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トップトレーナーの”競輪愛”予想

【寛仁親王牌予想】見え見えの戦法でなくとも大丈夫!車券は“本命4点勝負”でプレッシャーを楽しむ

アプリ限定 2024/10/19 (土) 21:00 46

競輪歴40年、競輪を愛してやまない矢作芳人調教師が弥彦競輪「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」決勝を大予想!グランプリの出場権利を懸けた熱きバトルを制するのは果たして誰になるのか。過熱する賞金ランキングに順位変動はあるのか。クライマックス前の重大な一戦は10月20日(日)16時30分発走予定。

雨の中で激闘が繰り広げられた弥彦・寛仁親王牌(写真提供:チャリ・ロト)

思うようにいかないからこそ面白い

 忙しいという言葉があまり好きではない。ここ数ヶ月はとにかく国内、海外を問わず飛び回って仕事している。確かに周囲から見れば忙しいのだろうが「時間は作るもの」。世界中どこにいても仕事が終わったら競輪のチェックを(車券購入も)欠かしてはいない。

 選手の特徴も競輪場の傾向もイヤと言うほど頭に叩き込んでいる。それでも仕事である馬は思うように走ってくれないし、趣味である車券は当たらない。でも、いやだからこそ競馬も競輪もファンを惹きつけてやまないし、面白いのだと思う。

穴党には厳しい決勝戦に

 本題に入ろう、寛仁親王牌決勝戦。穴党を自負する自分としては厳しい決勝戦になってしまった。勝ち上がって来た9選手は誰もが好調である。そしてグランプリを目指して大多数が1発を狙っている。しかし近畿3車のラインは鉄壁の布陣を誇る。特に今回のワッキー(脇本)は手が付けられないし、古性の安定感も飛び抜けている。

準決勝1着で決勝に乗り込んだ脇本雄太(写真提供:チャリ・ロト)

 近畿勢の先頭を務める寺崎ももう駆けるだけの選手では無い。彼の性格上捲りに構える可能性もゼロではないし、展開のアヤで誰かがワッキーに飛び付くかも知れない。それでもワッキーは勝手に外を捲ってしまうだろう。前を取って寺崎が突っ張り先行→番手捲りという見え見えの戦法でなくとも大丈夫だと考える。

近畿ラインの先頭を務める寺崎浩平(写真提供:チャリ・ロト)

プレッシャーを楽しもう

 矢作の穴予想を楽しみにしているごく一部の皆さんごめんなさい。今回ばかりはつまらない予想になってしまう。

 ◎脇本○古性△郡司△渡部✕佐々木

 車券はオッズとにらめっこしながら5→1→2478の4点を大勝負する。普段しないような本命勝負となるとコントレイルの菊花賞前のような重い重いプレッシャーがかかるが、今日に関しては強い2人を信じてみる。プレッシャーもまた楽し!である。

矢作芳人

最終の買い目(3連単)

本命4点勝負 ⑤→①→②④⑦⑧

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矢作芳人

Yahagi Yoshito

東京都出身。栗東で開業するJRA調教師。父は大井競馬の矢作和人元調教師。東大合格者数日本一の開成中学・高校に入学するも、大学には進学せず競馬界を志す。オーストラリアでの修業の後、JRA競馬学校厩務員課程に入学。厩務員、調教助手を経て、2004年に超難関の調教師試験に合格。翌年厩舎開業。これまで日本ダービー2勝(ディープブリランテ、コントレイル)、米ブリーダーズカップ2勝(ラヴズオンリーユー、マルシュロレーヌ)、優勝賞金13億6000万円のサウジカップ(パンサラッサ)など国内外のGlを多数勝利。2022年は59勝で通算5度目のリーディングトレーナーに輝いた。日本・世界を代表するトップトレーナーにして、年間365日のうち360日は車券を買うという、底知れぬ競輪愛の持ち主。

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