競輪は、選手たち全員が1着を目指し、全力でぶつかり合う迫力満点のスポーツです。しかし、激しい駆け引きの中では、接触による落車などのアクシデントが発生することもあります。その場合には、選手生命に関わる大きなケガや、長期間の離脱を余儀なくされることも少なくありません。 ここでは競輪のレース中に起こり得る「落車」について解説していきます。
競輪のレースにおける落車とは、選手の転倒により身体および自転車が倒れることを指します。
競輪用の自転車にはブレーキがついておらず、レースが始まれば止まることができない仕様になっています。
そのため、他の選手と接触が生じたり、走行中にバランスを崩してしまうことで落車してしまうリスクがあるのです。
落車をした選手は、自転車および身体の状態を見極めて、「再びゴールを目指す」か「レースを棄権するか」を選択します。
競輪では落車があってもゴールに到達できれば賞金を獲得することができます。
車体が無事であれば再び自転車に乗って、乗るのが困難な場合でも自転車を押してゴールを目指したりする姿が見られます。
これらは競輪のルール「敢闘の義務」に基づくものです。
正当な理由がなく競争を放棄した場合には、このルールに抵触して失格となることがあるのです。
そのため、選手は落車をしてしまった場合でも、ゴールを目指すことを最後まで諦めません。
また、ゴール寸前に落車があり、落車のままゴール線を通過した場合には「落滑入」となり、着順が認められます。
落車の用語
こちらも併せて
競輪でレースを制すには位置取りやブロックなどの牽制は欠かせません。
時には身体をぶつけ合って、激しく競ることも少なくありません。
しかし、それらが過剰だったりタイミングが悪かったりすると落車に至ってしまいます。
落車が起こった場合、落車の起因となった選手は審議にかけられます。
審議の結果、違反性が認められた場合には失格となり、そのレースにおいては賞金をもらうことができません。さらに、悪質性や危険度が高い場合には、あっせん停止など追加の処分が科されることもあります。
自転車の車体にトラブルがあった場合にも落車が起こります。
接触による車体アクシデントや、ペダルにシューズを固定する「クリップバンド」と呼ばれるバンドが外れてしまうことで落車につながることがあります。
▼クリップバンドが外れ落車したケースについて解説
雨や雪などの悪天候の場合には、落車につながりやすくなります。
バンクが滑りやすくなったり、視界不良に陥ったりするために、晴れの日に比べると落車の危険度は上がります。
レース中に落車が発生した場合でも、レースが不成立にならない限り、車券の返還および払い戻しはありません。
ただし、大量落車が発生して、レースが不成立となった場合には車券の返還および払い戻しが行われます。
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