2025/11/20(木) 01:00
2025年11月19日 小倉競輪
第3回競輪祭女子王座戦G1(初日)
※ナイター開催
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【競輪祭女子王座戦G1(初日)3R=ガールズ予選】
打鐘で竹野百香が仕掛けて、最終HSで山原さくらを叩いていく。2番手の山原は最終2コーナーで捲りを狙うが、最終HS過ぎに5番手から仲澤春香が仕掛けて、山原に並びかける。仲澤は直線で先頭に立つと、そのまま押し切り1着。仲澤に続いた久米詩が2着。山原の後位置から畠山ひすいが3着に入線した。
1着/仲澤春香(L1・福井126期)
不安感があり、緊張もしていて、あたふたして弱気になっていたのですが、ファンの声援が聞こえ、頑張らなきゃと思いました。早い段階で前で動きがあったので、前を見ながら踏んで行こうと。行くタイミングがあまり良くなかったので、脚を使ってしまったなと思いました。コンディションがあまり良くない中でも、しっかり走らなければいけない。しっかり修正して戦いたいです。準決勝は、脚力のある選手が増えると思うので、しっかり考えて走りたいと思います。
2着/久米詩(L1・静岡116期)
初手は、仲澤(春香)さんの後ろから始めたいと思っていて、あとは(山原)さくらの位置次第で先に動くのかを考えていました。最後、(仲澤春香に)付いていけたのはいいのですが差せなかったので。もう少し調子が上がってくるといいかなと思います。疲れはないです。体の使い方や乗り方など、できる限りの準備をして明日に臨みたいと思います。
3着/畠山ひすい(L1・神奈川122期)
車番的にスタートを取らないと後ろだと思ったので、全力でSを取りに行きました。(打鐘で)最近は追走などもやっているので、冷静に走れました。本当は、仲澤さんに合わせて出ていかないと1着が取れないのですが、脚が無かったので直線勝負で、なんとか届いて良かったです。体調面は大丈夫。G1で確定板に入れたことがなかったので良かったです。(準決勝は)自力にこだわり過ぎず、冷静に走り、確定板を目指します。
◆1Rレース結果
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【競輪祭女子王座戦G1(初日)4R=ガールズ予選】
打鐘で6番手の梅川風子が仕掛けて、最終HSで鈴木奈央を叩いて主導権を握っていく。梅川の先行で、2番手は尾崎睦が追走し、3番手は鈴木が続く。最終HSで6番手から尾方真生がスパートしていくが、尾崎の横までで後退。2番手から尾崎がゴール前で差し脚を伸ばすが、梅川が押し切り1着。2着に尾崎、3着に鈴木が入線した。
1着/梅川風子(L1・東京112期)
今日は、後方からと思っていました。6番手は狙った位置です。尾方(真生)さんや青木(美保)さんがいたので、その動き次第と思っていたのですが、思ったよりも遅かったので自分から動きました。G1なので普段より強めに踏んだし、油断できない速さで走ったので余裕を持つことを意識しましたが、もう少し余裕を持てても良かったのかなと思います。後ろに尾崎(睦)さんがいるのは確認していたので、差し勝負になった時は負ける可能性もありましたが、振り切れて良かったです。
2着/尾崎睦(L1・神奈川108期)
初手は梅川(風子)さんの出方次第で、その後ろがいいなと思っていました。あとは追走に集中しようと。後方だったので、後手を踏むとキツいことは梅川さんも分わかっていたと思うし、車間を使っての仕掛け方は後ろに付いていて勉強になりました。梅川さんは強かったです。しっかり調整してきたし、体調面も問題ないと思います。ギリギリのところで戦ってきた競輪祭女子王座戦と違い、タイトルを獲ることだけを考えてレースができるのはプラスになります。1年間頑張ってきて良かったです。
3着/鈴木奈央(L1・静岡110期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
1着を狙うには、(尾崎)睦さんの位置で粘らないといけなかったのですが、脚が足りないと感じています。尾崎さんが車間を空け、余裕があるのが見えたので、バックではこのままいけば3着、差せれば1着か2着と思って走っていました。最後、踏みごたえはあったのですが、梅川(風子)さんとの脚力差。1カ月あいてレース勘が不安だったのですが、スタートから自分で組み立てられたので、明日以降の不安はないです。今年最後のG1なので、結果を出したいと思います。
◆4Rレース結果
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【競輪祭女子王座戦G1(初日)7R=ガールズ予選】
前受けの奥井迪が打鐘から先行態勢も、6番手から児玉碧衣が仕掛けて、最終1センター付近で奥井を叩き切り、抜け出していく。大浦彩瑛は奥井の後位から最終2コーナーで捲りに出ると、児玉との差を詰め、直線でかわして1着ゴール。永塚祐子もゴール前で児玉をとらえて2着。児玉は3着で、3連単は35万円台の高配当決着となった。
1着/大浦彩瑛(L1・神奈川126期)
初手は、誰かが前に来たらそれを目標にしたいと思っていました。(児玉碧衣の仕掛けが)思ったよりも早かったので、それを追走する感じではなかったのですが、冷静に自分のタイミングを見ていけたと思います。前走(宇都宮)から調子を落としていて、ここに向けて整えてきたのですが、思った以上に今日は軽かったです。メンタルで弱気になるところがあるので、今日の感じのモチベーションでいけたらいいなと思います。
2着/永塚祐子(L1・神奈川118期)
思ったよりも早いことろで(児玉)碧衣ちゃんがいったので、踏み出しに遅れてしまいましたが、誰かが捲ってくると思ったので、(最終HSは)外にいかないとと思い外に行きました。一番脚力が無いし、位置取りも大事だと思ったのですが、7番車だったので7番手からの組み立てを意識して、ちぎれても碧衣ちゃんにスピードをもらえると思い踏みました。まさか2着まで行けると思わなかったのですが、勇気のあるレースをしないと明日以降も動けないと思ったので、勇気のあるレースをしました。ギックリ腰で練習量が下がっていたのですが、ここ2週間くらい練習ができるようになってきました。
