【川口オートG1】黒川京介が地元G1初優勝!

2024/07/15(月) 22:08

【川口オートG1】黒川京介が地元G1初優勝!

2024年7月15日 川口オート

G1第48回日刊スポーツ・キューポラ杯(最終日)
※ナイター開催

夏の訪れを告げる川口オートの伝統G1レース「キューポラ杯」は、7月11日から5日間の激戦が展開され、本日最終日を迎えた。
今開催は、初日こそ良走路でスタートしたが、2日目は湿走路、3日目は再び良走路で、4日目は準決勝戦の途中から湿走路に変わるなど、日替わりともいえる走路コンディションの変化が選手を悩ますことに。その準決勝戦では優勝候補の青山周平や荒尾聡らが勝ち上がりを逃す一方で、地元川口勢が躍動。大会連覇を狙う佐藤摩弥や、黒川京介、永井大介、加賀谷建明ら6名が優勝戦に駒を進めた。また、鈴木圭一郎は今節もオール掲示板入りで優勝戦に進出。今年5回目、通算20回目のG1優勝を決めるか注目を集めた。

※準決勝戦レポートはこちら

【12R=優勝戦】
*8周回4,100m 10mオープン戦
良走路=走路温度27度
1/上和田拓海(川口34期)3.32
2/岩見貴史(飯塚29期)3.29
3/加賀谷建明(川口27期)3.31
4/永井大介(川口25期)3.29
5/佐藤摩弥(川口31期)3.33
6/佐藤励(川口35期)3.28
7/黒川京介(川口33期)3.26
8/鈴木圭一郎(浜松32期)3.26
※右数字は試走タイム

最終日は前日から高確率の雨予報が出ていたが、午前中こそ小雨が降ったものの、それも止んで良走路で迎えることになった。
試走は3.26で鈴木圭、黒川がトップタイム。3.28で佐藤励が続き、外枠勢が上位タイムをマーク。今年も圧倒的な戦績で突き進む鈴木圭が、ここも一番人気に推された。

スタンドからの拍手に包まれながら、優勝戦がスタート。岩見が好スタートを決めて先手を奪うが、2番手に付けた黒川が3周回目に岩見をとらえると、あとは持ち前のスピードをフルに生かして独走態勢に。リードを広げた黒川が、地元G1は初優勝のチェッカー。G1は2019年山陽のスピード王決定戦以来2回目で、表彰式に残ったファンからも大声援を受け、何度もガッツポーズで喜びを爆発させた。

■レース展開

スタートは岩見が先制し、黒川が2番手、3番手に佐藤励、4番手に上和田と川口の若手が続き、鈴木圭は序盤は中団からレースを進める。岩見が逃げる中、3周回目に黒川が岩見を捲って先頭に立つ。2番手に岩見で、4周回目に鈴木が上和田をかわして3番手に上がる。抜け出した黒川は徐々にリードを広げていく。鈴木圭も2番手浮上を試みるが、岩見が抑える。2番手以降の争いを尻目に、黒川は後続を大きく離しての圧勝で優勝ゴール。最終回2コーナーで鈴木が岩見を捲って2着。3着に岩見が入線した。

【G1キューポラ杯・優勝戦】
2連単7-8 630円(2番人気)
3連単7-8-2 2,410円(6番人気)


優勝/黒川京介(川口33期)
競走車名:イットウセイ
ランク:S3
競走タイム:3.350
今節成績:1着・2着・3着・2着・1着
次走出場予定:G2小林啓二杯(7月24日~28日/山陽)

とにかくすごい嬉しいです。
地元の記念は優勝したいと思っていて、川口記念(G2)は一度勝てましたが、なかなかG1は(優勝戦に)乗ることも難しかったので、ここというタイミングで優勝できて嬉しいです。
今日は雨予報もありましたし、とにかくタイヤで負けないように、抜群のタイヤを用意していたので、少し安心して過ごすことができました。
レース前からエンジンはいい感じがしていて、試走(3.26)も、あんなにいいとは思っていなかったです。
スタートも久々に抜群に切れました。フライングかと思ったくらいビックリ。
(2番手で)試走もエンジン良かったので、できるだけ早めにとは思っていましたが、やっぱり岩見さんがうまくて、時間はかかってしまいました。でも、ちょっと滑らしたタイミングで、一発でいけたのが良かったと思います。
(3日目の整備で)同期やグループの先輩に手伝ってもらって、それでエンジンが良くなったと思います。
(上がりタイム3.350は)最近の中ではなかなかでないタイム。状態良かったからいいタイムが出ました。
ゴールの時は、喜びが爆発しました(笑)。
地元を走っていたので、今回のG1に向けてエンジンやタイヤはいい状態で迎えることができました。
SGはなかなか先輩方が許してはくれないのですが、もっと練習して、どうにか優勝したいと思っています。
次は小林啓二杯で、オートレースグランプリもあるので、また気合を入れなおして、一生懸命に頑張ります。

(P-Navi編集部)

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