日本選手権競輪(平塚競輪G1・競輪ダービー)が行われている平塚競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。
競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。
【データ集計期間】2018年5月〜2023年5月
平塚競輪場は、周長距離は400m。見なし直線は54.2m。
選手の力通りのレースが繰り広げられやすいが、どちらかというと捲りと逃げ選手の番手が有利になりやすい傾向があります。
海が近く、海風が川を経由して入りこむことにより風向きが乱れる場合もある。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 22.1% | 41.0% | 55.1% |
2 | 14.4% | 29.8% | 44.2% |
3 | 14.4% | 29.8% | 44.2% |
4 | 9.7% | 20.4% | 32.7% |
5 | 13.9% | 28.7% | 43.0% |
6 | 4.2% | 9.4% | 18.2% |
7 | 15.6% | 28.1% | 42.5% |
8 | 3.4% | 8.4% | 17.7% |
9 | 13.0% | 26.5% | 42.1% |
2018年5月〜2023年5月のデータを見ると、平塚競輪場の1着の決まり手は46.0%で「差し」でした。
また「逃げ」の決まり手が全国平均より高くなっています。平塚競輪場のバンクは、見なし直線距離が短い特徴をもっており、それが影響し先行選手がそのまま逃げやすい傾向にあります。
またS級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は49.6%と「差し」がさらに高くなっていました。一方「逃げ」は9%低くなりました。S級(9車)はほかの選手の脚力なども強力なため、逃げるのが難しくなるようです。
そして2着の決まり手を見てみると、「差し」が高いことがわかります。強いラインが1つしかない場合は同じラインの番手、3番手選手を2着に。混戦になりそうなら、別の番手選手の2着を狙うと良いでしょう。平塚競輪場の場合、2着は追い込み選手を重視して予想をすると良さそうです。
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
20.4% | 33.4% | 46.0% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
11.3% | 37.9% | 49.6% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17.0% | 29.1% | 29.1% | 38.5% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
12.5% | 18.4% | 35.2% | 32.2% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,159円 |
2枠単 | 2,207円 |
2車複 | 1,607円 |
2車単 | 3,198円 |
ワイド | 643円 |
3連複 | 3,208円 |
3連単 | 19,720円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。