共同通信社杯競輪2025が開催される福井競輪場の決まり手傾向や特徴、バンクデータを紹介します。
福井競輪場は、1950年5月26日に開設され、福井県福井市明里町(あかりちょう)にある競輪場。日本競輪選手養成所にある400mバンクをモデルにして造られているので、選手の間ではクセの少ない走りやすいバンクと言われています。しかし直線が比較的短いため、先行タイプの選手がやや有利な傾向があると言われています。
福井競輪場の周長距離は400m、見なし直線は52.8m。 見なし直線の全国平均が56.6mに対して52.8mと短いことが特徴的です。日本競輪選手養成所(旧:日本競輪学校)をモデルにして作られている400mバンク。クセがなく「逃げ」「差し」「捲り」とどの決まり手も決まりやすいと言われていますが、見なし直線が短いため、先行タイプの選手がやや有利な傾向にあります。
最高上がりタイム:10.6秒 山口拳矢
(2020年11月19日)
【データ集計期間】2020年9月〜2025年9月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
24.0% | 33.0% | 42.4% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
20.1% | 15.0% | 23.5% | 40.8% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
12.0% | 35.9% | 50.5% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
15.6% | 22.9% | 25.5% | 33.9% |
2020年9月〜2025年9月のデータを見ると、福井競輪場の1着の決まり手は42.4%で「差し」でした。
福井バンクは見なし直線距離が短く、コーナーからスピードを落とさず仕掛けやすいのが特徴です。そのため「逃げ」や「捲り」の決まり手も全国平均より高く、先行型や捲り型の選手にとって戦いやすいバンクと言えるでしょう。
一方で、S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着は50.5%で「差し」と半数を占めており、直線の短さを活かした差し切りが際立っています。さらに「捲り」も35.9%と高く、位置取りや仕掛けのタイミングが勝敗を大きく左右するバンクです。
また、2着の決まり手では40.8%で「マーク」が最も多く、続いて「差し」や「逃げ」もバランスよく分布しています。このことから、展開次第で波乱も起こりやすく、堅い本命から思わぬ穴狙いまで幅広い予想が可能なバンクと言えるでしょう。
ほかと比べると、6番車と8番車の勝率が低いことがわかります。また3連対率が低いので、この点を参考にして予想を組み立てるといいでしょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 19.4% | 37.4% | 52.9% |
2 | 13.8% | 29.3% | 43.2% |
3 | 12.3% | 27.0% | 40.4% |
4 | 14.7% | 28.9% | 44.1% |
5 | 17.4% | 31.8% | 47.4% |
6 | 3.6% | 9.0% | 17.8% |
7 | 17.4% | 33.5% | 49.1% |
8 | 1.6% | 6.8% | 13.5% |
9 | 12.5% | 24.0% | 37.5% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,158円 |
2枠単 | 2,285円 |
2車複 | 1,372円 |
2車単 | 2,661円 |
ワイド | 531円 |
3連複 | 2,185円 |
3連単 | 13,637円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。