火の国杯争奪戦2024が開催される熊本競輪場の決まり手傾向や特徴、バンクデータを紹介します。
熊本競輪場は熊本県熊本市中央区水前寺にある競輪場で1950年7月21日に開設されました。以前は500mバンクでしたが、2016年4月に発生した熊本地震でバンクや建物が被害を受け、長期休催していました。2024年6月にリニューアルオープンし、400mバンクに生まれ変わりました。カントがきつく、スリリングな展開が期待されます。
熊本競輪場の特徴として、周長は400mで、直線の距離は60.3m
かつて「滑走路」と呼ばれた500mバンク時代の名残があり、直線は比較的長めで、カント(傾斜)がキツいことが特徴です。直線が長いと、先頭を走る選手は体力を消耗しやすく、ゴール前でスピードが落ちる傾向があります。そのため、追い込みや捲りが得意な選手にとって有利なバンクと言えるでしょう。
最高上がりタイム:10.7秒 嘉永泰斗
(2024年7月21日)
【データ集計期間】2024年7月〜2024年10月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
26.9% | 31.0% | 39.8% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
15.2% | 13.5% | 28.7% | 40.9% |
2024年7月〜2024年10月のデータを見ると、熊本競輪場の1着の決まり手は39.8%で「差し」となりました。
しかし、「捲り」も31.0%と全国平均(26%)と比べると、高い割合になっています。
熊本競輪場のバンクは、カント(傾斜)がきつく、見なし直線距離が長い特徴を持っています。その特徴から「逃げ」を得意とする選手にはとっては、ゴール前に失速しやすく、追い込み選手が有利な傾向になると考えられます。また、カントがきついと遠心力がかかってもスムーズにコーナリングがしやすいので、全速力を出しやすくなります。したがって、ベテラン選手よりも若手選手が活躍しやすくなる可能性があります。
さらにリニューアルしたことで風向きが変わりやすくなったのも特徴です。風が強いと先頭選手が体力を消耗しやすいので、当日のライブ中継や風向き、風速などもしっかり考慮して、予想組み立てるとよいでしょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 25.1% | 42.7% | 56.7% |
2 | 12.4% | 27.1% | 40.0% |
3 | 17.0% | 33.3% | 49.1% |
4 | 12.3% | 26.3% | 41.5% |
5 | 11.1% | 23.4% | 40.4% |
6 | 5.3% | 11.7% | 22.8% |
7 | 14.6% | 31.6% | 42.7% |
8 | ― | ― | ― |
9 | ― | ― | ― |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | ― |
2枠単 | ― |
2車複 | 1,288円 |
2車単 | 2,310円 |
ワイド | 483円 |
3連複 | 1,983円 |
3連単 | 13,163円 |
※予想が入稿され次第、掲載されます。
※10/3に限りコンドル武田一康氏の予想が無料でご覧いただけます。
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。