競輪は多くの専門用語が飛び交う特殊なスポーツです。たびたび耳にする「ライン」「捲り」「ズブズブ」といった競輪用語、「メイチ」「ハコサン」など聞いたことはあるけどそのままにしていた競輪用語。競輪を楽しむ上で押さえておきたい競輪用語をあいうえお順で一覧形式で解説していきます。
青板(あおばん)
ラスト3周を示す用語。
赤旗(あかはた)
失格あるいは失格の疑いがある行為に対して掲げられる赤色の旗。
赤板(あかばん)
ラスト2周を示す用語。
上がりタイム(あがりたいむ)
ラスト半周(バックストレッチラインからゴールまで)のタイム。
朝日新聞社杯競輪祭(あさひしんぶんしゃはいけいりんさい)
競輪発祥記念のG1レース。開催は小倉競輪場に固定されている。G3の成績に基づいて出場選手が決定する。
脚見せ(あしみせ)
選手・ライン構成・並びなどの紹介を兼ねた練習走行。出走する選手がレース直前にバンクを走行すること。
脚を使う(あしをつかう)
勝負所の前に(位置取り等で)体力を消耗すること。レース終盤に余力が残らない状態。
頭(あたま)
1着を示す用語。
頭鉄板(あたまてっぱん)
ある選手のみが圧倒的に強く、1着確実と予想できるレースのこと。その選手を軸にオッズが低くなる。
あっせん(あっせん)
各開催の各レースにどの選手が出場するか割り振ること。選手の登録府県や脚質などを参考にJKA(日本競輪競技会)が決定する。
荒れる(あれる)
人気通りに決着せず、高配当になるレースのこと。
アンコ(あんこ)
3車並走時の真ん中の選手を示す用語。両側に選手がいる状態になるため、左右に動くことができない。
脚(あし)
選手の推進力(自転車を漕ぐ力)あるいは脚質(戦法)のこと。
イエロー・ライン(いえろー・らいん)
内圏線の外側3mにひかれた黄線のこと。先頭を走行する選手が意図的にこの線を外側へまたぐと失格となる。
一杯(いっぱい)
脚力が底をつくこと。体力の限界を迎え、余力の残っていない状態。
違反(いはん)
競技規則に反する行為のこと。斜行や押圧などが挙げられる。違反行為には違反点が課せられ、累積点数により「あっせん停止」などの処置を受ける場合も。
インが開く(いんがあく)
外帯線内側に位置する選手が外側に走行すること。後ろの選手は内側から追い抜くことが可能。
イン詰まり(いんづまり)
周囲がふさがれて、前方にも側方にも走れなくなること。身動きができない状態を指す。
イン粘り(いんねばり)
前方に位置取りし、目標にしたい先行選手を待ち、その選手の番手・3番手を競り合いで奪う戦法のこと。
イン待ち(いんまち)
後方から上昇してくるラインに競りこむ目的で、追い込み選手が先頭を走行すること。
インを斬る(いんをきる)
後方の選手が先頭ラインの前方をふさぎ、動きを封じる戦法。
インを締める(いんをしめる)
内圏線と外帯線の間を走行し、後続の選手に内側から抜かれないようにすること。
1センター(いちせんたー)
1コーナーと2コーナーの間の曲線部分。競輪場によっては、その地点に1Cと書かれている。
ウィナーズカップ(うぃなーずかっぷ)
2016年度創設のG2レース。1着回数の多い選手が出場する。
内側追い抜き(うちがわおいぬき)
前を走る選手を内側から抜くこと。(前の選手が外帯線の内側を走行していた場合は失格に該当)
内競り(うちせり)
目標にしたい選手の後ろ位置を奪うために内側から競ること。
内を塞ぐ(うちをふさぐ)
外帯線の外側を走行していた選手が内側に戻ること。後続選手は内側から抜くことができない。
ウマ(うま)
先行選手を指す俗称。
裏目(うらめ)
狙い目の1着2着と競争結果が逆になること(2車単1-2と予想した際に競争結果は2-1)。裏車券という人も。
ウマい車券(うまいしゃけん)
netkeirinの予想コンテンツ。さまざまな予想家が独自の情報をもとに買い目を提供している。
A1/A級1班(えいいち/えいきゅういっぱん)
選手は級班でランクを分けられている(強さはS級S班・S級1班・S級2班・A級1班・A級2班・A級3班の順)。A級1班の選手はF1・F2のレースに出場する。
A3/A級3班(えいさん/えいきゅうさんぱん)
選手は級班でランクを分けられている(強さはS級S班・S級1班・S級2班・A級1班・A級2班・A級3班の順)。A級3班の選手はF2のチャレンジレースに出場する。
A2/A級2班(えいに/えいきゅうにはん)
選手は級班でランクを分けられている(強さはS級S班・S級1班・S級2班・A級1班・A級2班・A級3班の順)。A級2班の選手はF1・F2のレースに出場する。
S1/S級1班(えすいち/えすきゅういっぱん)
選手は級班でランクを分けられている(強さはS級S班・S級1班・S級2班・A級1班・A級2班・A級3班の順)。S級1班の選手はGP(KEIRINグランプリ)・G1・G2・G3・F1のレースに出場する。
SS/S級S班(えすえす/えすきゅうえすはん)
最上ランクに位置する所属級班。約3200名の選手のうち、わずか9名しか所属できない。KEIRINグランプリ出場選手、賞金ランキング上位選手で構成される。
S級2班/S2(えすきゅうにはん/えすに)
選手は級班でランクを分けられている(強さはS級S班・S級1班・S級2班・A級1班・A級2班・A級3班の順)。S級2班の選手はGP(KEIRINグランプリ)・G1・G2・G3・F1のレースに出場する。
Sを取る(えすをとる)
スタートまもなく先頭誘導員のすぐ後ろのポジションを取ること。
F2(えふつー)
レースのグレードのひとつ。各レースはGP・G1・G2・G3・F1・F2の順で格付けされている。F2のレースにはA級1班~3班の選手が出場する。
F1(えふわん)
レースのグレードのひとつ。各レースはGP・G1・G2・G3・F1・F2の順で格付けされている。F1のレースにはS級選手とA級選手が出場する。
