2025/06/21(土) 21:10
2025年6月21日 岸和田競輪
大阪・関西万博協賛
第76回高松宮記念杯競輪G1(5日目)
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【高松宮記念杯競輪(5日目)9R=西準決勝】
1/小倉竜二(S1・徳島77期)
2/脇本雄太(SS・福井94期)
3/太田海也(S2・岡山121期)
4/南修二(S1・大阪88期)
5/山田庸平(S1・佐賀94期)
6/香川雄介(S1・香川76期)
7/清水裕友(SS・山口105期)
8/松岡貴久(S1・熊本90期)
9/松本貴治(S1・愛媛111期)
◆レース経過
赤板で山田が松本を突っ張ると、太田が抑えて先頭に立つ。太田の先行で、3番手に山田、5番手に松本、8番手に脇本で最終HSを通過。松本の捲りを太田マークの清水がけん制し、その内を小倉が狙う。後続の争いを尻目に太田が逃げ切るかに、8番手から捲り追い込んだ脇本が大外強襲の1着。2着に太田が逃げ粘る。3着は清水が入線。
1着/脇本雄太(SS・福井94期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:予1・予1・白1・準1
G1優勝:9回(25年2月全日本選抜)
高松宮記念杯は20年に優勝
(太田)海也君が前受けで、自分が後ろから抑えに行って突っ張られるのだけは嫌だと。それさえ避ければ、臨機応変にいこうと思っていました。赤板で中団争いしてくれたのは、自分に展開が向いていると思いましたし、自分以外が脚を使っていた。ただ、道中が思った以上に速かったので、その上を仕掛けることができなかったことが反省ですね。かなり焦っていましたが、あの展開になった以上、自信のあるところから踏んでと思っていました。最後の最後まで、抜けるかどうか分からなかったです。地元地区の大会で気合いが入っています。
(決勝は)寺崎(浩平)君の後ろ。番手。
2着/太田海也(S2・岡山121期)
今回成績:予1・予1・白3・準2
G1優勝:0回
G1決勝:2回目(23年11月競輪祭以来)
(赤板は)中団から踏み出してきたのですが、踏むのをやめず前まで出ようと思い、行きました。打鐘で(清水)裕友さんが追いかけてきてくれたのが見えたので、そこからは踏みたしながら様子をみました。ペースや距離など、デビューした2年前から成長できてないと感じるレースでした。裕友さんのおかげで2着に残れたので、もっともっと強い脚力が維持できれば、脇本(雄太)さんに来られず、早々に裕友さんと決勝を確定できたのかなと思います。脇本さんに行かれたのは、脚力不足としか言いようがないです。感触は悪くなかったと思います。疲れはなく、明日は力を発揮できると思います。
(決勝は)自力です。2回目のG1決勝に乗れたからには、獲るつもりで走りますし、裕友さんにも恩返しできるように走ります。
3着/清水裕友(SS・山口105期)
今回成績:予1・予2・白2・準3
G1優勝:1回(20年2月全日本選抜)
G1決勝:回目(年月以来)
切り合いになり、赤板であおりがあって立ち遅れてしまったことが痛かったですね。(あおりを)避けて自転車が戻るのに少し時間がかかました。(最終)ホームとバックで誰も来なかったので、(太田海也の)かかりとしては大丈夫だと思ったのですが、松本(貴治)さんが来ていたので、そこはケアしてでした。(太田)海也があれだけ行っているので、捲りは止めないとと思いました。今日は、顔見せから重かったのですが、レースでは大丈夫。日に日に重たいですかね、疲れはあります。(復帰してから)今日が一番いい状態だと思います。
(決勝は)太田(海也)君の後。
※9Rレース結果
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【高松宮記念杯競輪(5日目)10R=東準決勝】
1/眞杉匠(SS・栃木113期)
2/岩本俊介(SS・千葉94期)
3/和田圭(S1・宮城92期)
4/佐藤礼文(S1・茨城115期)
5/深谷知広(S1・静岡96期)
6/恩田淳平(S1・群馬100期)
7/杉森輝大(S1・茨城103期)
8/森田優弥(S1・埼玉113期)
9/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
◆レース経過
赤板で森田が深谷を抑えて先頭、4番手に眞杉、7番手に深谷で打鐘を通過。打金杉2センターから深谷が一気のスパートで森田、眞杉を叩き、南関東3車ラインが主導権取り。森田、眞杉の捲り届かず、深谷が逃げ切り1着ゴール。南関3番手の松谷が差し脚を伸ばし2着。深谷マークの岩本が3着で、南関東の上位独占となった。
1着/深谷知広(S1・静岡96期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:予2・予7・二2・準1
