2025年5月10日(土)~5月13日(火)に開催される「湘南ダービー2025」に向けて、平塚競輪場のバンク特徴や決まり手の傾向を徹底解説します。
平塚競輪場(神奈川県平塚市)は、1950年11月に開設された歴史ある競輪場で、「湘南ダービー」の舞台としても注目を集めています。特徴としては、季節ごとにバンクの重さが変化し、特に春から夏にかけては軽い走路になるため、先行や捲りなどスピード勝負の決まり手が増える傾向にあります。また、バンクのバック側には相模川が流れ、海が近い立地のため、風の影響も大きく展開に影響を及ぼす要因となります。
平塚競輪場の特徴は周長距離は400m、見なし直線は54.2m。
平塚競輪場はファンの中では「湘南バンク」とも呼ばれ親しまれています。全国の競輪場のなかで17番目に短いバンクとなっており、見なし直線による戦法の有利不利はないと言われています。そのため、どんな戦法でも戦いやすく、選手の実力が発揮できる傾向にあります。
最高上がりタイム:10.4秒 荒井崇博 (2018年5月1日)
【データ集計期間】2020年5月〜2025年5月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
22.9% | 31.6% | 45.2% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17.8% | 14.8% | 26.0% | 41.0% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
14.7% | 38.5% | 44.1% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
11.9% | 17.5% | 31.8% | 36.0% |
2020年5月〜2025年5月のデータを見ると、平塚競輪場の1着の決まり手は45.2%で「差し」が最多でした。
しかし、全国平均の決まり手と比べると「逃げ」の割合がやや高く、「差し」の割合が若干低めになっています。そのため、平塚競輪場では「逃げ」「捲り」「差し」がバランスよく決まる特徴があると言えるでしょう。
またS級(9車立て)に絞ったデータでは、1着の決まり手は44.1%で「差し」が最も多く、「逃げ」は14.7%まで下がっています。
S級戦では戦術の幅が広がり、位置取りや仕掛けのタイミングがより重視されるため、「逃げ」を決まり手にするケースは少なくなっているようです。
今シリーズでは、「逃げ」タイプの選手はやや割引き、展開に応じて差しや捲りができる自在型や番手タイプの選手を中心に予想を組み立てると良いでしょう。
また平塚バンクは風の影響を受けやすいため、当日の風向きや風速によってレース展開が変化しやすいのも特徴です。現地情報や気象データもチェックしながら、展開を読む力が問われる開催になるでしょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 24.5% | 44.0% | 58.2% |
2 | 16.1% | 31.4% | 45.7% |
3 | 14.6% | 31.6% | 45.7% |
4 | 12.0% | 25.1% | 39.6% |
5 | 12.8% | 27.2% | 42.1% |
6 | 4.1% | 9.8% | 21.0% |
7 | 14.0% | 26.5% | 40.7% |
8 | 4.1% | 10.8% | 18.1% |
9 | 14.2% | 27.4% | 40.1% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,108円 |
2枠単 | 2,185円 |
2車複 | 1,312円 |
2車単 | 2,588円 |
ワイド | 540円 |
3連複 | 2,320円 |
3連単 | 14,073円 |
所在地:神奈川県平塚市久領堤5-1
電話 :0463-21-3935
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。