【開催直前展望】川口オートG1ナイター「キューポラ杯」は17日から開幕!

2025/07/15(火) 18:00

「G1第49回日刊スポーツ キューポラ杯」が川口オートレース場において、7月17日(水)から21日(月)までの5日間、ナイター開催される。地元川口勢は大会連覇のかかる黒川京介らS級レーサー16名を中心に熱戦を展開する。外来勢も調子を上げてきた鈴木圭一郎や荒尾聡ら強豪がひしめく。夏到来で全国的に気温も上昇してきたが、今開催のスピードバトルもヒートアップすること間違いなし。川口の夏の名物レースとして知られるキューポラ杯で、地元勢が意地を見せるか、それとも…!? 熱戦必至のナイター決戦をお見逃しなく。

※初日の出走表(7月17日更新)はこちら

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【川口ナンバーワン・黒川京介が連覇に挑む】

黒川京介
まさに充実期に入ったといっても過言ではない黒川京介。昨年のG1キューポラ杯では10mオープンの7枠から速攻を決め、2番手以降を引き離す快勝で地元G1初制覇を達成。その後、11月の日本選手権でSG初タイトル獲得まで駆け上がった。今年もVラッシュが続いており、6月浜松のチャリロト杯G2浜松記念曳馬野賞では青山周平、鈴木圭一郎の2強を破り、今年4回目のG2優勝。これが今年10回目の優勝到達でもあった。まだまだ道中の捌きを課題にあげるが、傑出したスタート力とスピードでキューポラ杯連覇をつかみ取りたい。

佐藤励
佐藤励も地元期待のひとり。湿走路の6月伊勢崎G2稲妻賞の優勝戦は3着だったが、道中で青山周平や金子大輔らをかわす好気配を見せていた。その後は川口を3節走って、優勝1回のオール掲示板入り。今年4月に川口でSGオールスターを初制覇しているが、今度は伝統ある地元のG1タイトル奪取といきたいところ。

佐藤摩弥
佐藤摩弥は2年前にこのキューポラ杯で女子レーサー初のG1制覇の快挙を達成した。昨年も優出したが、連覇達成には届かず。近況は6月川口で青山周平の猛追を振り切り約1年ぶりの優勝、現在も3節連続の優出中と戦績を上げてきており、スタート攻勢から展開を作って2度目のG1タイトルも射程圏内に入れたい。
さらに川口勢は、直前の川口開催も優勝した捌き冴える中村雅人や、大会連覇の実績ある永井大介、若井友和、森且行らが実力発揮して優勝争いを繰り広げていきそうだ。

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【鈴木圭一郎がグレードレース連続優勝へ】
鈴木圭一郎

鈴木圭一郎は6月浜松のチャリロト杯G2浜松記念曳馬野賞で黒川の速攻の前に準優勝。次の7月山陽G2小林啓二杯は、スタートから好位置を確保するとチャンスを逃さず内外を的確に捌いて優勝している。これが今年3回目の優勝で、すべてグレードレースでのものだが、優勝インタビューでも「昨年に比べると少ないので、もっともっと優勝できるように頑張りたい」と今後への意気込みを語っていた。キューポラ杯も昨年の優勝戦は準優勝だっただけに、2021年以来となる2回目の制覇へ、余念なくマシンを仕上げていく。
浜松からは金子大輔、鈴木宏和、伊藤信夫ら争覇級も参戦。とくに金子は7月浜松の普通開催とアーリーレースを連続優勝。現在6連勝中で、この勢いそのままにキューポラ杯でも好勝負が期待される。

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【荒尾聡や早川清太郎らが実力示すか】

荒尾聡
荒尾聡は今年6月に新スタンドオープンで約5カ月ぶりに本場再開となった飯塚開催で優勝。意外にも優勝は、昨年6月のミッドナイト以来だったが、飯塚ナンバーワンの貫録を示した。次の山陽G2小林啓二杯も準決勝戦を1着で突破しており(優勝戦4着)、屈指のオールラウンダーが後半戦からさらなる巻き返しをスタートさせるか。
飯塚勢は直前のオーバーミッドナイトを完全優勝した岩見貴史や、スピード鋭い中村杏亮、4月の川口SGでは3勝あげている福岡鷹らも注目を集める。

