2023年4月6日(木)~4月9日(日)によさこい賞争覇戦(高知競輪G3)が行われている高知競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。
競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。
高知競輪場は、周長距離は500m、見なし直線は52m。
陸上競技用のトラックもある高知競輪場のバンクは500mバンクのなかで最も見なし直線距離が短く、カント(傾斜)も緩やかです。コーナーは長くカントが浅く直線が短いので、先手ライン優勢の傾向があります。
また、高知競輪場の近くには川が流れており、風の影響が強く起きる特徴があります。
【データ期間】2018年4月〜2023年4月
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 24.1% | 41.7% | 55.4% |
2 | 15.8% | 32.4% | 46.6% |
3 | 16.4% | 31.1% | 43.8% |
4 | 9.1% | 19.7% | 33.5% |
5 | 12.1% | 26.7% | 41.4% |
6 | 2.6% | 8.1% | 16.6% |
7 | 14.2% | 27.3% | 41.9% |
8 | 2.8% | 7.1% | 15.3% |
9 | 10.8% | 24.4% | 36.3% |
2018年4月〜2023年4月のデータを見ると、高知競輪場の1着の決まり手は44.2%で「差し」でした。
2月に開催された「全日本選抜競輪(G1)」のときのデータと見比べると大差はありませんが、「逃げ」が18%だったのに対し21.3%、「差し」が48%だったのに対し、44.2%と微妙に割合が変化していました。しかし「差し」の1着率が高いことは変わらないので、今レースも追い込み選手を中心に予想を組み立てると良さそうです。
S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手51.6%と半数以上を占めて「差し」でした。こちらも同様に2月時点では55%でしたが51.6%に減少に対し、「逃げ」は8%から12.8%と増加しています。これらのデータの変化から先行選手が勝つ確率が高くなったと言えるでしょう。
高知競輪場のカント(傾斜)は全国平均より緩めなので、ゆったりとしたレース展開が予測されます。それゆえ、選手の走力よりも駆け引きが重要とされるため、経験豊富なベテラン選手が勝利の可能性が高くなりそうです。
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
21.3% | 33.3% | 44.2% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
12.8% | 34.6% | 51.6%/font> |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17.4% | 14.4% | 27.6% | 39.3% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17.4% | 16.2% | 30.7% | 34.9% |
【データ期間】2018年4月〜2023年4月
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,107円 |
2枠単 | 2,144円 |
2車複 | 1,477円 |
2車単 | 2,988円 |
ワイド | 621円 |
3連複 | 2,946円 |
3連単 | 17,461円 |
よさこい賞争覇戦 特集の出走表・オッズ・選手データ・掲示板・結果払戻・速報やニュース・コラムなどがご覧いただけます。
公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。