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【未来の競輪スター候補】野球で全国制覇、3ヶ月の練習で養成所合格…高木萌那候補生 叔母はあの競輪キャスター

2023/06/06 (火) 18:00 57

5月26日に日本競輪選手養成所の入所式が行われた。今年入所した125期・126期生の中から、高木萌那(たかき・もな)候補生を紹介する(取材構成・netkeirin編集部)。

父・和仁選手が自宅の練習小屋で「ひたむきに努力している姿がかっこいいと思っていた」という高木萌那選手(photo by Kenji Onose)

 競輪一家に生まれた高木候補生の父は高木和仁(福岡・76期)。祖父は工藤元司郎で、叔母は競輪キャスターで有名な工藤わこだ。小学校から高校までと、長く野球人生を歩んできた高木候補生だが、野球を始める前はゴルフをやっていたという。

「小学4年生の頃、クラスで野球が流行ったんです。ゴルフ場の近くに野球場もあったので、体験に行ってみたら面白くて。そこから野球を始めました」

 思わぬ転向からしばらくは様々なポジションを経験し、中学からキャッチャーに。高校2年のとき、神戸弘陵学園高校野球部で全国1位に輝いた(2021年高校選手権)。

 高校卒業後すぐの養成所入所を目指し、およそ3ヶ月の練習で適性試験に合格した。

「進路を決める時期に、プロスポーツ選手になりたいと思って。じゃあどのスポーツをしようかと考えたとき、競輪だったら父もおじいさんもおばさんも詳しいから、この道なら先に迷わず突き進むだけだなと思って。それに父も、かっこよかったのでやってみたいなと」

 そんな高木候補生の憧れは小林優香選手。

「練習グループに小林優香さんがいるんです。まずは小林選手を抜くこと。夢は小林選手と一緒にグランプリを走って1着・2着を獲ることです」

 父、祖父そして叔母が関わる競輪の世界で、高木候補生はどんな物語を紡ぐのか。

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