早川清太郎
早川清太郎は4月伊勢崎で今年2回目の優勝をしているが、グレードレースに限ると今年優出ゼロと苦戦が続いている。キューポラ杯は20年、22年と2回優勝している相性の良い大会であるし、持ち前の鋭い追い込みから存在感を見せたいところ。
伊勢崎からは浅倉樹良も要チェック。近況は優出漏れが続いていたが、7月伊勢崎は準決勝戦1着で、優勝戦は青山周平の前に3着だった。今回は約4カ月ぶり自身4回目のG1参戦(補充除く)で、猛アピールといきたい。

山陽勢もS級の松尾啓史、丸山智史をはじめ、佐々木啓ら巧者がそろっている。松尾はG2小林啓二杯の優勝戦で落車(他落)しており、その影響は気がかり。その優勝戦で3着だった佐々木は近況気配からも引き続き軽視はできないだろう。

※出場選手情報はこちら

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勝ち上がりを詳しく!

◆7/17(初日)
【予選】
1R〜12R 1着(12名)
1R〜12R 1着を除く1位(12名)
1R〜12R 1着を除く2位上位(8名)
→二次予選Aに進出

1R〜12R 1着を除く2位下位(4名)
1R〜12R 1着を除く3位・4位(24名)
1R〜12R 1着を除く5位上位(4名)
→二次予選Bに進出

1R〜12R 1着を除く5位下位(8名)
1R〜12R 1着を除く6位〜7位(24名)
→二次予選Cに進出

◆7/18(2日目)
【二次予選A】
9R〜12R 1着(4名)
9R〜12R 1着を除く1位〜4位(16名)
【二次予選B】
5R〜8R 1着(4名)
5R〜8R 1着を除く1位〜2位(8名)
→準々決勝戦Aに進出

【二次予選A】
9R〜12R 1着を除く5位〜7位(12名)
【二次予選B】
5R〜8R 1着を除く3位〜5位(12名)
【二次予選C】
1R〜4R 1着(4名)
1R〜4R 1着を除く1位(4名)
→準々決勝戦Bに進出

◆7/19(3日目)
【準々決勝戦A】
9R〜12R 1着(4名)
9R〜12R 1着を除く1位〜5位(20名)
【準々決勝戦B】
5R〜8R 1着(4名)
5R〜8R 1着を除く1位(4名)
→準決勝戦に進出

◆7/20(4日目)
【準決勝戦】
9R〜12R 1着・2着の8名
→優勝戦に進出

◆7/21(最終日)
【優勝戦】(8周戦)


着順位およびタイム順位得点(予選・準々決勝戦)は以下の通り
1着:8
2着:6
3着:5
4着:4
5着:3
6着:2
7着:1
8着:0
※着・タイム共に同得点
※競走戒告・試走戒告を受けた場合、合計得点から1回につき3点減点
※走法注意の判定を受けた場合は、合計得点から1回につき1点減点

例えば着順は1着でも、競走タイムがメンバー中で4位ゴールした場合は、8点+4点=12点が得点となる。

※勝ち上がり表はこちら

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【川口オートG1キューポラ杯・レポート】

昨年は黒川京介が地元G1初制覇

24年7月開催 優勝:黒川京介
23年7月開催 優勝:佐藤摩弥
22年7月開催 優勝:早川清太郎
21年8月開催 優勝:鈴木圭一郎
20年8月開催 優勝:早川清太郎
19年7月開催 優勝:青山周平
18年7月開催 優勝:永井大介

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【優勝戦進出8選手の当日コメント掲載!】

パーフェクタナビでは、G1キューポラ杯の優勝戦(21日)8選手の当日コメントを掲載します。最終日・第7レース終了前までに、ご覧のサイトにて更新予定となりますので、要チェック!(※都合により掲載が遅れる場合もありますので、その際はご了承ください)。

※展望は7月15日現在のメンバー
(P-Navi編集部)

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