防府競輪G3(周防国府杯争奪戦)が行われている防府競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。
競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。
防府競輪場の特徴は周長距離は333m、見なし直線は42.5m。
軽くてクセのないバンクで走路改修により、捲りが打ちやすくなりましたが、新選手宿舎完成に伴い、西風の時はすべて向かい風となってしまいます。風の影響を受けやすい傾向にあるため、当日の天候も視野に入れ競輪予想をした方が良いでしょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 18.1% | 36.4% | 50.6% |
2 | 15.2% | 29.5% | 44.2% |
3 | 13.8% | 27.1% | 41.3% |
4 | 10.2% | 21.5% | 34.0% |
5 | 16.3% | 29.7% | 45.4% |
6 | 3.4% | 9.1% | 16.4% |
7 | 16.2% | 33.1% | 46.3% |
8 | 3.7% | 8.7% | 16.3% |
9 | 15.0% | 27.7% | 41.8% |
データを見ると、防府競輪場の1着の決まり手は37%で圧倒的に「捲り」でした。
しかし、「逃げ」も28%、「差し」も35%と全国平均からすると高めの数値となっています。これは33バンクで短い周長と見なし直線という特徴があり、逃げ切りも十分に有り得ると想定できます。
一方、S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は44%と「捲り」の数値がさらに高くなっています。そして「逃げ」の数値が10%近く減少しています。防府競輪場は33バンクの中でもカント(傾斜)がキツいので、加速して番手選手が捲りを決めやすくなっていると言えそうです。
今節では、「捲り」を得意とする選手を軸に予想してみると良いでしょう。
また、当日の風向きによってはレースに大きな影響を与えるので、選手の調子などもチェックしておいた方がいいでしょう。
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
28% | 37% | 35% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
19% | 44% | 37% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
18% | 16% | 21% | 45% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
18% | 19% | 22% | 41% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,066円 |
2枠単 | 2,086円 |
2車複 | 1,548円 |
2車単 | 3,047円 |
ワイド | 616円 |
3連複 | 3,026円 |
3連単 | 19,281円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。