遠征(えんせい)
選手の所属するホームバンクから遠方で開催されるレースに出場すること。
遠征ライン(えんせいらいん)
レースが行われる競輪場に遠征している選手同士で構成されるラインのこと。基本的には同地域でラインを組むが、遠征ラインは離れた地域の選手同士の連携を見ることができる。
A上がり(えーあがり)
A級からS級へ昇級した選手を示す用語。
S(えす)
スタートまもなく先頭誘導員のすぐ後ろのポジションを取った選手にカウントされる。Sはスタンディングの略称。
S落ち(えすおち)
S級からA級に降級した選手を示す用語。S下がりは同意語。
S回数(えすかいすう)
スタートまもなく先頭誘導員のすぐ後ろのポジションを取るとカウントされる。出走表で確認でき、スタート時の展開を予想する材料になる。
追い上げマーク(おいあげまーく)
レース序盤から中盤まではポジションを奪うための競りを行わず、レース中盤から終盤にかけてのスパートのタイミングで追い上げて競りを仕掛けること。
追込/追い込み(おいこみ)
先行選手の後ろで周回を重ねて脚をためておき、最終直線で一気に追い抜く戦法・脚質のこと。
追捲(おいまくり)
追込だけでなく、捲り(まくり)もできる選手の脚質のこと。
押圧(おうあつ)
違反行為の一種。走行中、他の選手に衝撃を加えたり、圧迫したりするなどして、内側へと追いやる行為を指す。
大穴(おおあな)
人気が薄い選手が1着を取るなど、予想外の結果となり、高配当になること。
大ギヤ/大ギア(おおぎや/おおぎあ)
ギヤ倍数の値が大きいこと。
オールスター競輪(おーるすたーけいりん)
G1レースのひとつ。ファン投票により出場選手が決まる。開催日程も他のG1レースと異なり、オールスター競輪のみ5日制で実施される。
抑え先行(おさえせんこう)
後方から前方に上昇していき、他のラインの先行選手の前をふさぎ先行すること。ゴールまでの距離や余力などから自分のタイミングでスパートを駆けていく作戦。
抑える(おさえる)
後方から先頭選手の前まで上昇し、外側から自転車を寄せて身動きできないようにふさぐこと。
押上げ(おしあげ)
違反行為の一種。走行中、他の選手を外側に押し上げること。
オッズ(おっず)
配当倍率を示す用語
オリオン賞(おりおんしょう)
G1レースのオールスター競輪で行われるレースのこと。ファン投票結果10位~18位の選手が出場する。
オリジナルユニフォーム(おりじなるゆにふぉーむ)
S級S班の選手のみ着用できるユニフォーム。
お帰り(おかえり)
レース開催中に選手が途中欠場すること。
押し出し先行(おしだしせんこう)
選手の思惑に反して、レースの流れによって先行する状態になること。成り行き先行は同意語。
お寺行き(おてらいき)
選手は失格などにより事故点をためてしまうと日本競輪学校やサイクルスポーツセンターで行われる特別指導訓練を受けることになる。違反の度合いによって悪質な走行とみなされると、お寺での修業が選手に課せられる。
ガールズグランプリ(がーるずぐらんぷり)
ガールズケイリンの成績上位選手による最高峰の女王決定戦。KEIRINグランプリシリーズにて開催される特別レースで、勝ち上がり方式ではなく一本勝負。
ガールズケイリン(がーるずけいりん)
女子選手による競輪競争の名称。男子選手と異なり、カーボン製自転車が使用されている。
ガールズケイリンコレクション(がーるずけいりんこれくしょん)
ガールズケイリンの成績上位選手による特別レースのこと。グレードレースの開催にあわせて実施される。勝ち上がり方式ではなく一本勝負。オールスター競輪でのガールズコレクションはファン投票の結果でレースが組まれる。
外帯線(がいたいせん)
バンク内側にひかれた2本の白線のうち、外側にひかれている線を指す。選手は外帯線の内側を走行している選手のさらに内側を追い抜くことはできない。
概定番組(がいていばんぐみ)
トーナメント方式と勝ち上がり条件、対戦選手の組み合わせ等を定めたもの。
顔見せ(かおみせ)
選手・ライン構成・並びなどの紹介を兼ねた練習走行。出走する選手がレース直前にバンクを走行すること。
かかる/かかり(かかる/かかり)
加速すること。スピードに乗っている状態。
角(かど)
コーナーのこと。
拡大2連勝複式(かくだいにれんしょうふくしき)
3着以内に入る2車を選択する車券のこと。着順予想が不要のため、的中確率が高い(9車立てレースでは3/36)。愛称はワイド。
賭式(かけしき)
車券の種類、賭け方のこと。的中確率や配当が異なる7種類の賭式(3連単・3連複・2車単・2車複・2枠単・2枠複・ワイド)が展開されている。
勝ち上がり(かちあがり)
レースの着順に則り、概定番組に従って翌日のレースに進出すること。基本的に準決勝に進出する際に用いられる。
滑入(かつにゅう)
ゴールする前に落車するも(選手と自転車は落車前の勢いによってに滑り)そのまま惰性でゴールすること。
カマシ(かまし)
先行選手の奇襲作戦。自分以外の先行選手がスピードを上げないうちに、瞬発的に加速してゴールを狙う戦法のこと。
交わし(かわし)
前の選手を追い抜くこと。
交わしの交わし(かわしのかわし)
マークしていた先行選手を追い抜いた選手をさらに後ろの選手が追い抜いて1着になること。
完全優勝(かんぜんゆうしょう)
初日から最終日までの全日程で1着になり、優勝すること。
カント(かんと)
バンクの傾斜のこと。
敢闘門(かんとうもん)
レースに出場する選手が入場する門。
関東ライン(かんとうらいん)
関東地域の選手で形成するラインのこと。競輪における関東地域は独特の分類がされており、群馬・栃木・茨城・埼玉・東京・新潟・長野・山梨の1都7県が該当する。
期(き)
日本競輪選手養成所の卒業期のこと。
なお、競輪における期とは1月~6月を前期、7月~12月を後期としており、1年を2期に分けている。
