2025年8月8日(金)より、宇都宮競輪場を舞台に真夏の女王決定戦、「第1回女子オールスター競輪(G1)」が開幕します。トップクラスのガールズ選手が集結するこの大一番で、車券の予想に頭を悩ませているファンも多いのではないでしょうか。
本記事では、過去のガールズG1レースにおける決勝データを徹底分析。「ガールズG1は荒れるのか?」というテーマに迫り、高配当的中を狙うための予想のヒントを探ります。過去のレース結果から、宇都宮の夜を熱くする波乱の可能性を紐解いていきましょう。
まずは、ガールズのG1レース決勝がどのような結果になってきたのか、3連単の配当金を見てみましょう。
開催年 | 大会名 | 3連単 配当金 | 優勝者 |
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2023 | パールカップ | 1,220 円 | 児玉碧衣 |
2024 | パールカップ | 17,600 円 | 石井貴子 |
2025 | パールカップ | 5,870円 | 佐藤水菜 |
2023 | オールガールズ クラシック | 6,200 円 | 佐藤水菜 |
2024 | オールガールズ クラシック | 1,260 円 | 児玉碧衣 |
2025 | オールガールズ クラシック | 940 円 | 佐藤水菜 |
2023 | 競輪祭 女子王座戦 | 14,390 円 | 梅川風子 |
2024 | 競輪祭 女子王座戦 | 1,640 円 | 佐藤水菜 |
2024 | 女子 オールスター 競輪 (F2) | 2,960 円 | 佐藤水菜 |
※女子オールスター競輪は2025年からG1に格付け
次に注目したいのが、高配当となったレースの優勝者です。
ガールズケイリン界を牽引する佐藤水菜や児玉碧衣が優勝したレースでは、配当金は比較的落ち着く傾向にあります。これは、両選手が人気を集め、その人気に応える形で着順が決まっていることを示唆しています。
一方で、万車券となった2レースの優勝者は、それぞれ石井貴子と梅川風子です。両選手ともにG1を制する実力者であることは間違いありませんが、絶対的な本命と目される佐藤・児玉が決勝で敗れた際に、配当が大きく跳ね上がることが分かります。
つまり、ガールズG1における「荒れる」展開とは、「絶対的女王の牙城が崩れる時」に発生すると言えそうです。トップ選手の実力が拮抗しているからこそ、些細な展開の綾が大きな波乱を呼び起こすのです。
参考として年末の大一番「ガールズグランプリ」のデータを見ると、過去には10万円超えのビッグ配当が2回出ています。一発勝負だからこそ予想が難しいということですが、実はG1もそのグランプリにつながる大事な前哨戦。トップ選手たちの実力はほぼ横並びで、G1の舞台にも“波乱”が潜んでいると考えておいた方が良さそうです。
開催年 | 開催場 | 3連単 配当金 | 優勝者 |
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2012 | 京王閣 | 118,290円 | 小林莉子 |
2013 | 立川 | 5,820円 | 中村由香里 |
2014 | 岸和田 | 15,420円 | 梶田舞 |
2015 | 京王閣 | 11,530円 | 小林優香 |
2016 | 立川 | 4,460円 | 梶田舞 |
2017 | 平塚 | 62,330円 | 石井寛子 |
2018 | 静岡 | 5,100円 | 児玉碧衣 |
2019 | 立川 | 4,110円 | 児玉碧衣 |
2020 | 平塚 | 1,330円 | 児玉碧衣 |
2021 | 静岡 | 37,090円 | 高木真備 |
2022 | 平塚 | 103,730円 | 柳原真緒 |
2023 | 立川 | 1,430円 | 佐藤水菜 |
2024 | 静岡 | 40,490円 | 石井寛子 |
今回のデータ分析から分かるのは、「女子オールスター競輪はけっこう荒れる可能性あり!」ということ。
もちろん、ビッグレースに強い佐藤水菜&ファン投票トップの児玉碧衣という“2強”が人気を集めるのは間違いなく、この2人を軸に考えるのが予想の王道。ただ、過去のデータは彼女たちが敗れる可能性もあり、そこが高配当のチャンスです。
高配当狙いなら、波乱を起こしてきた石井貴子・梅川風子や、勢いのある太田りゆ・久米詩たちが2強にどう食らいつくかがポイント。人気薄が2~3着に入るだけでも配当は大きく跳ね上がりますし、もし2強のどちらかが着外になれば万車券も十分射程圏内です。
8月8日から始まる熱戦では、本命2人の走りに注目しつつも、“波乱のにおい”を漂わせる選手や展開も視野に入れておくのが◎。思わぬ大当たりを引き寄せるチャンスが眠っているかもしれません!