桜花賞・海老澤清杯が開催される川崎競輪場の決まり手傾向や特徴、バンクデータを紹介します。
川崎競輪場は神奈川県川崎市川崎区にある競輪場で1949年4月に開設されました。2022年10月から2023年9月末までバンク回収工事が終了。その影響で4月に開催されていた「桜花賞・海老澤清杯」ですが2024年は1月に実施となりました。見なし直線が長く、カントがキツいので、後方にいても最後までチャンスがあるレース展開になる傾向にあります
川崎競輪場の特徴は、周長距離は400m。見なし直線は58.0m。
見なし直線がやや長く、カント(傾斜)が32度とキツめのバンクです。コーナーから捲りが決まりやすく、直線でもよく伸びるので、後方にてもチャンスがあります。最終直線で勝負をかける選手が多く、最後の最後まで白熱したレース展開となるでしょう。
最高上がりタイム:10.6秒 原田研太朗
(2017年8月5日)
【データ集計期間】2019年1月〜2024年1月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
22.0% | 30.8% | 46.2% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17.6% | 14.2% | 28.9% | 38.1% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
9.8% | 32.2% | 57.0% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
15.5% | 15.8% | 34.6% | 33.2% |
2019年1月〜2024年1月のデータを見ると、川崎競輪場の1着の決まり手は46.2%で「差し」でした。
また「捲り」の割合が全国平均(26.2%)と比べると高めになっています。見なし直線が長く、カントがキツいことが、番手選手が「捲り」を決めやすい要因となっています。特に3、4コーナーからは選手が勢いをつけ、最終直線でよく伸びるため、後方にいてもチャンスがあります。一方で自力型の選手には厳しいバンクと言えるしょう。
S級(9車)に絞った1着決まり手をみると、1着の決まり手は57.0%でさらに「差し」が多く、「逃げ」が9.8%まで割合が下がっています。
これらの結果から川崎競輪で勝負するときには、「逃げ」を得意とする選手を避け、「捲り」や「差し」の追い込み選手を軸に勝負すると良いでしょう。
ほかと比べると、6番車と8番車の勝率が低いことがわかります。また3連対率も低いので、この点を参考にして予想を組み立てるといいでしょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 21.0% | 37.4% | 51.8% |
2 | 16.0% | 31.8% | 44.2% |
3 | 14.5% | 29.4% | 44.4% |
4 | 10.8% | 22.2% | 36.1% |
5 | 13.8% | 28.4% | 43.0% |
6 | 4.3% | 9.7% | 19.4% |
7 | 13.8% | 28.6% | 42.4% |
8 | 3.0% | 7.9% | 15.7% |
9 | 16.9% | 33.4% | 46.2% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,013円 |
2枠単 | 1,953円 |
2車複 | 1,414円 |
2車単 | 2,794円 |
ワイド | 574円 |
3連複 | 2,671円 |
3連単 | 15,758円 |
桜花賞・海老澤清杯 特集の出走表・オッズ・選手データ・掲示板・結果払戻・速報やニュース・コラムなどがご覧いただけます。
公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。