期変わり(きがわり)
1月と7月。前期後期の変わった直後のこと。
機関車(きかんしゃ)
先行選手を指す俗称。
記念競輪(きねんけいりん)
各競輪場の開設を記念して実施されるレース。グレードはG3でS級選手が出場する。
期末(きまつ)
6月と12月。期の終わる月を指す。
決まり手(きまりて)
1着2着の選手が最終的にどの戦法でゴールしたのかを表す用語。決まり手は、逃げ・まくり・差し・マークの4種類。
脚質(きゃくしつ)
選手の戦法のこと。競走スタイルを表すもの。逃げ・まくり・両(自在)・追込などに区分される。
ギヤ倍数(ぎやばいすう)
自転車の前方にある大ギヤの歯数を後方の小ギヤの歯数で割った値。
ギヤ変更(ぎやへんこう)
ギヤ倍数を変更すること。
競技規則(きょうぎきそく)
競走ルール。違反行為は競技規則に則り審議されている。
強制入れ替え(きょうせいいれかえ)
S級の下位選手とA級1班・2班の上位選手が入れ替えられる制度のこと。同様にA級1班・2班の下位選手とA級3班の上位選手も入れ替えられる。これは毎期行われている。
競走得点(きょうそうとくてん)
選手の強さを表す得点。決勝・選抜・一般といった出場レースの着順により付与される。
共同通信社杯(きょうどうつうしんはい)
毎年9月に行われるG2レース。シードレースを設けず、自動番組編成で実施されるのが特徴。
切替え(きりかえ)
1着が見込めないなど、レース状況を不利と判断した場合に、選手が自分のラインを離脱し、他のラインについていくこと。
切れる(きれる)
ラインで連携している選手同士が離れ、距離が空いてしまうこと。
北日本ライン(きたにほんらいん)
北日本地域の選手で形成するラインのこと。北海道・青森・岩手・秋田・山形・宮城・福島の1道6県が該当する。
機動力(きどうりょく)
先行やまくりといった、自分で仕掛ける力のこと。
脚力(きゃくりょく)
選手の推進力(自転車を漕ぐ力)あるいは脚質(戦法)のこと。脚は同意語。
九州ライン(きゅうしゅうらいん)
九州地域の選手で形成するラインのこと。福岡・大分・佐賀・長崎・熊本・宮崎・鹿児島・沖縄の8県が該当する。
競走不成立(きょうそうふせいりつ)
選手全員が落車棄権、失格になったとき、ゴールに到達する選手が不在となり競走不成立になる。それ以外にも審判員が何らかの事情でレースを停止する場合もある。車券は全額返金の対応が取られる。
近畿ライン(きんきらいん)
近畿地域の選手で形成するラインのこと。大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山・福井の2府5県が該当する。
グランドスラム(ぐらんどすらむ)
6種のG1レースにおいて優勝すること。
2025年時点でこの偉業を成し遂げたグランドスラマーは、井上茂徳(佐賀・41期)・滝澤正光(千葉・43期)・神山雄一郎(栃木・61期)・新田祐大(福島・90期)・脇本雄太(福井・94期)の5名。
グランプリスラム(ぐらんぷりすらむ)
6種のG1レース+グランプリにおいて優勝を達成すること。過去にこの偉業を成し遂げたグランプリスラマーは脇本雄太(福井・94期)、ガールズケイリンでは佐藤水菜(神奈川・114期)。
▼合わせてこちらも参照
グランプリユニフォーム(ぐらんぷりゆにふぉーむ)
KEIRINグランプリに出場した9名の選手のみ着用できる特別ユニフォームのこと。
グランプリレーサー(ぐらんぷりれーさー)
前年のKEIRINグランプリに出場した9名の選手の呼び名。S級S班に所属する。
▼合わせてこちらも参照
競輪祭(けいりんさい)
朝日新聞社杯競輪祭の略称。
競輪選手養成所(けいりんせんしゅようせいじょ)
日本競輪選手養成所のこと。競輪選手としてデビューする前に約1年間、全寮制の研修施設(静岡県伊豆市)で競輪選手になるための技能と知識、心構えを習得する。競輪選手としてデビューするために避けては通れない場所。通称は日本競輪学校。
欠車(けっしゃ)
途中欠場等で選手が出場しない状態のこと。レースの予定車立て未満の人数になること。
欠場(けつじょう)
出走予定選手が出走不可になること。体調などが理由に挙げられる。
決勝線(けっしょうせん)
ゴールラインのこと。
検車(けんしゃ)
車体検査のこと。レース前日に行われるのは前検。検車に合格しなければ出場はできない。
牽制(けんせい)
①スタート時に相手の出方を警戒して前に出ないこと。
②走行中、後方からの仕掛けをブロックすること。
KEIRINグランプリ(けいりんぐらんぷり)
年末に開催される競輪界の最高峰のレース。各G1レースの優勝者と獲得賞金上位選手が9名出場する。1年を締めくくるレースであり、その年の王者を決める意味合いも。出場選手は翌年のS級S班所属となり、グランプリレーサーとも呼ばれる。
ケツ(けつ)
マークのこと。後ろにつけることを指す。
後期(こうき)
競輪では7月~12月の期間を指す。
号砲(ごうほう)
スタートを知らせる電子ピストルのこと。
ゴールデンキャップ(ごーるでんきゃっぷ)
日本競輪選手養成所において、きわめて成績が優秀な選手が着用するキャップ。
ゴールデンレーサー賞(ごーるでんれーさーしょう)
G1レース日本選手権競輪内で行われる特別レースのこと。
小ギヤ(こぎや)
自転車の後輪部分に取り付けられているギヤのこと。
小回りバンク(こまわりばんく)
1周が333m・335mのバンク。直線が短く、先行選手が有利になる傾向も。
細切れ戦(こまぎれせん)
ラインが細かく分かれているレースを指す。ラインが3つよりも多い状態。
コメント(こめんと)
レース前の選手の声。ライン構成や並びのほか、体調や意気込みについて話すもの。重要な予想材料になることも。
500バンク(ごひゃくばんく)
1周走路500mのバンク。
サイクルスポーツセンター(さいくるすぽーつせんたー)
