伊東競輪G3(椿賞争奪戦)が行われている伊東競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。
競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。
伊東競輪場の特徴は周長距離は333m、見なし直線は46.6m。
1周333mですがが、直線が長いので400バンクの感覚に近く、どんな戦法の選手でも力を存分に発揮できます。山の中腹で特別観覧席も高いので海や山からの風の影響はほとんどありません。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 20.6% | 37.9% | 51.4% |
2 | 14.9% | 30.7% | 45.1% |
3 | 15.9% | 30.9% | 46.4% |
4 | 10.3% | 22.1% | 34.0% |
5 | 13.9% | 27.6% | 41.9% |
6 | 3.6% | 8.8% | 17.4% |
7 | 14.1% | 28.2% | 41.5% |
8 | 3.1% | 7.9% | 14.7% |
9 | 13.5% | 26.2% | 40.6% |
データを見ると、伊東競輪場の1着の決まり手は37%で「捲り」と「差し」でした。
この結果を見ると、74%が追い込み選手が勝っているという傾向がわかります。これは伊東競輪場が全国で2番目にカント(傾斜)がキツいことが影響しているでしょう。このカントのキツさを利用して勢いをつけ、番手選手が追い抜くと想定されます。そのほかに伊東競輪場は見なし直線距離が333mバンクの中では長いことが「捲り」や「差し」が決まりやすい勝因と考えられます。
また、S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は42%と「差し」でしたが、「捲り」も41%とほぼ変わりません。一方で「逃げ」が8%も減少していることから、S級戦以上だとより高技術でカントを利用していることがわかります。
さらに2着の決まり手はS級(9車)だと40%を超えているため、これらのデータから先行しそうなラインに追い込みを得意をする選手がいるラインを軸に予想するといいでしょう。
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
26% | 37% | 37% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
18% | 41% | 42% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
18% | 15% | 24% | 43% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
13% | 19% | 25% | 43% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,084円 |
2枠単 | 2,036円 |
2車複 | 1,533円 |
2車単 | 3,104円 |
ワイド | 637円 |
3連複 | 3,190円 |
3連単 | 19,403円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。