 その予言、自分にもありました。福井の共同通信社杯で決勝に乗ったあと、貴久さんからLINEが来ていて「そろそろタイトル取れるぞ」って書いてあったんです。そうしたら翌月に本当に取れた。あれには驚きました。
誠一郎 貴久っていつも自分のことは当たらないのに、他人のことは当たる(笑)。だけど、選手として泰斗の勢い的に“ある”と感じたんじゃないかな。オレもそう思っていたし。
泰斗 なぜ、そう思ってくれたのかはわからないですけど、そのあと貴久さんに会ったら、鼻高々に「なあ、言ったろ?」って超絶なドヤ顔をされました(笑)。
ーーさあ、グランプリです。S級S班は来年は9人中5人がメンバーチェンジと、様変わりしますね。
誠一郎 グランプリって誰が勝ってもおかしくないでしょう。1年間かけて9人しか出られないんだから。
泰斗 誰が勝っても……か。たしかに9分の1ですからね。
誠一郎 だから、泰斗にもチャンスはあるんだって。
ーー経験者としてアドバイスはありますか。
誠一郎 何だろう…。まあ、開催中の過ごし方とかでしょうね。ただ、以前は前検日に集合だったけど、最近は初日入りになったみたいだから、まだストレスは軽いかも。
泰斗 前は前検日入りだったんですか?
誠一郎 そう。メッチャ長かった。ヒマすぎて体がなまっちゃう。共同インタビューとか、夜の指定練習とかだけこなして、あとはプラプラ。
ーー嘉永選手はグランプリシリーズには出たことがあるのですか?
泰斗 立川であります。決勝に乗ったんですけど、レースはグランプリの直前なんです。走るころにはスタンドが超満員で、今まで経験したことのない独特な雰囲気にゾクっとした覚えがあります。
誠一郎 GIの決勝だとお祭り的な空気があるけど、グランプリって一瞬の静寂があったりして何か厳かな雰囲気になる。あれは独特。あと、周回を間違えちゃダメだよ。
泰斗 2周多いんですよね。
誠一郎 7周。2周多い分、最初は静かに時間が進むんだ。で、青板ぐらいから一気にグワーって盛り上がる。あの緊張感はぜひ味わってほしいな。さすがにまだ本番へ向けてのイメージはわかないか。
泰斗 ですね。全員の並びが決まって、段々と気持ちも高まっていくと思います。
誠一郎 泰斗は単騎か…。
泰斗 荒井さんが競輪祭で勝てば一緒に走れたんですけどね…。今回は1人で頑張ります。
ーー近畿の4選手と阿部拓真選手の動向がまだわかりません。
泰斗 単騎で挑む側からすると、2分戦より3分戦になった方がまだ戦いやすいかもしれません。何て言えばいいのかな…。チャンスが生まれるというか。
誠一郎 あぁ、動きがあるからね。もし近畿がまとまって、阿部君が浩平と並べば(関東を含めて)3分戦になるか。
泰斗 近畿が並ぶかどうかもわからないですし… どうなるんですかねぇ。
誠一郎 最後にひとつだけアドバイスがあった。平塚には熊本勢は誰がいるの?
泰斗 自分に匠栄さん、(兼本)将太さん、曽我(圭佑)さんです。
誠一郎 おおっ、なら良かった。グランプリって本番までが長いから現地で過ごす時間が大事。だから、身近な人がそばにいるとバタバタしないし気兼ねなく過ごせるからいいんだよ。
泰斗 匠栄さんと将太さんは同じ練習グループですし、曽我さんは同期。そこは恵まれています。
誠一郎 オレのときなんか貴久、松川(高大)に西川(親幸)さんだよ。え、何でこのメンバーって。騒がしいし、先輩に気を遣わなきゃいけないしで、ぜんぜんリラックスできなかった(笑)。泰斗はとにかく、楽しんで!
泰斗 はいっ! ありがとうございます。皆さんが見ていてくれますし、後悔しないよう頑張ってきます。
誠一郎 優勝したら寬仁親王牌とダブル祝勝会だ。そのときは荒井さんや昌己たちと九州の珍芸「トレイン・トレイン」で大いに盛り上げるよ。
泰斗 それ、想像しただけでヤバいっす(笑)。
【大募集】
中川誠一郎選手が、読者の皆さんのお悩みを解決します!「仕事がうまくいかない」「お酒がやめられない」「オフの日の過ごし方は?」……など皆さんからのお悩み&質問を中川誠一郎選手へお届けします!
中川誠一郎
Seiichiro Nakagawa
中川誠一郎(ナカガワセイイチロウ)。熊本県熊本市出身。日本競輪学校第85期卒業。日本競輪選手会熊本支部所属。師匠は従兄の瀬口慶一郎。 実妹の中川諒子は女子競輪選手、義弟の吉成晃一も競輪選手。2000年8月15日、ホームバンクの熊本競輪場でデビューし1着。後2日間も勝利し、デビュー場所で完全優勝。2016年日本選手権競輪(静岡)、2019年読売新聞社杯全日本選抜競輪(別府)、高松宮記念杯競輪(岸和田)を優勝している。好きな食べ物は寿司。