サイクルスポーツの普及を図るため設立された総合施設。自転車にまつわるアトラクションをはじめ、温泉・ゴルフ場・キャンプ場などが併設されている。敷地内では競輪学校の生徒や競輪選手が練習するためのコースがあり、有料で一般にも開放されている。
最終バック(さいしゅうばっく)
最終周に通過するバック・ストレッチ・ライン(ゴールラインの向かい側にある直線にひかれた線)のこと。
再乗(さいじょう)
一度落車した選手がもう一度自転車に乗って走ること。
在所成績(ざいしょせいせき)
競輪学校時代の、競走訓練の成績。
差し(さし)
決勝線(ゴール)直前で後方からダッシュし、先行選手を追い抜いてゴールすること。
サマータイム競輪(さまーたいむけいりん)
昼開催とナイター開催の間、17時以降に最終レースを行う開催。
サマーナイトフェスティバル(さまーないとふぇすてぃばる)
G2レースのひとつで、唯一ナイター開催のビッグレース。ガールズケイリンフェスティバルも同時開催される。
埼京ライン(さいきょうらいん)
埼玉・東京の選手で作られるラインのこと。
捌く(さばく)
競走の際、他の選手を押しのけていいポジションにつくこと。
333バンク(さんさんばんく)
1周の長さが333mの競輪場のこと。333だが「さんさんバンク」と呼ぶ。
三番手(さんばんて)
ラインにおいて、三番目を走る選手のこと。
三分戦(さんぶんせん)
競走時のラインが3つあること。それ以上に分かれている場合は細切れ戦と呼ばれる。
三連単(さんれんたん)
車番三連勝単式のこと。1着、2着、3着を着順に当てる。全通り買う場合は504通り。
三連複(さんれんぷく)
車番三連勝複式のこと。1着、2着、3着に入る選手の組み合わせを当てる。全通り買うと84通り。
30m線(さんじゅうめーとるせん)
ゴール手前の30mに引かれている線。ゴール直前にこのライン以降で落車した場合は、自転車に乗らず押したりかついだりしてゴールしてもOK。
3連対率(さんれんたいりつ)
1着から3着に入った回数を、出走回数で割った確率。この確率が高いほど、3着までに入りやすい。
ジカ付け(じかづけ)
先行選手の後ろ(番手)を走ること。直付けと書く。
軸(じく)
レースの中心となる選手のこと。
事故棄権(じこきけん)
自転車の故障や身体の怪我で、レースの途中に棄権すること。
事故点(じこてん)
レース中、違反行為があった際につけられる点数。違反点ともいう。
事故入(じこにゅう)
自転車が壊れたり、怪我をしたままゴールすること。
自在(じざい)
先行、まくり、追い込みなど、レースの状況に合わせて戦法を使い分けられる選手。
失格(しっかく)
他の選手への妨害や危険行為など、重度の違反行為があった場合は失格となる。開催中のその後のレースには出場できず、30点の違反点がつけられる。
締める(しめる)
内圏線と外帯線の間を走行し、後続の選手に内側から抜かれないようにすること。
車間を切る(しゃかんをきる)
車間を空けること。
車券(しゃけん)
競輪における投票券の呼び方。正式には勝者投票券という。
斜行(しゃこう)
他の選手の進行方向に、斜めから入ること。
写真判定(しゃしんはんてい)
肉眼で着順が判断できなかった場合に、写真を使って判定すること。
車番(しゃばん)
レース時の選手の番号。
ジャン(じゃん)
残り1周半から1周までの間に鳴らされる鐘のこと。競輪場によって音が異なる。
周回板(しゅうかいばん)
ゴール付近に設置されている、選手が周回数を知るための表示。
重勝式(じゅうしょうしき)
複数のレースを予想する車券の種類。重勝式勝者投票法の略。
重大走行注意
(重注)(じゅうだいそうこうちゅうい)
違反行為があった場合に選手に課せられるペナルティ。失格の次に重い。
周長(しゅうちょう)
バンク(競走路)の長さのこと。競輪場によって異なる。
出走表(しゅっそうひょう)
競走種目や選手名、平均競走得点など、レースに関する様々な情報が示される表。
場外発売(じょうがいはつばい)
開催中の競輪場以外で車券を発売すること。
勝率(しょうりつ)
選手が1着になる確率を表した値。1着になった回数を、出走回数で割って出すことができる。
上昇(じょうしょう)
後方から前方に行くこと。
初日特選(しょにちとくせん)
平均競走得点上位9人が行う特別なレース。開催初日に行われる。初日特選に参加した選手は、このレースの勝敗を問わず次の予選に進むことができる。
自力型(じりきがた)
先行・まくりなど、レースで自ら仕掛ける戦法の一種。他にマーク型がある。
白旗(しろはた)
レース中に違反行為や失格などの問題がなく、選手がゴールしたことを確認した後に審判があげる旗のこと。違反が疑われる場合は、赤旗があがる。
審議(しんぎ)
レース中に違反と疑われる行為があった場合、審判が審査すること。
審判放送(しんぱんほうそう)
着順、審議の結果を伝える放送のこと。
地脚タイプ(じあしたいぷ)
スタミナ・持久力のある選手。持久力があるため、早めに仕掛けられる先行選手に多い。
G3(じーすりー)
競輪場の開設記念で年に1回開催されるレース。S級選手が出場する。
G2(じーつー)
G3よりグレードが1つ上のレース。共同通信社杯、サマーナイトフェスティバル、ヤンググランプリ、ウィナーズカップの4つが該当する。
GP(じーぴー)
競輪界の最高峰レースであるKEIRINグランプリのこと。G1レースの優勝者と、年間獲得賞金額上位の選手たちが出場する。最強の座をかけた戦い。
G1(じーわん)
G3、G2よりもグレードの高いレース。特別競輪とも呼ばれる。読売新聞社杯全日本選抜競輪、日本選手権競輪、高松宮記念杯競輪、寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント、オールスター競輪、朝日新聞社杯競輪祭の6つが該当する。このレースで優勝すると、KEIRINグランプリ(GP)への出場権が得られる。
