ヤンググランプリとは、毎年12月に開催される新人の実力日本一決定戦です。ヤンググランプリは開催当年から数えて2年以内にデビューした男子選手、そしていくつかの選考基準をクリアした9選手のみが出場できるレースとなっています。2025年は12月28日(日)に開催されます。
ヤンググランプリ は、競輪界における若手選手の実力日本一を決める特別なレースです。毎年12月に開催されるこのレースには、開催当年から2年以内にデビューした男子選手の中で、厳しい選考基準をクリアしたわずか9名のみが出場できます。
競輪界の未来を担う若手選手が、年末の大舞台でその実力を発揮する一発勝負の戦いは、多くのファンにとっても注目のイベントです。2001年に現在の形式で復活して以来、「KEIRINグランプリシリーズ」の一環として行われ、競輪のシーズンを締めくくる象徴的なレースとなっています。
格付けはG2で、優勝賞金は600万円。若手選手にとっては金額以上に名誉あるタイトルであり、未来のスター選手を占う登竜門ともいえるレースです。
ヤンググランプリとは、KEIRINグランプリシリーズの初日にあたる12月28日に開催されます。開催当年から数えて2年以内にデビューした新人選手9名が対戦する、一発勝負の若手No.1を決めるレースです。
開催日:2025年12月28日(日)
開催場所:平塚競輪場
発走時刻:16時30分予定
◆一般予約開始日時
・2025年10月1日(水)午前12時(正午)から各開催日2日前の正午まで
・お一人様各日5席(ロイヤルBOX席は1席)まで予約可能となります。
※先着順のため、満席になり次第、終了となります。
◆当日発売について
12月30日(火)を除く日程については、席が残った場合のみ、当日発売を実施いたします。
最終日12月30日(火)の当日発売は実施しません。
※詳細は平塚競輪場の公式サイトにてご確認ください。
最内枠の中野慎詞がスッと前に出て誘導員の後ろを占めた。初手は中野慎詞-大川剛、太田海也-真鍋智寛、後藤大輝-東矢圭吾、村田祐樹-纐纈洸翔、山口多聞の並びに落ち着き、静かな周回を重ねる。
青板周回のバックを過ぎると、正攻法の中野は、徐々に誘導員との車間を空けはじめて後続の動きを警戒する。赤板前の4コーナー過ぎから村田が発進すると、中野は村田-纐纈を前に出して3番手に飛びつく。中部勢に続いていた後藤は休むことなく仕掛けて、村田に並びかけたところでジャンが入る。後藤が2センターで前に出ると、九州勢を追っていた太田がスパート。後ろは続けず中野が太田にスイッチした。最終ホーム線の手前で太田が先頭に躍り出ると、後ろはイン後藤、アウト中野で併走に。2コーナーで村田-纐纈がまくり上げると、中野は外併走から太田をねじ伏せにかかり、最終バックでは太田と中野で激しいつばぜり合いに発展した。両者の力比べは直線まで続いたが、太田が中野を外に押し上げるとインが空く。4コーナーで内に降りていた纐纈が、この隙を逃さずインコースからすり抜けてVをゲット。太田に踏み勝った中野が2着。3コーナーで大川をしゃくって中野に切り替えていた東矢が3着。
号砲が鳴ると最内枠の太田海也が飛び出して誘導員を追う。太田-山根将太の岡山勢が前受けし、単騎の志田龍星がこの後ろを主張、中団は吉田有希-橋本壮史の茨城勢で、以下は北井佑季、犬伏湧也-上野雅彦の四国勢の順で並び、最後方に中野慎詞の周回になる。
青板バックから犬伏が上昇を開始。ここに中野、北井も続く。赤板で犬伏が切ると、すかさず中野が前に出る。後方となった吉田がジャンで一気に仕掛けて先頭に立つ。2センターでは犬伏がスパート。ここに志田が切り替えて、後方となった太田も犬伏を追うように仕掛ける。最終ホーム過ぎには犬伏が吉田を叩き切るも、すぐ外に太田が迫る。モガき合いの末、バックで太田が犬伏をねじ伏せてしまう。出切った太田は2センターでもスピードが落ちない。4コーナーを先頭で通過した太田がそのまま追撃を振り切ってV。流れに乗れず最終バックでは後方に置かれた北井が4コーナーから内を突いて伸びての2着。上野は犬伏との連係を外すも志田を追い掛けて直線で外を伸びて3着に入った。
けん制気味のスタートから最内枠の吉田有希が誘導員を追う。初手は吉田-菊池岳仁、寺崎浩平、山口拳矢-橋本優己、犬伏湧也-石原颯、町田太我-松岡辰泰の並びとなった。
青板周回の3コーナーで町田-松岡が上昇を開始。正攻法の吉田は誘導員と車間を空け始める。赤板で町田が吉田に並びかけると、吉田は突っ張るそぶりを見せるが町田-松岡を前に出した。他は動きがなく、ジャンは町田-松岡、吉田-菊池、寺崎、山口-橋本、犬伏-石原の一本棒で通過した。3コーナーで町田がベースアップすると、吉田は前と2車、寺崎は3車ほど車間が空くが、誰もアクションは起こさず最終ホームも一本棒のまま。2コーナーを立ち直ったところから3番手の吉田がスパート。吉田は好スピードで最終バック線過ぎに町田を飲み込んだ。松岡は番手から踏み込むがスピードは今ひとつで、吉田-菊池で出切り、その後ろは寺崎と内に潜り込んだ山口が並走で最後の直線へ。吉田は強じんな粘りを見せるも菊池が8分の1輪交わして優勝。吉田が2着で、菊池の後ろにスイッチしていた山口が3着に入った。
開催する競輪場は毎年異なりますが、ヤンググランプリ2025は平塚競輪場で開催されます。
| 着位 | 賞金(円) |
|---|---|
| 優勝 | 600万 |
| 2着 | 259万 |
| 3着 | 157万 |
| 4着 | 104万5,000 |
| 5着 | 82万9,000 |
| 6着 | 72万1,000 |
| 7着 | 62万8,000 |
| 8着 | 57万 |
| 9着 | 51万8,000 |