和歌山競輪G3(和歌山グランプリ)が行われている和歌山競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。
競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。
和歌山競輪場の特徴は周長距離は400m、見なし直線は59.9m。
癖がない競輪場とも言われていますが、見なし直線の長さから差しが決まるレース展開も多くみられます。2コーナーからバック直線にかけての裏側に、紀の川が流れており、その影響で海風が入り込んできます。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 17.3% | 33.7% | 48.2% |
2 | 15.1% | 29.8% | 43.5% |
3 | 13.8% | 27.1% | 41.3% |
4 | 11.3% | 23.7% | 36.2% |
5 | 15.2% | 30.7% | 46.6% |
6 | 3.3% | 8.2% | 16.0% |
7 | 16.4% | 32.3% | 45.5% |
8 | 2.4% | 8.3% | 15.8% |
9 | 16.8% | 29.2% | 42.5% |
データを見ると、和歌山競輪場の1着の決まり手は48%で「差し」でした。
競輪ファンでは近畿地区で一番「捲り」が決まりにくいバンクと言われていますが、全国平均と比べると33%と高めになっています。ややカント(傾斜)がキツめの特徴を持っていることから捲りが高くなっていると予測されます。
また、S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は57%とさらに「差し」の割合が高くなっています。一方で「逃げ」は9%も減少していることから、S級(9車)になると断然「差し」を得意とする選手が有利と言えそうです。この勝因として考えられるのは、見なし直線の長さ。若干長い特徴があるので、より脚力を使うS級(9車)の場合は、「捲り」より「差し」が決まりやすいということでしょう。
和歌山競輪では「逃げ」を得意とする選手を避け、「差し」が得意な選手で勝負しましょう。
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
19% | 33% | 48% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
10% | 34% | 57% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17% | 18% | 27% | 37% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
15% | 20% | 29% | 37% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,146円 |
2枠単 | 2,096円 |
2車複 | 1,538円 |
2車単 | 3,211円 |
ワイド | 626円 |
3連複 | 2,986円 |
3連単 | 19,582円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。