ジカ付け(じかづけ)
選手の後ろについて走ること。マークするともいう。
四国ライン(しこくらいん)
四国地域の選手で形成するラインのこと。高知・徳島・香川・愛媛の4県が該当する。
失格13条(しっかく13じょう)
選手は、外帯線の内側を前走する選手に対し、内側への差込み及び内側からの追抜きを行ってはいけない。このルールは競技規則第13条に定められている。
失格14条(しっかく14じょう)
選手は、身体又は自転車の全部若しくは一部を用いる方法によって、他の選手を押圧し、若しくは押し上げ、又は他の選手と押し合いを行ってはならない。このルールは競技規則第14条に定められている。
車体故障(しゃたいこしょう)
自転車に異常おきたり、壊れたりすること。もし車体故障しても、ゴールすれば入着とみなされる。
主導権(しゅどうけん)
レースの大事な場面で先行すること。
審判員(しんぱんいん)
レース中、違反行為などがないか審判する人。
末脚(すえあし)
ゴール直前の最終的な脚力。
スジ違い(すじちがい)
別のラインの選手が1着~3着にはいること。
ズブズブ(ずぶずぶ)
レース中に番手、3番手だった選手が1着2着となり、先行選手が1着2着に入らないこと。
スプリント型(すぷりんとがた)
一気に最高スピードまで加速できる選手。その反面、持久力には欠ける。まくりや追い込みなどの戦法が得意。
スリット写真(すりっとしゃしん)
決勝線(ゴールライン)上を連続して撮影した、特殊な写真のこと。写真判定で使用される。
スジ(すじ)
ラインと同義。
施行者(せこうしゃ)
レースを主催する地方公共団体の呼び方。
競り(せり)
自力型選手の後ろのポジションを、他の選手と取り合うこと。
前期(ぜんき)
競輪では1月~6月の期間を指す。
前検(ぜんけん)
レースが始まる前日に行う前日検査の略。選手の身体検査・自転車の車体検査をする。
先行(せんこう)
先頭を走り、ゴールまで逃げ切る戦法のこと。
先行1車(せんこういっしゃ)
先行選手が1人のみのレースを指す。その他の選手は先行選手のすぐ後ろにポジションを取りたいため、競りになる場合も多く、先行選手にとって有利な展開になりやすい。逃げイチは同意語。
全国競輪施行者協議会(ぜんこくけいりんせこうしゃきょうぎかい)
全国の競輪施行者が集まる公営社団法人。全輪協ともいう。
選手宿舎(せんしゅしゅくしゃ)
開催中に選手が使用する宿舎。レース中の安全を確保し、不正などないように外部から隔離されている。
選手紹介(せんしゅしょうかい)
選手・ライン構成・並びなどの紹介を兼ねた練習走行。出走する選手がレース直前にバンクを走行すること。脚見せや顔見せ、地乗りなどは同意語。
センター(せんたー)
バンクのコーナーとコーナーの間の曲線箇所。
先頭員(せんとういん)
各レースで選手の前を走る人で、先頭誘導員のこと。該当レースに出場していない競輪選手が担当する。
先頭固定競走(せんとうこていきょうそう)
先頭員が既定の位置まで競走選手を誘導するレースのこと。
全日本選抜競輪(ぜんにほんせんばつけいりん)
G1レースのひとつである、読売新聞社杯全日本選抜競輪のこと。全国を8地区にわけ、地区ごとの成績上位者が出場する。
全プロ(ぜんぷろ)
全日本プロ選手自転車競技大会のこと。競輪選手が出場する大会だが、競輪の開催ではないため車券は発売されない。
全プロ記念競輪(ぜんぷろきねんけいりん)
全プロの前々日から開催される競輪。こちらでは車券が発売される。
専門紙(せんもんし)
競輪予想紙の呼び方。
戦法(せんぽう)
レースでの戦い方。先行・まくり・追い込み・自在の4種類がある。
走行注意(走注)(そうこうちゅうい)
違反行為に対するペナルティの1種。
総流し(そうながし)
1人の選手を軸にして、それ以外すべての選手に投票すること。
外競り(そとぜり)
選手の後ろのポジション取りの際、外側から競ること。
外並走(そとへいそう)
ある選手の外側を並走すること。
ゾロ目(ぞろめ)
2枠単、2枠複の車券で、同枠の選手が1着、2着に入ること。
即席ライン(そくせきらいん)
同じ地区の選手がいない際に作られる、臨時のラインのこと。
ダービー(だーびー)
G1のレースである日本選手権競輪の通称。
対抗(たいこう)
本命の次に1着をとる可能性がある選手をいう。
大差(たいさ)
着差が10車身以上ある場合にいう。
タイヤ差(たいやさ)
着差がタイヤの幅ほどのときに使う単位。
高松宮記念杯競輪(たかまつのみやきねんはいけいりん)
G1レースのひとつ。宮杯、宮記念杯ともいう。
蛇行(だこう)
右へ左へ自転車を操縦し、くねくねと曲がって走ること。違反行為に値する。
打鐘(だしょう)
残り1周半から1周までの間に鳴らされる鐘を打つこと。競輪場によって音が異なる。ジャンと同義。
叩く(たたく)
後方から一気に追い抜き、先頭のラインより前につくこと。”抑え”より勢いがあるときに使う。
タテ脚(たてあし)
前に進む力のこと。伸び脚ともいう。
タレる(たれる)
先行選手の脚(スタミナ)が限界になり、後退していくこと。
単騎(たんき)
ラインを組まず、一人でレースに挑むこと。
叩き合い(たたきあい)
先行選手同士が全力で並走し、競うこと。
千切れる(ちぎれる)
前を走る選手についていけず、離れてしまうこと。
着外(ちゃくがい)
3着までに入れないこと。
着差(ちゃくさ)
ゴール時の、前の選手との差。
チャレンジレース(ちゃれんじれーす)
A級3班の選手で行われるトーナメント戦。
中途欠場(ちゅうとけつじょう)
レース開催中に、けが、病気、失格などで欠場すること。途欠とも呼ばれる。
地区プロ(ちくぷろ)
地方ごとに行われる全プロ(全日本プロ選手権自転車競技大会)の予選のこと。日本全国8つの競輪場で、それぞれの地区のトップ選手が様々な種目で戦う。
