不死鳥杯2024が開催される福井競輪場の決まり手傾向や特徴、バンクデータを紹介します。
福井競輪場は、1950年5月26日に開設され、福井県福井市明里町(あかりちょう)にある競輪場。日本競輪選手養成所にある400mバンクをモデルにして造られているので、選手の間ではクセの少ない走りやすいバンクと言われています。しかし直線が比較的短いため、先行タイプの選手がやや有利な傾向があると言われています。
福井競輪場の周長距離は400m、見なし直線は52.8m。 見なし直線の全国平均が56.6mに対して52.8mと短いことが特徴的です。日本競輪選手養成所(旧:日本競輪学校)をモデルにして作られている400mバンク。クセがなく「逃げ」「差し」「捲り」とどの決まり手も決まりやすいと言われていますが、見なし直線が短いため、先行タイプの選手がやや有利な傾向にあります。
最高上がりタイム:10.6秒 山口拳矢
(2020年11月19日)
【データ集計期間】2019年7月〜2024年7月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
23.1% | 35.5% | 40.8% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
18.5% | 15.9% | 24.5% | 24.5% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
8.6% | 37.9% | 52.4% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
14.8% | 21.4% | 29.3% | 33.8% |
2019年7月〜2024年7月のデータを見ると、福井競輪場の1着の決まり手は40.8%で「差し」でした。
全国平均と比べると比較的「逃げ」と「捲り」の割合が高くなっており、見なし直線距離が短い特徴が影響していると言えそうです。それにより、先行選手がスピードを落とすことなく、ゴールにできると予測されます。
しかし、S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は52.4%で「差し」とさらに高い割合になっていますが、ほかの400mバンクと比べると「捲り」の37.9%もかなり高い比率となっています。
そして、2着の決まり手では目立った特徴はないことから、レースによって穴を狙ったり、堅い鉄板予想をすると良いでしょう。
ほかと比べると、6番車と8番車の勝率が低いことがわかります。また3連対率が低いので、この点を参考にして予想を組み立てるといいでしょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 19.2% | 36.9% | 52.7% |
2 | 14.3% | 30.2% | 45.1% |
3 | 12.4% | 26.4% | 39.5% |
4 | 13.4% | 26.3% | 40.2% |
5 | 17.4% | 31.4% | 45.7% |
6 | 3.4% | 8.3% | 17.0% |
7 | 16.6% | 32.9% | 47.8% |
8 | 2.1% | 6.2% | 12.6% |
9 | 11.8% | 25.0% | 37.6% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,149円 |
2枠単 | 2,277円 |
2車複 | 1,401円 |
2車単 | 2,778円 |
ワイド | 576円 |
3連複 | 2,432円 |
3連単 | 14,731円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。