第3回競輪祭女子王座戦G1(前検日)レポート【初日予選の注目選手ピックアップ】

2025/11/18(火) 17:30

2025年11月18日 小倉競輪
第3回競輪祭女子王座戦G1(前検日)

※ナイター開催

【競輪祭女子王座戦の勝ち上がり】
◆初日:ガールズ予選(4個レース)
1位〜3位の12名→準決勝
4位から2名→準決勝

◆2日目:ガールズ準決勝(2個レース)
1位〜3位の6名→決勝
4位から1名→決勝

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【第3回競輪祭女子王座戦G1(前検日)ピックアップ】

【初日・3R=ガールズ予選】
1/仲澤春香(L1・福井126期)
2/久米詩(L1・静岡116期)
3/山原さくら(L1・山口104期)
4/小林優香(L1・福岡106期)
5/竹野百香(L1・三重124期)
6/畠山ひすい(L1・神奈川122期)
7/岡本二菜(L1・東京118期)

「G1での結果を求めたい」
1番車:仲澤春香(L1・福井126期)
(世界選手権は)3種目トータルして、まだまだレベルが低いのを痛感。根本的なレベルアップができればいいかなと思います。(今年のガールズケイリンは)G1を走らせてもらいましたが、うまくいっていないので、しっかり2回走ったことを踏まえて、走れればいいかなと。G1で結果を残すことが求められているし、やらなければいけないこと。しっかりと形にしたいと思います。大きい大会あけなので、ピークではないと感じますが、しっかりパフォーマンスを出さなければいけないので、やれることを一生懸命に考えてやりたいと思います。自力で頑張ります。

「ここまで来たならGPに乗りたい」
3番車:山原さくら(L1・山口104期)
(7位は)しびれますね。今年は前半に体調を2回崩して、無理だと思いました。夏場も圏外で、ランキングも見ていなかったのですが、気づいたら勝負できる位置まで戻っているとは。いつも通り自分のレースを心がけて、ずっと走ってこられました。ここまで来たなら(GPに)乗りたいです。(高知は)2着でしたが、感覚は悪くなかったです。(前走後は)しっかり練習して、直前は感覚を確かめる程度。小倉は走りやすいイメージ。今回は自分的に仕上げてきたと思っているので、初日突破して、最終日決勝を走れるように。自力で頑張ります。

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【初日・4R=ガールズ予選】
1/尾崎睦(L1・神奈川108期)
2/梅川風子(L1・東京112期)
3/石井貴子(L1・千葉106期)
4/尾方真生(L1・福岡118期)
5/鈴木奈央(L1・静岡110期)
6/青木美保(L1・埼玉118期)
7/元砂七夕美(L1・奈良108期)

「一戦一戦に力を込めて」
2番車:梅川風子(L1・東京112期)
1年を振り返ると落車が多かったのが反省点。G1を獲ることが目標ですが、普通開催も勝ち方や内容、スピードにもこだわりながら、トレーニングの成果を出しながら。いい状態では入れていますが、今年はG1が獲れていないので、競輪祭で獲りたいと思っています。(21連勝中で)内容は50点くらい。もっと高いレベルでBを取ってゴールまでいきたい。形はできているので、あとはタイムですね。体調はいい。疲れも抜けてきているので、脚をあと1日でバシッと決めたいと思います。(賞金ランキングは6位で)意識ありますね。今年前半は賞金に目を向けず、後半は焦って積み上げることになったので、来年は対策したいし、競輪選手の難しいところです。一戦、一戦、力を込めて走りたい。目標は獲ることなので、そこだけは忘れずに頑張りたいと思います。

「できることをしっかりと」
4番車:尾方真生(L1・福岡118期)
(賞金ランキング8位は)意識していないです。今年は気持ちが入りにくかったと思います。仕掛けるところで、もっとしっかり仕掛けられるように心がけていきたい。師匠にはここ最近で一番いいんじゃないかと言われるくらい自転車は進んでいました。できることをしっかりやって頑張りたい思います。G1はまだ1回も決勝に乗れていないので、まずは準決勝に乗れるように。自力で頑張ります。

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【初日・7R=ガールズ予選】
1/石井寛子(L1・東京104期)
2/児玉碧衣(L1・福岡108期)
3/柳原真緒(L1・福井114期)
4/奥井迪(L1・東京106期)
5/大浦彩瑛(L1・神奈川126期)
6/太田美穂(L1・三重112期)
7/永塚祐子(L1・神奈川118期)

「優勝してGPに弾みを」
2番車:児玉碧衣(L1・福岡108期)
岐阜のオールガールズ前から練習をみてもらって、そこまでは惰性で来ていましたが、毎日練習することが習慣になってから、上がりタイムも良くなってきました。普通開催では結果を出せていますが、G1は今年優勝がないので、最後にしっかり勝ってグランプリに行きたいなと思います。(前走後は)与えられたメニューと治療も入れながら。バンクも2日間入りました。悪くないと思います。昨年、一昨年はG1獲ってグランプリに出ているので、地元地区ですし、ここを優勝して弾みをつけたいと思います。

「いいイメージしかない」
3番車:柳原真緒(L1・福井114期)
G1に向けて、決勝に乗れているのはいいですし、ここと思ったときに動けたらなと思います。G1に向けてやっているので、その気持ちでいけばいいかなと。(前走は)思ったよりも追い込めたし、道中も良かったと思います。キレの部分は問題ないです。(改修中で福井は)バンクが乗れないので、街道でしっかり練習してきました。1日目を走ってから、という感じ。(小倉は)いいイメージしかない。1戦、1戦をしっかり走って、まずは決勝。決勝に乗ったら、優勝を目指して頑張ります。