中近ライン(ちゅうきんらいん)
中部・近畿地域の選手で作られるライン。
中国ライン(ちゅうごくらいん)
中国地域の選手で形成するラインのこと。広島・岡山・山口の3県が該当する。中国地域のみでは選手が少ないため、四国地域と中四国ラインを組む場合も多々ある。
中四国ライン(ちゅうしこくらいん)
中国・四国地方の選手で作られる合同ライン。
中団(ちゅうだん)
9車の真ん中あたりにいるラインのこと。
中部ライン(ちゅうぶらいん)
中部地域の選手で形成するラインのこと。愛知・岐阜・三重・富山・石川の5県が該当する。
チョイ差し(ちょいさし)
ゴール直前まで先頭だった先行選手を2着にするために、後方選手を引き込まないように、ゴール寸前で差すこと。
突っ張る(つっぱる)
他の選手が先行するために上昇してきても、内側から先行し続け先頭のポジションを譲らないこと。
追加(ついか)
病気や怪我などで出場できない選手の代わりにあっせんされること。
使う(つかう)
先行する選手の力を利用して走ること。
ツキバテ(つきばて)
前を走る選手を追いかけて、スタミナが切れてしまうこと。
適性試験(てきせいしけん)
自転車競技経験のない人を対象とする、日本競輪選手養成所の入試制度。
出切る(できる)
先頭に立つこと。
出渋り(でしぶり)
スタート時にけん制し合い、誰もS(先頭誘導員のすぐ後ろ)をとらないこと。
鉄板(てっぱん)
特定の選手で決まりそうなレースのこと。
出目(でめ)
レース結果の数字の組み合わせ。
徹底先行(てっていせんこう)
1番先頭の位置で走り続ける戦法のこと。常に先行を貫き、自分の脚で勝負する戦法。出走表のB(バック回数)が多いと、徹底先行の傾向が強い。
展開(てんかい)
レース状況の移り変わりのこと。
同期(どうき)
競輪学校の卒業期が同じ人たちのこと。
登録消除(とうろくしょうじょ)
選手、審判員、自転車の登録を消されること。
登録地(とうろくち)
選手の住む都道府県。
登録番号(とうろくばんごう)
選手、審判員、自転車製造業者などに付与される番号。JKAが登録している。
トーナメント(とーなめんと)
敗退者を覗いていき、最後に残った選手で優勝を争うこと。競輪のトーナメントでは、敗退した選手同士のレースも行う。
ドーム型競輪場(どーむがたけいりんじょう)
全天候型の競輪場。グリーンドーム前橋、北九州メディアドームの2種類がある。
特観席 / 特別観覧席(とっかんせき/とくべつかんらんせき)
入場料とは別に料金を払うことで座れる指定席。
特昇 / 特別昇級(とくしょう/とくべつしょうきゅう)
A級1班、2班の選手が3場所連続で完全優勝するか、レインボーカップA級ファイナル戦で3着以内に入着すると、S級2班に昇級することができる。
特選(とくせん)
特別選抜競走のこと。
特払い(とくばらい)
レースは成立していたが的中がなかった場合、100円の投票に対し70円払い戻すこと。
特班 / 特別昇班(とくはん/とくべつしょうはん)
A級3班の選手が3場所連続で完全優勝するか、レインボーカップチャレンジファイナル戦で3着以内に入着すると、A級2班に昇級することができる。
特別競輪(とくべつけいりん)
G1レースのこと。
寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(ともひとしんのうはい・せかいせんしゅけんとーなめんと)
G1レースの1種。自転車競技の成績優秀者が選抜される。
トライアル(とらいある)
複数のレース結果を統合して、出場選手を選考する方式。勝ち上がり方式の一種。
ドリームレース(どりーむれーす)
オールスター競輪ファン投票にランクインした上位9名の選手が出走する特別なレース。
トリガミ(とりがみ)
車券は的中したが、はずれの車券を購入していたり、配当が少なかったりして結果的に損をしてしまうこと。
同期ライン(どうきらいん)
地区ごとではなく、競輪学校時代の同期でラインを組むこと。
冬季移動(とうきいどう)
降雪で練習ができない地区の選手が、冬の間だけ温かい地区で練習すること。
当日欠場(とうじつけつじょう)
レースの当日に病気や怪我で欠場すること。当欠ともいう。
同着(どうちゃく)
2人以上の選手が同時にゴールすること。
栃茨ライン(とちいばらいん)
栃木と茨城の選手でつくられたライン。
飛びつき(とびつき)
先頭で待機し、加速して追い抜いてきた目標選手の後ろについていくこと。
飛ぶ(とぶ)
(意外にも)有力選手が敗退したときにいう。
内圏線(ないけんせん)
バンク内側にひかれた2本の白線のうち、内側にひかれている線。選手は意図的に内圏線の内側を走行してはいけない。
ナイター競輪(ないたーけいりん)
夜間に合わせて開催されるレースのこと。
流し(ながし)
予想の軸になる1名の選手とその着順を決め、残りの選手の車券をすべて買うこと。例)1番車を1着と予想し、2着・3着に残りの選手を広く絡めて車券を買うこと。
中割り(なかわり)
前方で並走している選手の間を割って入る形で追い抜いていく走行。
並び(ならび)
ラインを作る選手の並んでいる順番のこと。
流れ込み(ながれこみ)
前方を走る選手をマーク・追走している選手が勝負所で追い抜けずに、そのままゴールすること。
逃げ(にげ)
先行した選手がその他の選手の先頭を維持したままゴールを目指す戦法。その戦法で2着以内に入る際、決まり手は逃げとなる。
日本競輪選手会(にほんけいりんせんしゅかい)
選手全体を代表する組織(一般社団法人)。支部は各都道府県に配置されており、競輪選手はいずれかの選手会に籍を置いている。
日本選手権競輪(にほんせんしゅけんけいりん)
出場する選手が最も多いG1レース。G1レースの中では最長となる6日制で開催される。通称はダービー。
入線(にゅうせん)