G1優勝:2回(14年7月寛仁親王牌)
高松宮記念杯は2011年に優勝
レースは、前から突っ張るも、引くも、周りの流れ次第と考えていました。(打鐘は)いつもならワンテンポ早いのですが、そこを見て、ためて行けたのは良かったですね。後は行くだけでした。最近にない、いいかかりだったので良かったです。最後もしっかり踏めたと思います。
(決勝は)自力。あと一本、出し切るだけです。
2着/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
今回成績:予1・予1・青3・準2
G1優勝:0回
G1決勝:3回目(24年11月競輪祭以来)
高松宮記念杯は初優出
昨日は3番手で失敗したので、今日は森田(優弥)君が狙ってきそうだったのですが、そこは耐えなければと考えていました。(深谷知広は)打鐘前も行く気配があったので、踏み出しに離れないように集中して付いていました。眞杉(匠)は、捲り追い込みに来るのかなと思いましたが、自分は4コーナーまで待ち、内か外いけるところを思いきり踏んでいくことを意識していました。そんなに伸びている感覚はなかったのですが、良かったです。今年3月のウィナーズカップの時に、浅井(康太)にハンドル投げで決勝を逃しました。師匠にも「ゴール前の必死さがないとダメだぞ」と言われたので、そこを意識しながら走りました。
(決勝は)南関東の3番手。与えられた位置を守ることが役割だと思っているので、それを意識しながら頑張ります。
※10Rレース結果
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【高松宮記念杯競輪(5日目)11R=西準決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/荒井崇博(S1・長崎82期)
3/岩津裕介(S1・岡山87期)
4/皿屋豊(S1・三重111期)
5/寺崎浩平(S1・福井117期)
6/園田匠(S1・福岡87期)
7/浅井康太(S1・三重90期)
8/桑原大志(S1・山口80期)
9/犬伏湧也(SS・徳島119期)
◆レース経過
赤板過ぎに犬伏が皿屋を抑えて先頭に立つと、寺崎が動いて、打鐘前に犬伏をかわして近畿ラインが先行態勢に入っていく。最終HSから犬伏も仕掛けるが、寺崎も合わせて主導権を譲らない。寺崎マークの古性は後続をけん制しつつ、ゴール前で寺崎を差し切り1着。2着に寺崎で近畿ワンツー。近畿ラインを追った単騎の荒井が3着に入った。
1着/古性優作(SS・大阪100期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:予3・予1・白7・準1
G1優勝:8回(24年10月寛仁親王牌)
高松宮記念杯は22年、23年に連覇
(寺崎浩平が)気持ちの入ったレースをしてくれて、本当に助けられています。(赤板は)僕の横を犬伏(湧也)君が来るまで気付かなかったです。犬伏君が(寺崎が)駆けきる前の段階で来たので、寺崎君に任せました。駆けきったら自分の仕事だと思ったのですが、遅れてしまい寺崎君に迷惑をかけてしまった。(最終3コーナーは)寺崎君があれだけ動いてくれているので、何がなんでも止めようと思っていました。でも、それをする必要がないくらいのかかりでした、強すぎます。僕は、余裕がないですね。寺崎君は味方ですが、別線で対戦相手として戦った時の力の差があることを、後ろに付いていて感じているので、今の段階では助けてもらっている感じになってますね。個人的に優勝しないといけない理由もあるので、しっかり頑張ります。
(決勝は)福井の後ろ。3番手。
2着/寺崎浩平(S1・福井117期)
今回成績:予6・予2・二2・準2
G1優勝:0回
G1決勝:5回目(25年2月全日本選抜以来)
高松宮記念杯は初優出
中団から先行で、長い距離を踏もうと思っていました。初手で、荒井(崇博)さんが後ろにいたので、流れを見て打鐘で行ったら付いてきてくれると思い、しっかり行きました。(最終HSは)犬伏(湧也)君の後ろは見えていなくて、犬伏君が仕掛けてきたので合わせて、後は最後までどれくらい踏めるかでした。ホームの向かい風がすごくて、最後は全く余裕がなかったので、バタついてしまいました。初日、得意の捲りが不発で、後方捲りは苦しいと感じたので、先手を取れば逃げ残れるレースが多かったし、長い距離をいった結果、着がまとめられたと思います。体調は悪くないし、逃げて決勝まで来られているので充実しています。
(決勝は)自力です。力を出し切るだけ、積極的に行きます。
※11Rレース結果
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【高松宮記念杯競輪(5日目)12R=東準決勝】
