高松宮記念杯競輪(通称：宮杯)が行われている岸和田競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。

競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場（バンク）の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。

岸和田競輪場の周長距離は400m、見なし直線は56.7m。
「当てるのが難しい」と言われている岸和田競輪は癖がなく走りやすいバンクです。しかしながら全国平均と比べると見なし直線距離がやや長いのが特徴です。脚質による有利不利は少ないと言われていますが、海岸に近い位置にあるので、1センター側から海風が吹く影響あります。また、天候が悪化してくると海風ではなく山風に変わる傾向もあるので、当日の風向きや天候には要チェックが必要です。

2018年6月〜2023年6月のデータを見ると、岸和田競輪場の最も有利な決まり手は45.0%で「差し」でした。
岸和田競輪場のバンクは見なし直線距離がやや長いため「差し」が決まりやすいとされています。しかし、「捲り」の決まりても比較的高くなっているので、「差し」が得意な選手だけに軸を絞るより「捲り」も得意な選手も注目すると良さそうです。。

S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、47.3%で「差し」がさらに高くなっていました。一方で「逃げ」が大幅に低下しています。このことから決まり手の有利不利は少ないですが、S級戦の場合は「差し」決着が多くなる傾向にあるでしょう。

また2着の決まり手を見ると「捲り」がやや高めなので、捲りを狙う選手は1着か2着に入ってきやすいため車券に絡めるのがおすすめです。