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【初日・8R=ガールズ予選】
1/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
2/坂口楓華(L1・愛知112期)
3/小林莉子(L1・東京102期)
4/那須萌美(L1・宮崎114期)
5/吉川美穂(L1・和歌山120期)
6/細田愛未(L1・埼玉108期)
7/五味田奈穂(L1・千葉124期)

「コーチと約束した目標を達成したい」
1番車:佐藤水菜(L1・神奈川114期)
(世界選手権は)状態面が悪い中でも、新しい体制になって、自分の中でステップアップできていますし、チームの雰囲気も良くなっている中で、この成績が出せたのは嬉しく思います。(今回は)一番悪い状態で入っているので、3日間悪くならないように気を付けながら、自転車も乗り慣れていないものなので、しっかり調整できればと思います。腰を痛めて、それ以来になってしまうので、今日(前検)自転車に乗って確認しながらやりたい。コーチとの約束で、目標を達成できるように頑張ります。競技の目標はほぼほぼクリアできなかったので、競輪はG1とGPを優勝する目標をクリアしたいと思います。(初日は)流れを見て。

「自分で考えて、強くなれた1年」
2番車:坂口楓華(L1・愛知112期)
今年は腰のケガで調子が悪くて、3カ月間どう頑張っても優勝できない状況が続きました。そこから持ち直して、セッティングも新しく変えました。そのセッティングで競輪祭を走れるところまで持ってこられたので、間にあったなと。まわりのアドバイスのおかげですね。今はもう痛みもなく、(練習を)やりすぎないように、量も半分にして、自分なりの方法でやってきて、準備は整っています。(弥彦は)自分のレースができて、手応えがありました。自分で考えてやってきた1年、その分、強くなれたと思うので、しっかりと守りに入らず頑張ろうと思います。(グランプリは)特に意識せず、しっかり走り切ることが目標。自力です。

「気負わずにできることを」
5番車:吉川美穂(L1・和歌山120期)
私生活も落ち着かず、大変な1年だったと思います。今年中盤から練習もやり始めたので、それが成績に反映されているかと。今年は積み重ねて、来年しっかりいい状態でスタートを切りたいと思っています。競輪祭に関しては、今までで一番いい状態。まずは初日を乗り切って、決勝に乗ることをまずは目標にして頑張りたい。(体調は)問題ないですね。しっかり練習して、疲れは残った状態なので、今日(前検日)を休んでどうなるか。今年に関しては来年に向けて頑張っている状態なので、気負わずにできることをやれれば。自力自在です。

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ガールズグランプリ2025の選考基準は下記の通り。
最低出走回数:40出走(1〜10月までの期間)
選考期間:2025年1月〜11月(競輪祭女子王座戦最終日)

◆選抜方法
(1)G1優勝者
(2)世界選手権自転車競技大会ケイリンで1位となった者
(3) 選考用賞金獲得額上位者(同額の場合は1月〜10月開催までの平均競走得点上位者)

今年のG1は、オールガールズクラシック、パールカップ、女子オールスター戦と3つすべて佐藤水菜が優勝。また世界選手権でもケイリンで金メダルを獲得している。残りの椅子は、競輪祭優勝者と獲得賞金枠になる。なお、選考用の獲得賞金ランキングは下記の通り。

【ガールズグランプリ2025選考用賞金獲得額】
1位/佐藤 水菜 26,573,000円※
2位/児玉 碧衣 22,950,000円
3位/久米 詩  21,868,000円
4位/尾崎 睦  20,935,000円
5位/坂口 楓華 19,740,100円
6位/梅川 風子 19,325,400円
7位/山原 さくら 17,564,200円
8位/尾方 真生 16,993,000円
9位/柳原 真緒 16,866,000円
10位/奥井 迪  16,375,000円
11位/小林 莉子 15,980,000円
12位/太田 美穂 15,908,000円
13位/吉川 美穂 15,506,000円
14位/那須 萌美 15,322,600円
15位/竹野 百香 15,078,000円
16位/大浦 彩瑛 14,924,000円
19位/石井 貴子 14,053,000円
21位/青木 美保 13,098,000円
24位/畠山 ひすい 12,629,000円
25位/小林 優香 12,514,000円
26位/鈴木 奈央 12,487,200円
32位/細田 愛未 11,788,000円
33位/元砂 七夕美 11,655,300円
34位/五味田 奈穂 11,612,000円
43位/吉岡 詩織 110,915,000円
45位/永塚 祐子 10,836,500円
46位/大久保 花梨 10,826,400円
50位/石井 寛子 10,462,200円
67位/岡本 二菜 9,301,200円
98位/仲澤 春香 8,053,000円

11月12日現在
※は今年のG1優勝者

現在の賞金面でのボーダーは7位の山原さくらで、6位の梅川風子とは約180万円ほどの差がある。逆に、山原と8位の尾方は約50万円差、柳原とは約60万円差。決勝の賞金は2着が約190万円、3着が約110万円となっているため、まだまだ逆転も十分狙える状況だ。普通開催のガールズケイリンは2日間のポイント制だが、着順位による勝ち上がりのため、3着権利(4着からも2人)の初日予選をどう勝ち上がるか注目だ。

◆競輪祭女子王座戦G1の賞金表はこちら

(P-Navi編集部)

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