【SG日本選手権オートレース】黒川京介がSG初制覇&完全優勝!

2024/11/04(月) 20:00

2024年11月4日 川口オート SG第56回日本選手権オートレース(最終日)

昨年から6日間決戦となったSG第56回日本選手権オートレース。今開催も10月30日を初日に、96名のトップレーサーがオール0mオープン戦の激闘を繰り広げた。シリーズは今回も青山周平、鈴木圭一郎の2強に注目が集まったが、地元の黒川京介がただひとり5連勝で優出。さらに、黒川を含め鈴木宏和、長田稚也、中村杏亮とSG初優勝を狙う4名がファイナル進出を決めた。だが、大会3連覇がかかる青山は準決勝戦を1着クリアしたものの、シリーズ中に前人未到の年間100勝を決めた鈴木圭一郎は準決勝4着敗退と、2強は明暗を分ける形となった。
また、荒尾聡、中村雅人の実力者に、約6年ぶりのSG優出を決めた池田政和にもファンからひときわ大きな声援を集めていた。

※5日目レポートはこちら

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【12R=優勝戦(枠番選択)】
*10周回5,100m
0mオープン戦 良走路(走路温度22度)
1/黒川京介(川口33期)3.30
2/青山周平(伊勢崎31期)3.26
3/鈴木宏和(浜松32期)3.31
4/長田稚也(飯塚34期)3.30
5/中村雅人(川口28期)3.29
6/荒尾 聡(飯塚27期)3.30
7/中村杏亮(飯塚33期)3.32
8/池田政和(川口23期)3.31
※右数字は試走タイム


シリーズ中は突然の雨に見舞われたりと、天気の変化も大きかったシリーズだが、最終日の晴れ。スーパースター王座決定戦トライアル戦がかかる最終戦は、良走路での決戦を迎えた。
試走は青山が3.26と抜けたタイムをマーク。3.29で中村、3.30で黒川、長田、荒尾が続く。一番人気には青山、対抗一番手には黒川が推されるオッズが形成された。優勝戦のスタートは黒川がフライング。2本目となったが、黒川が先制して逃げ態勢に入り、2番手・青山とのマッチレースを制して優勝ゴール。地元で見事、SG初優勝を、6連勝の完全優勝で達成した。

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■レース展開

優勝戦のスタート

1・黒川がコーナーを制して先手を奪う

徐々に2・青山との差を広げる1・黒川

スタンドの大歓声に包まれながらのゴール

1本目は黒川がフライング。再発走の2本目は黒川、青山の内枠2車が好ダッシュで飛び出し、黒川が1コーナー先制。逃げる黒川、2番手で狙う青山の態勢で、両者が後続を引き離していく。抜け出した黒川は徐々に青山との差をつけると、そのまま10周回を逃げ切り、SG初優勝のチェッカー。大会3連覇の期待がかかった青山は2着。3着は中村杏亮が入線した。

【SG日本選手権オートレース・優勝戦】
2連単1-2 500円(2番人気)
3連単1-2-7 21,410円(40番人気)

優勝/黒川京介(川口33期)
競走車名:イットウセイ
ランク:S10
競走タイム:3.343
今節成績:1着・1着・1着・1着・1着・1着

まずは優勝戦のフライング申し訳ございませんでした。
でも、地元でまずは1本SGを獲りたいと思っていたので、本当に嬉しいです。
ガッツポーズはSG優勝したときにと、デビューしたときに決めていて、フライングしたので迷いましたが、7年分、思い切りやりました。
試走の感じはすごく気持ちよく走れたので、たぶん30ではないという体感。どうにか優勝しようと気持ちが行きすぎましたが、2回目のスタートも頑張って切りました。フライングで迷惑かけましたが、お客様が車券を買ってくれているので、どうにかもう1回切らないように、全力で走ろうと決めていました。
(1コーナーは)ギリギリでしたが、いつものように引かないで、どうにか持ちこたえられて良かったです。いつも序盤にやられてしまうので、プレミアムカップが終わった時に、インコースを速く走れるように練習して、イメージ通り走れました。
タイヤもすごく食いついて、直線も伸びていくエンジンでした。
ずっと気が気でなかったのですが、残り2周で少し離れたので、ペースを落とさなければ、もしかしたら優勝できるかなと。
もちろんすごく嬉しかったですが、これも今まで支えてくださった方のおかげ。嬉しいというより、ありがとうという感じでした。
(デビューから)長く感じていましたが、悔しさもあって、一生懸命に練習も整備もできていたので、結果的に良かったと思います。
地元でいい結果を残せたので、年末(スーパースター王座決定戦)もいい結果を残せるように頑張ります。


(P-Navi編集部)

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