【決勝7選手コメント】第3回パールカップG1(準決勝)レポート【佐藤水菜が連勝!仲澤、竹野がG1初優出】

2025/06/18(水) 19:45

2025年6月18日 岸和田競輪
大阪・関西万博協賛
第3回パールカップG1(2日目)


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【パールカップG1(2日目)11R=西日本ガールズ準決勝】
1/尾方真生(L1・福岡118期)
2/小林優香(L1・福岡106期)
3/仲澤春香(L1・福井126期)
4/大久保花梨(L1・福岡112期)
5/柳原真緒(L1・福井114期)
6/竹野百香(L1・三重124期)
7/坂口楓華(L1・愛知112期)

坂口が上昇して誘導後位に入り、最終的に隊列は7坂口、4大久保、3仲澤、2小林、6竹野、1尾方、5柳原で周回。竹野が上昇して打鐘で坂口をかわして先頭に立ち、この動きに尾方が続く。打鐘過ぎ4コーナーから6番手の仲澤がスパートして、竹野を叩き先行態勢に入る。竹野が2番手で続く。最終HSで大久保花梨が落車。仲澤が逃げる中、最終BSで柳原は内から3番手へ、坂口も捲りで3番手外まで上がっていく。逃げた仲澤は後続を振り切り1着ゴール。G1初出場、初優出を決めた。2着に竹野、3着に柳原が入線した。

1着/仲澤春香(L1・福井126期)
今回成績:予2・準1
G1決勝:初
※G1初出場

いろいろなケースを考え、誰か来てくれそうなら(前に)入れようかなと思って、入れました。自分のタイミングで駆けようと思いましたが、早い段階で来たので1回出してから緩んだタイミングで行きました。ダッシュの部分であまり感覚が良くなく、噛み合っていない感じで、いつもの3倍くらい長く感じました。昨日からの修正点で、間合いも作れたし、全体の波を少し感じられたのは良かったです。ローラーの感じはすごくいいですが、実戦になった時に噛み合っていない。そこのギャップは仕方ない部分もあると思うので、言い訳にせず、万全な状態で挑めるように頑張りたいです。とりあえず目標(決勝)に来られたので、強い先輩ばかりですが、諦めない気持ちで踏みたいと思います。

2着/竹野百香(L1・三重124期)
今回成績:予3・準2
G1決勝:初

昨日と同様で、いい人の後ろが取れたら、そのままの流れを見ていこうかなと思っていました。でも位置があまり良くなかったのと、道中で坂口楓華さんが行ったので、これはちょっとまずいなと思って、打鐘で切りに行きました。誰が来るか分からず、来たら反応する気持ちでした。打鐘で切った時に脚がしんどくなって、ホームではけっこう脚がなかったのですが、それでもギリギリ飛びつけて、結果2着になれて本当に良かったです。こういう大きい舞台で2日連続、確定板にのったのも初めてですし、決勝に上がれるということに、ものすごく感動しています。調子は少し悪いかなと思っていましたが、気持ちでいけたので良かったです。今日みたいに出し惜しみすることなく、あまり周りばかりあてにすることなく、自分でレースを作っていけたらいいなと思います。

3着/柳原真緒(L1・福井114期)
今回成績:予3・準3
G1優勝:0回
G1決勝:6回目(25年4月オールガールズ以来)
※パールカップは3年連続優出

5番車なのであまり取りたい位置は取れないと思い、後ろか前かなと考えていました。ちょっとスピード的に3車は切れないなと思って、いったん降りました。どこかでしっかり外を仕掛けていきたかったのですが、道中で吸い込まれて内に差してしまい、外に持ち出せる感じが無く、反省です。G1決勝には乗れていますけど、しっかり勝ち切れていないのは、やっぱり自力を出せていないからだと思うので。もちろん優勝を目指していきますけど、次のG1にも繋がる、内容重視のレースはしたいです。

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【パールカップG1(2日目)12R=東日本ガールズ準決勝】
1/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
2/梅川風子(L1・東京112期)
3/尾崎睦(L1・神奈川108期)
4/藤田まりあ(L1・埼玉116期)
5/太田りゆ(L1・埼玉112期)
6/奥井迪(L1・東京106期)
7/石井貴子(L1・千葉106期)

誘導以下、5太田、7石井、6奥井、4藤田、1佐藤、2梅川、3尾崎で周回を重ねる。打鐘過ぎに梅川が仕掛けると、3番手の奥井も踏み、さらに太田も合わせていく。太田と梅川の先手争いになるが、佐藤が大外を豪快な捲りで飲み込み、2着以降を6車身差をつける1着ゴール。最終BS過ぎに太田をかわした梅川だったが、尾崎が差し切り2着。梅川が3着、奥井が4着に入線した。

1着/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
今回成績:予1・準1
G1優勝:3回(25年4月オールガールズ)
※パールカップは初出場