3着/児玉碧衣(L1・福岡108期)
カマシか捲りのどちらかと思っていましたが、打鐘から踏み上がっていき、前に出切るのが相当キツかったです。奥井(迪)さんのスピードが良かったですね。緩むところがなかったのですが、パールカップのように何もできずに終わりたくないと思ったので無理やり行きました。行けたのは良かったのですが、(最終)4コーナーからペダリングがグチャグチャになりました。修正点ですね。踏み直せれば良かったです。今日、刺激が入った分、明日は良くなることを信じて頑張りたいと思いますし、脚の状態はいいと思うので、弱気にならずに気持ちを持っていけるようにイメージトレーニングします。
◆7Rレース結果
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【競輪祭女子王座戦G1(初日)8R=ガールズ予選】
打鐘で5番手から坂口が上昇して五味田奈穂をかわして先頭も、6番手から動いた佐藤水菜が最終HSで坂口を叩いてレースの主導権を握っていく。佐藤には吉川美穂が続き、3番手に坂口が入る。佐藤の先行で、後続は仕掛けられず、そのまま佐藤が振り切り1着。2着に吉川、3着に坂口が続いた。
1着/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
5、6番手になるかなと思っていたので、冷静に。展開を見ながらレースに順応していきました。今回新しいフレームで自転車の進みは問題ないのですが、思ったより踏んでしまう。(最終)4コーナーで進んでいないのが分かったので、ゴール前勝負と思いました。今日のレースで刺激が入ったので、体が作れたのかなと思います。
2着/吉川美穂(L1・和歌山120期)
佐藤(水菜)さんの後ろがすんなり取れたので、どの位置からでもその後ろをしっかり見て頑張ろうと思いました。どんな仕掛けになるのかドキドキしながら付いていました。後ろからくる選手に気をつけて、ワンチャンス(抜こう)と思ったのですが、抜けなかったですね。地脚もパワーも付けていかないと勝てないことが分かったので、強化して、1年後のこの舞台で違う走りができたらと思います。状態は悪く無いと思うのですが、重い感じがあり、後ろについていてもキツいところもあったので、しっかりケアして頑張ります。
3着/坂口楓華(L1・愛知112期)
後方からのレースは慣れているし、むしろ冷静になれて最低限のことはできたかなと思います。(打鐘で)隣に佐藤(水菜)さんだし世界チャンピオンの後ろに付いてみたいと思いましたが、付けなかった。自分の力で準決勝に進みたい、前々にと思ったら後方になってしまいました。最低限3着に入り、確実に準決勝に行こうと思いました。新しいセッティングでここまで走れているので、気を抜かずに自分の競走で頑張ります。
◆8Rレース結果
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【競輪祭女子王座戦G1(2日目)11R=ガールズ準決勝】
1/仲澤春香(L1・福井126期)
2/梅川風子(L1・東京112期)
3/尾崎睦(L1・神奈川108期)
4/吉川美穂(L1・和歌山120期)
5/児玉碧衣(L1・福岡108期)
6/畠山ひすい(L1・神奈川122期)
7/那須萌美(L1・福岡114期)
【競輪祭女子王座戦G1(2日目)12R=ガールズ準決勝】
1/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
2/大浦彩瑛(L1・神奈川126期)
3/久米詩(L1・静岡116期)
4/永塚祐子(L1・神奈川118期)
5/坂口楓華(L1・愛知112期)
6/鈴木奈央(L1・静岡110期)
7/小林優香(L1・福岡106期)
【競輪祭女子王座戦の勝ち上がり】
◆2日目:ガールズ準決勝(2個レース)
1位〜3位の6名→決勝
4位から1名→決勝
※4位選手のうち、予選の着順が上位の選手が優先。同じ着の場合は選考順位で決まる。
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【ガールズグランプリ2025選考用賞金獲得額】
1位/佐藤水菜 26,808,000円※
2位/児玉碧衣 23,131,000円
3位/久米 詩 22,072,000円
4位/尾崎 睦 21,139,000円
5位/坂口楓華 19,921,100円
6位/梅川風子 19,560,400円
7位/山原さくら 17,723,200円
8位/尾方真生 17,145,000円
9位/柳原真緒 17,025,000円
10位/太田美穂 16,721,000円
11位/奥井 迪 16,530,000円
12位/小林莉子 16,139,000円
13位/吉川美穂 15,710,000円
14位/太田りゆ 15,615,000円
15位/當銘直美 15,551,000円
16位/那須萌美 15,490,600円
17位/竹野百香 15,230,000円
18位/大浦彩瑛 15,159,000円
19位/石井貴子 14,208,000円
20位/青木美保 13,979,000円
11月19日終了時点でJKA発表のもの
※はG1優勝者
柳原と尾方が予選敗退。残り2走の賞金額で山原を上回ることができず、ガールズGP出場争いからは脱落。また7位の山原も予選敗退となり、6位梅川までがGPほぼ確定。また、準決勝進出組で山原より下位の選手は賞金で上回ることが難しい状況になり、GP出場は優勝条件となる。
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【競輪祭G1・開催レポート】
・第67回朝日新聞社杯競輪祭G1
前検日
・第3回競輪祭女子王座戦G1
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(P-Navi編集部)