ゴールと同意語。
入着(にゅうちゃく)
基本的には3着以内に入ることを指す。そのほか、選手がゴールをして着が決まることを指す場合も。
逃げイチ(にげいち)
先行選手が1人のみのレースを指す。その他の選手は先行選手のすぐ後ろにポジションを取りたいため、競りになる場合も多く、先行選手にとって有利な展開になりやすい。先行一車は同意語。
逃げ残り(にげのこり)
先行して逃げる選手をゴール前で他選手が追い抜き、最終的に先行した選手もそのまま2着に入ること。
西日本ライン(にしにほんらいん)
西日本地域の選手同士で組むラインのこと。
二車単(にしゃたん)
1着・2着の車番を着順通りに的中させる車券。9車立てレースの場合、全通り購入で72通り。正式名称は車番二連勝単式。
二車複(にしゃふく)
1着・2着の車番を着順は関係なく的中させる車券。9車立てレースの場合、全通り購入で36通り。正式名称は車番二連勝複式。
2センター(にせんたー)
3コーナーと4コーナーの間の曲線部分。競輪場によっては、その地点に2Cと書かれている。
二段駆け(にだんがけ)
ライン内の先頭の自力選手が仕掛けて力がなくなったとき、2番手の選手が引き続き先行体制を取ること。ラインで結束して他のラインに勝つ戦術。他のラインが自分たちよりも格上の場合でも、ライン内から勝者を出したいという判断で用いられることも。
二分戦(にぶんせん)
ラインが2つに分かれているレース。自力型の選手が2人のみのレースなどで見られる。
25m線(にじゅうごめーとるせん)
発走線から25mのところに引かれている線。すべての選手が25m線を通過する前にアクシデントが発生した場合、再発送の措置がとられる。
敗者戦(はいしゃせん)
開催中に勝ち上がれず敗れた選手によって行われるレースのこと。負け戦は同意語。
ハウス(はうす)
走行中、選手が前後に並んでいるとき、前の選手と後ろの選手のタイヤが接触すること。
ハコ(はこ)
番手の俗称。
ハコサン(はこさん)
最終直線に先頭で入ってきたラインの番手選手が3着になること。
バック数(ばっくすう)
ラスト半周のバック・ストレッチ・ラインを先頭で通過した回数。選手の先行回数を示す値のため、貴重な予想材料となる。
バックストレッチ(バックストレート)(ばっくすとれっち(ばっくすとれーと))
発走機やゴールの向かい側の直線のこと。2コーナーから3コーナーにかけての直線部分。
バック・ストレッチ・ライン(ばっく・すとれっち・らいん)
ゴールから半周の位置に引かれている線のこと。
バックを取る(ばっくをとる)
ラスト半周のバック・ストレッチ・ラインを先頭で通過すること。
バックを踏む(ばっくをふむ)
減速すること。競輪選手の自転車(レーサー)にはブレーキが付いていないため、ペダルを逆回転させる感覚で減速している。
発走機(はっそうき)
スタート前に選手が自転車を固定する台のこと。号砲前に発進できないつくりになっている。
バンク(ばんく)
競走路のこと。全国各地のバンクはそれぞれ特徴が異なり、333m・335m・400m・500mなど1周距離にも種類がある。走路の傾斜や風の影響の強い弱いなど、選手によっては得意不得意もある模様。
番組(ばんぐみ)
対戦相手の組み合わせ、車番の決定のこと。
バンクレコード(ばんくれこーど)
上がりタイム(ラスト半周にかかった時間)を基準として、各競輪場で出された最高記録のこと。
番手(ばんて)
先行選手の後ろの選手のこと。追い込み型の選手にとって最も有利なポジション。先行選手が前で風を受けている分、番手選手は後方からの攻めをけん制するなどして、ライン内の役割を全うしてお互いをサポートする。
番手勝負(ばんてしょうぶ)
ライン内に目標とする選手がいない場合やレース中の状況によって、他のラインの自力選手の番手を奪いにいくこと。
番手捲り(ばんてまくり)
番手選手が前の先行型選手を見捨てて、捲りにいくこと。
ハンドル投げ(はんどるなげ)
ゴール直前に前方へハンドルを突き出す動きのこと。僅差の戦いにおいて、ハンドル投げの精度は重要になる。
嵌る(はまる)
レース展開の中で、意図せず良いポジションを得ること。
張る(はる)
後方から上昇してくる他のラインをブロックすること。
番手大名(ばんてだいみょう)
番手の位置で、レースの展開も言うことなし!といった絶好の状態の俗称。
B(ばっく)
ラスト半周のバック・ストレッチ・ラインを先頭で通過することを示す記号。そのほか着差を表す単位(車身=body)にも用いられる。
BS(ばっくすとれっち)
バック・ストレッチ・ラインのこと。
微差(びさ)
着差がタイヤ差未満を示す用語。
ピストレーサー(ぴすとれーさー)
競輪やトラック競技で使用される自転車のこと。
ビッグレース(びっぐれーす)
グレードの高いレースのこと。一般的にG2レース以上はビッグレースと呼ばれている。
ヒモ(ひも)
2着の選手のこと。
ピン(ぴん)
1着のこと。
ピンピンピン(ぴんぴんぴん)
3日間の開催における全レース1着での完全優勝のこと。
東日本ライン(ひがしにほんらいん)
東日本地域の選手同士で組むラインのこと。
フォーカス(ふぉーかす)
車券購入における車番の組み合わせのこと。
蓋をする(ふたをする)
後方から上昇し、前方の選手の横位置を取り、その選手が前に出られないようにふさぐこと。
不発(ふはつ)
自力型の選手が先行やまくりといった戦法を繰り出せないこと。あるいは繰り出すも失敗に終わり、何もできない状況になること。
ブロック(ぶろっく)
後方から上昇してくる選手の勢いを止めるため、自転車を横移動させて相手に近づけるなどしてけん制する行為。程度を間違えると失格になり、落車の要因になる可能性もあるため、タイミングが難しい。
平均競走得点(へいきんきょうそうとくてん)
一定期間の競走得点の合計を出走回数で割った平均点を指す。出走表で確認できるのは直近4カ月の値。
