【飯塚SG】第57回日本選手権オートレースの傾向と予想に役立つ開催データ

2025/10/27(月) 18:00

10月29日から11月3日までSG第57回日本選手権オートレースが飯塚オートレース場で開催されます。日本選手権の最大の特徴は、何といってもハンデなしのオール0mオープン戦で実施されるという点。過去の開催を振り返り、今回の日本選手権オートレースの傾向と見所を読み解きます!

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【日本選手権オートレース・優勝者データ】

前回優勝者:黒川京介(2024年11月/川口オート )
※なお前回優勝戦でフライングのため、今回は選考対象から除外

最年少優勝:21歳 鈴木圭一郎(2016年11月/浜松オート)
今開催の最年少出場は22歳の新井日和なので記録更新は無し

最年長優勝:46歳 島田信廣(1996年・第28回/山陽オート)森且行(2020年・第52回/川口オート)
今回の最年長出場は岩田行雄(68歳)。

優勝回数&連覇
飯塚将光 優勝6回(77年、78年、83年、86年、87年、89年)
高橋 貢 優勝4回(97年、98年、00年、04年)
永井大介 優勝4回(10年、11年、12年、15年)
青山周平 優勝4回(18年、19年、22年、23年)
片平 巧 優勝3回(90年、93年、94年)
鈴木圭一郎 優勝3回(16年、17年、21年)
広瀬登喜夫 優勝2回(65年、66年)
島田信廣 優勝2回(92年、96年)
池田政和 優勝2回(99年、03年)
田中 茂 優勝2回(06年、08年)
木村武之 優勝2回(09年、13年)

同一SG優勝回数は日本選手権の飯塚将光と全日本選抜の島田信廣がともに優勝5回でトップ。高橋貢、永井大介、青山周平の3名が勝てば歴代2位タイの同一SG優勝5回目となる。

3連覇達成選手
永井大介(10年、11年、12年)

2連覇達成選手
飯塚将光(77年、78年)(86年、87年)
片平 巧(93年、94年)
高橋 貢(97年、98年)
鈴木圭一郎(16年、17年)
青山周平(18年、19年)(22年、23年)
飯塚と青山は2度連覇を達成。今年は黒川の参戦がないので、連覇更新はなし。

完全優勝達成選手
過去に達成したのは秋田敬吾(82年)、進藤敏彦(84年)、飯塚将光(89年)、片平巧(90年)、島田信廣(92年、96年)、鈴木圭一郎(16年)の6名のみ。なお、この時の秋田が史上初のSG完全優勝だった。

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【日本選手権オートレース優勝戦の平均配当】

【日本選手権オートレース優勝戦】
平均配当 31,195円
最高配当 578,880円(2020年川口=優勝:森且行)
最低配当 750円(23年浜松=優勝:青山周平)
万車券決着回数 3回/22回
※2002年以降で3連単が発売されている22開催の集計

万車券になったのは下記の3開催のみ。川口開催の優勝戦で高配当決着が続いている。
13年伊勢崎(優勝:木村武之)3連単15,190円
20年川口(優勝:森且行)3連単578,880円
24年川口(優勝:黒川京介)3連単21,410円

配当の分布は
〜999円 3回
1000円台 5回
2000円台 3回
3000円台 3回
4000円台 1回
5000円〜9000円台 4回
10000円以上:3回

日本選手権はハンデなしのため、実力者がその力を発揮しやすく、配当的にも落ち着くことが多い。優勝戦の3連単の平均は3万円台とかなりの高配当に見えるが、2020年はSG優勝戦史上の最高配当である57万円台という超高配当が、平均を大きくつり上げている。ちなみに、この2020年を除外した場合の3連単平均は約5,115円になる。

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【セア導入後の地区別優勝数】

船橋 11回
川口 3回
伊勢崎 8回
浜松 5回
飯塚 3回
山陽 2回
※93年の大会よりセア導入。優勝当時のLGで集計。

1993年から2024年までの集計では、2016年に廃止となった船橋勢が11回の優勝でトップ。伊勢崎は8回優勝しているが、高橋貢と青山周平の2名がともに4回ずつ優勝したもの。飯塚と山陽勢は近年苦戦傾向で、飯塚は2006年の田中茂以来、山陽は2005年の岡部聡以来、優勝者が出ていない。

飯塚開催の日本選手権
飯塚では過去に12回実施。優勝者は下記の通り。
66年:広瀬登喜夫
70年:二田水潤太郎
76年:加納好和
82年:秋田敬吾
88年:田代祐一
95年:福田茂
01年:浦田信輔
07年:山田真弘
10年:永井大介
14年:中村雅人
19年:青山周平
22年:青山周平

飯塚の日本選手権に限定すると、青山周平が2連覇中。地元勢の地元開催の選手権優勝は01年の浦田信輔が最後。飯塚勢が奮起して、24年ぶりの地元V奪取なるかにも注目だ。

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【日本選手権オートレース優勝戦の出目】

直近20開催の優勝戦の車番別成績は下記の通り。
1号車(5 6 2 7)
2号車(2 3 3 12)
3号車(1 2 7 10)
4号車(3 4 3 10)
5号車(4 2 3 11)
6号車(3 1 0 16)
7号車(2 2 1 15)
8号車(0 0 1 19)
(左から1着数、2着数、3着数、着外数)

昨年は1号車の黒川京介がSG初制覇を達成。これで3開催連続、1号車が優勝中していることになる。 表を見ても分かる通り、優勝戦は1号車だけ、3連対率65%と戦績が抜けている。一方、大外の8号車はふるっておらず、直近20開催で掲示板入りしたのは07年飯塚で有吉辰也が3着に入ったときのみ。8号車の優勝となると、04年船橋開催の高橋貢まで遡る。
内枠では3号車がやや劣勢で、直近20開催では連絡みこそ多いが、優勝は02年山陽の浜野淳以来、出ていない。
※あくまで出目のデータです。

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【過去の優勝者レポートと勝ち上がり】
SG日本選手権オートレース特集ページよりご覧ください。

※文中敬称略
※掲載写真はイメージです。
(P-Navi編集部)

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