不死鳥杯(福井競輪G3)が行われている福井競輪場の決まり手傾向や特徴を紹介します。
福井競輪場は、1950年5月26日に開設され、福井県福井市明里町(あかりちょう)にある競輪場。日本競輪選手養成所にある400mバンクをモデルにして造られているので、選手の間ではクセの少ない走りやすいバンクと言われています。しかし直線が比較的短いため、先行タイプの選手がやや有利な傾向があると言われています。
福井競輪場の周長距離は400m、見なし直線は52.8m。
見なし直線の全国平均が56.6mに対して52.8mと短いことが特徴的です。日本競輪選手養成所(旧:日本競輪学校)をモデルにして作られている400mバンク。クセがなく「逃げ」「差し」「捲り」とどの決まり手も決まりやすいと言われていますが、見なし直線が短いため、先行タイプの選手がやや有利な傾向にあります。
最高上がりタイム:10.6秒 山口拳矢/2020年11月19日
【データ集計期間】2018年7月〜2023年7月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
21.7% | 37.9% | 40.2% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17.2% | 17.6% | 26.1% | 39.0% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
10.1% | 37.6% | 51.4% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
15.4% | 21.9% | 28.7% | 33.7% |
2018年7月〜2023年7月のデータを見ると、福井競輪場の1着の決まり手は40.2%で「差し」でした。
全国平均と比べると比較的「逃げ」の割合が高いことから、見なし直線距離が短い特徴が影響していると言えそうです。それにより、先行選手がスピードを落とすことなく、ゴールにできると予測されます。
しかし、S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は51.4%で「差し」とさらに高い割合になっています。半数以上が「差し」の一方で「逃げ」の割合が10%も減少しています。S級(9車)に絞った場合は、圧倒的に「差し」が有利と言えそうです。
そして、2着の決まり手では目立った特徴はないことから、レースによって穴を狙ったり、堅い鉄板予想をすると良いでしょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 19.2% | 37.1% | 52.5% |
2 | 13.9% | 30.6% | 44.9% |
3 | 12.6% | 26.3% | 39.1% |
4 | 12.3% | 24.1% | 37.4% |
5 | 17.6% | 31.3% | 45.6% |
6 | 3.5% | 7.9% | 16.3% |
7 | 15.9% | 31.4% | 46.4% |
8 | 2.6% | 6.9% | 14.7% |
9 | 13.0% | 27.2% | 39.1% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,133円 |
2枠単 | 2,252円 |
2車複 | 1,525円 |
2車単 | 2,984円 |
ワイド | 619円 |
3連複 | 2,802円 |
3連単 | 17,029円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。