並走(へいそう)
2名以上の選手が横に並ぶ形で走行している状態のこと。
ペース駆け(ぺーすがけ)
先行選手が自分のタイミング・ペースで先行すること。
別線勝負(べっせんしょうぶ)
(同地域などで)ラインを組み連携して戦うと思われていた選手同士が、それぞれ別のラインでレースに挑むこと。
返還(へんかん)
競走不成立などにより、購入車券も無効となり、全額買戻しとなること。
ホームストレッチ(ほーむすとれっち)
発走機のある、ゴールになる側の直線。4コーナーと1コーナーの間の直線部分。
ホーム・ストレッチ・ライン(ほーむ・すとれっち・らいん)
4コーナーと1コーナーの間の直線上にひかれたラインで、ゴール線にもなる。
ホームバンク(ほーむばんく)
各選手が練習やトレーニングに使用している競輪場のこと。
補充選手(ほじゅうせんしゅ)
(落車や失格などで)途中欠場の選手が出た際に、代わりにレースに参加する選手のこと。
ボックス(ぼっくす)
複数選手の組み合わせをすべて買うこと。予想の的が絞り切れないときや着順予想が難しいときなどに、抜け目なく買えるメリットがある。
本場(ほんじょう)
レースが開催されている競輪場を示す用語。
本線(ほんせん)
レースの中で1番強そうなラインのこと。勝利する確率が高く、人気が集まる傾向にある。
本命(ほんめい)
一番勝利に近いと有力視されている選手のこと。
マーク(まーく)
自力型(先行・まくり)の選手の後ろにつく戦法。または、先行選手を追走したまま追い抜けず、2着でゴールしたときの決まり手をいう。
前受け(まえうけ)
先頭員直後の位置で走り、展開に合わせて有利なポジションを探る戦法。
前々(まえまえ)
レースの前方を走り、タイミングを見て他のラインに割り込むなどの方法でポジションとりに行くこと。
捲り(まくり)
レース終盤に、先行選手をうしろから一気に追い抜く戦法。また、この戦法で1着、2着となった際の決まり手をいう。
捲り追込(まくりおいこみ)
前方の選手を4コーナー付近で追い抜いていく戦法。
負け戦(まけせん)
トーナメント制で、敗退した選手が参戦するレース。
万車券(まんしゃけん)
1万円以上の配当があった車券。
前残り(まえのこり)
4コーナーを先頭で走り切った選手が2着になること。
ミッドナイト競輪(みっどないとけいりん)
21時以降に開催される競輪。無観客でおこなわれる。
みなし直線(みなしちょくせん)
4コーナーの終わりからゴールまでの直線の長さ。バンクの形状から厳密な直線が割り出せないため"みなし"としている。
南関東ライン(みなみかんとうらいん)
南関東地域の選手で形成するラインのこと。千葉・神奈川・静岡の3県が該当する。南関(なんかん)ラインとも言われる。
無投票(むとうひょう)
投票されていない組み合わせ。
メイチ(めいち)
全力、目一杯のこと。
モーニング競輪(もーにんぐけいりん)
午前10時から行われる開催。
もがく(もがく)
全力で走ること。
もがき合い(もがきあい)
先行選手が主導権を争い、全力で並走すること。
目標(もくひょう)
追走したい選手のこと。
ヤンググランプリ(やんぐぐらんぷり)
若手選手が出場するG2レース。
ヨーロッパ(よーろっぱ)
4番、6番、8番の選手をまとめた呼び方。これらの選手が1〜3着に入れば高配当になることが多い。
▼こちらも合わせて参照
ヨコ(よこ)
番手の選手が、同じラインの先行選手をサポートするために、横移動で他のラインをけん制すること。
読売新聞社全日本選抜競輪(よみうりしんぶんしゃぜんにほんせんばつけいりん)
全日本選抜競輪の正式名称。
400バンク(よんひゃくばんく)
1周400mの長さのバンク。
4分戦(よんぶんせん)
ラインが4つに分かれているレース。
ライン(らいん)
所属地区の近い選手同士で、個々の脚質に応じチームを組んで一列に並びます。そのチームのこと。
▼合わせてこちらも参照
落滑入(らっかつにゅう)
ゴール寸前に落車し、選手と自転車が滑り込んでゴールすること。
落棄 / 落車棄権(らくしゃ/らくしゃきけん)
落車による怪我や自転車の故障でレースを棄権すること。
落携入(らっけいにゅう)
ゴール前で落車した際、自転車を押してゴールすること。
落再入(らくさいにゅう)
落車後、もう一度走行してゴールすること。
落車(らくしゃ)
身体と自転車が倒れること。
▼こちらも合わせて参照
ルーキーチャンピオンレース(若鷲賞)(るーきーちゃんぴおんれーす(わかわししょう))
新人選手の上位9人が争うレース。デビューしてから半年間の成績によって出場が決まる。
レインボーカップ(れいんぼーかっぷ)
A級1~2班とA級3班にわかれ、成績上位9名が出場する単発のレース。前期は1~3月、後期は7~9月の成績が審査の対象となる。
レーサー(れーさー)
レースで使用する自転車の呼び方。
レーサーパンツ(れーさーぱんつ)
選手が着用しているパンツのこと。
連(れん)
2着までの呼び方。
連下(れんした)
2着の呼び方。
連対率(れんたいりつ)
1着、2着をとる確率。
| わ |
ワイド(わいど)
3着以内に入る2車を選択する車券のこと。着順予想が不要のため、的中確率が高い(9車立てレースでは3/36)。
枠番2連勝単式(2枠単)(わくばんにれんしょうたんしき)
枠番を選択して、1着・2着を着順通りに予想する車券のこと。的中確率が高い。(9車立てレースでは3/33)
枠番2連勝複式(2枠複)(わくばんにれんしょうふくしき)
枠番を選択して、1着・2着を着順問わず予想する車券のこと。的中確率が高い。(9車立てレースでは1/18)
枠(わく)(わく)
車番とは別に分けられた6つのグループ。1枠~3枠は1人で、4~6枠は2人ずつのグループになる。
競輪用語をバッチリおさらいしたあとは車券攻略!
netkeirin車券購入の方法