施設整備等協賛まえばし春風賞2025(前橋競輪G3)が開催される前橋競輪場の決まり手傾向や特徴を紹介します。
群馬県前橋市に位置する前橋競輪場は、唯一無二のバンク周長335mを誇り、競輪場の中でも日本一の急傾斜カントを持つことで知られています。風の影響を受けない屋内ドーム型のため、常に高速レースが繰り広げられ、ファンや選手からは「超高速バンク」や「ルーレット」と称されるほど。この記事では、前橋競輪場での決まり手の傾向や特徴を詳しく解説し、レースの攻略ポイントを探ります。
前橋競輪場の周長距離は335m、見なし直線は46.7m。
国内の競輪場のバンクの周長距離は500m、400m、333mの3種類ですが、前橋競輪は335mとイレギュラーなバンクです。最大限の特徴は日本一キツいと言われるほどのカント(傾斜)で、センター部路面傾斜は36°。また屋内バンクのため風による影響はありません。カントがキツい分、山おろしでケタ違いのスピードが出るため、超高速バンクとも呼ばれています。
最高上がりタイム:8.8秒 中川誠一郎/2024月9年13日
【データ集計期間】2020年3月〜2025年3月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
33.7% | 29.4% | 36.4% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
23.7% | 11.0% | 17.8% | 47.0% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
22.1% | 37.6% | 40.3% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17.9% | 18.6% | 24.0% | 39.5% |
前橋競輪場における1着の決まり手を見ると、最も多かったのは「差し」で36.4%を占めていました。
しかし、どの決まり手もほぼ同じ割合で、他の競輪場と比べても先行逃げ切りの自力型選手が勝ちやすいバンクと言えます。これは、前橋競輪場のカント(傾斜)がきついことが影響していると考えられます。
また、2着の決まり手では「マーク」が圧倒的に多く、ライン独占での決着が頻繁に起こる傾向があるようです。
【S級(9車立て)の決まり手】
S級戦に限定すると、1着の決まり手は「差し」が40.3%と最も高くなりました。
一般戦では「逃げ」の割合が高めでしたが、S級では選手の実力が拮抗しているため、「差し」や「捲り」がより有利になっています。選手たちはバンクの特徴を活かしながら、仕掛けるタイミングを慎重に見極めていると考えられます。
【予想のポイント】
前橋競輪場は周長が短く、ライン独占で決着することが多いため、高配当を狙うなら「ライン1本に絞った予想」が有効かもしれません。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 29.9% | 48.0% | 61.9% |
2 | 18.1% | 36.4% | 52.6% |
3 | 12.9% | 28.6% | 44.8% |
4 | 10.9% | 25.5% | 40.0% |
5 | 11.4% | 24.5% | 38.9% |
6 | 4.3% | 10.6% | 21.4% |
7 | 10.5% | 22.0% | 34.2% |
8 | 4.3% | 9.3% | 18.0% |
9 | 16.4% | 33.8% | 44.8% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,000円 |
2枠単 | 1,837円 |
2車複 | 1,222円 |
2車単 | 2,428円 |
ワイド | 514円 |
3連複 | 2,120円 |
3連単 | 12,612円 |
所在地:群馬県前橋市岩神町1‐2‐1
まえばし春風賞の出走表・オッズ・選手データ・掲示板・結果払戻・速報やニュース・コラムなどがご覧いただけます。
公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。