1/郡司浩平(SS・神奈川99期)
2/阿部力也(S1・宮城100期)
3/雨谷一樹(S1・栃木96期)
4/小林泰正(S1・群馬113期)
5/吉田拓矢(S1・茨城107期)
6/末木浩二(S1・山梨109期)
7/和田真久留(S1・神奈川99期)
8/諸橋愛(S1・新潟79期)
9/松井宏佑(S1・神奈川113期)
◆レース経過
赤板で小林泰正が先頭に立つと、4番手は内に松井、外に吉田で並走となる。小林が主導権を握る中、松井と吉田の位置争いは続き、最終BS過ぎに小林マークの末木が番手捲りで抜け出す。松井マークの郡司は内を突いて、直線で外に持ち出し迫るが末木が押し切り1着。2着に郡司。3着に末木の後位から諸橋が入線した。
1着/末木浩二(S・期)
今回成績:予5・予4・二2・準1
G1決勝:初
高松宮記念杯は今回初出場
赤板で松井宏佑が引いたところで、吉田(拓矢)君が(松井宏佑の)外で粘ったので展開が向きました。(小林)泰正君も、早めから駆けてくれたので、飲み込まれる前にと思い、踏み込ませてもらいました。最後は、ガムシャラに踏んでいました。繰り上がりで宮杯初出場で気負いがなく、連日最低限ラインの仕事をすることだけに集中して走れているのが、いい結果につながっているのかなと思います。初日に落車もあり、気楽に走れています。
(決勝は)単騎です。精いっぱい走りたいです。
2着/郡司浩平(SS・神奈川99期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:予2・予2・青1・準2
G1優勝:3回(24年2月全日本選抜)
高松宮記念杯は4年連続5回目の優出
(松井)宏佑はスタートから前で我慢したし、中団でも負けないように踏んでいました。脚も削られていたと思うので、捲りは出ていなかったですね。ヨシタク(吉田拓矢)が外にいたし、その外を持ち出すのは勝機がなかったし、申し訳なかったのですが、宏佑が見えましたが、内に行って、コースをこじあけるよりは、ひと呼吸待って直線勝負と思いました。今日は、余裕を持って回れましたが、判断が難しかったです。
(決勝は)深谷(知広)さんの後ろ。番手。集中を切らさず、チャンスをものにできるように頑張ります。
※12Rレース結果
※成績の「青」は青龍賞、「白」は白虎賞
G1優勝の( )は前回G1優勝開催
G1決勝の( )は前回のG1優出開催
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【高松宮記念杯競輪(最終日)12R=決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/深谷知広(S1・静岡96期)
3/清水裕友(SS・山口105期)
4/太田海也(S2・岡山121期)
5/郡司浩平(SS・神奈川99期)
6/末木浩二(S1・山梨109期)
7/脇本雄太(SS・福井94期)
8/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
9/寺崎浩平(S1・福井117期)
注目の並び想定は、
9寺崎-7脇本-1古性
2深谷-5郡司-8松谷
4太田-3清水
6末木(単騎)
決勝は、寺崎浩平の番手に脇本雄太、その後ろに古性優作が付く福井、大阪の近畿3車ライン。
深谷知広の後ろには、郡司浩平、松谷秀幸の順で並ぶ南関東の3人。
太田海也には、清水裕友が回る中国の2車。
末木浩二は単騎の競走となった。
3つのラインとも連日主導権を取って結果を出している自力選手が先頭で、どのラインが主導するのかで、展開は大きく変化していく。
地元地区G1で3車連携の近畿は、寺崎が好機から仕掛ければ、脇本や古性に優勝のチャンスが巡ってくるか。しかし、準決勝で好感触の深谷や積極的に仕掛けてきそうな太田の先手奪取も十分に考えられる。とくにこれが2回目のG1決勝となる太田の動向は要注目だろう。
今年3開催目のG1戦を制して、前半戦のビッグレースを最高の形で折り返すのは誰か。激戦必至の決勝は、岸和田(最終日)第12レース、16時30分発走予定です。
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◆過去の高松宮記念杯競輪プレイバック
2024年6月(岸和田)優勝:北井佑季
2023年6月(岸和田)優勝:古性優作
2022年6月(岸和田)優勝:古性優作
2021年6月(岸和田)優勝:宿口陽一
2020年6月(和歌山)優勝:脇本雄太
2019年6月(岸和田)優勝:中川誠一郎
2018年6月(岸和田)優勝:三谷竜生
2017年6月(岸和田)優勝:新田祐大
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(P-Navi編集部)