狙っていた位置は取られてしまいましたが、そこからリカバリーできたのは良かったと思います。レーススピードが上がり始めた時だったので、特に気にすることもなく自分のタイミングで仕掛けられました。状態は悪くないとは思うんですけどね。(ガールズケイリンのフレームで)嫌だなと思いながらゴールまでもがいていて、まだ車間があいているから勝てていますけど、車間がない状態のゴール前勝負だとけっこう厳しい戦いになるんじゃないかなと思うくらい、サドルには座れていないので、そこは気合いで乗り切りたいと思います。正直、もう直せるところがないので、オールスターやその後に向けて、対策を練らないといけないなと思っています。明日は気持ちを切り替えて、優勝だけ狙って頑張りたいです。

2着/尾崎睦(L1・神奈川108期)
今回成績:予2・準2
G1優勝:0回
G1決勝:5回目(24年11月競輪祭以来)
※パールカップは2年連続優出

車番が良かったので、サトミナ(佐藤水菜)か、梅川さんの後ろがいいかなと。2人なら後手を踏まずに、1着2着争いをするだろうなと思ったので、その近くにいれば自分も勝ち上がれると思って、腹くくって一番後ろにいました。梅川さんはサトミナより先に仕掛けるだろうと思ったので、しっかり付いていこうと頑張りましたが、最近、梅川さんと練習をさせてもらっているのですが、それよりもはるかに強かったですね。前が踏み合ってくれたので、そこで追いつくことができただけ。ちょっと力の差があるなという感じ。それでも勝負できるのが競輪だと思いますし、自分の持ち味の出しどころだと思うので、だから自分は競輪が好き。やれないことはないと思うので、自分を信じて、もう少し頑張りたいです。まずは決勝に乗らないと今やっていることが実らないと思ったので、まずスタートラインに立てたのは良かったですが、獲るためにはどうしなければいけないのか考えて、明日まで過ごしたいと思います。

3着/梅川風子(L1・東京112期)
今回成績:予1・準3
G1優勝:1回(23年11月競輪祭)
※パールカップは初出場

一度いろいろ考えましたが、自分が行きたいポジションを選べる車番だったので、そこから自分の力を発揮しようと思っていました。相手も強かったですし、自分が出切りたいところで出切れず、後ろの佐藤(水菜)さんの行き頃になってしまったのは力不足。もちろん太田(りゆ)さんの踏み出しも力強かったし、あとの佐藤さんも冷静だったのもあります。強引に力ずくで走った結果なので、あまり良くないかなという感じではありますけど、明日どうなるかは正直、分からないですね。あとはフォームの意識だけ。しっかり最後までもがけるフォームで走りたいと思います。獲れるチャンスは来ていると思うので、もったいない走りにしないように、せっかく勝ち上がれたので、しっかり優勝を狙いたいなと思います。

4着/奥井迪(L1・東京106期)
今回成績:予3・準4
G1優勝:0回
G1決勝:2回目(24年6月パールカップ以来)
※パールカップは2年連続優出

正直、何もできなかったし、本当に運でしかないです。決勝にせっかく上がれたので、明日こそ自分らしいレースがしたいなとは思っています。もっと車間をあけて、しっかり自分のタイミングで行けば良かったのが、中途半端に無理に行ってしまい、スピードにも乗らず、あれでは合わされてしまう。自分には悪くないのですが、レベルが高すぎて、まだまだ自分はあそこまでの域に行けていないなというのはあります。競輪は何があるか分からないし、明日もそういうチャンスはないわけではないと思うので、チャンスを掴めるように、自分の走りに集中して、しっかりやりたいなと思います。今日も何もできていないので、やっぱり決勝の舞台で先行したいと思って練習してきたので、明日はそういう気持ちで頑張りたいです。初めての岸和田での優勝を、G1でできたらいいですね。

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【パールカップG1(最終日)12R=ガールズ決勝】
1/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
2/仲澤春香(L1・福井126期)
3/尾崎睦(L1・神奈川108期)
4/竹野百香(L1・三重124期)
5/梅川風子(L1・東京112期)
6/柳原真緒(L1・福井114期)
7/奥井迪(L1・東京106期)

決勝は西から進んできたのが新鋭・仲澤春香と竹野百香、ガールズグランプリ優勝歴のある柳原真緒。東からは圧倒的な力の違いを見せつける佐藤水菜、地元グランプリを目指す尾崎睦、2回目のG1優勝を狙う梅川風子、昨年準優勝だった奥井迪の7選手となった。
オールガールズクラシックを制した佐藤水菜が、今開催も連勝で勝ち上がった。一気のスパートから、G1連続制覇となるか。ナショナルチームで共に切磋琢磨する新鋭・仲澤春香の動向も注目で、G1初出場・初優勝を目指す。また、梅川風子や尾崎睦の組み立てや、G1初優出で力の入る竹野、決勝こそ自分らしい競走を誓う奥井も渾身の走りで、どう抵抗するか。
ナショナル組を中心にハイスピードレースになりそうな一戦にご注目ください。

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(P-Navi編集部)

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