【高松宮記念杯競輪】古性優作が地元G1初制覇

2022/06/19(日) 19:23

【高松宮記念杯競輪】古性優作が地元G1初制覇

2022年6月19日 岸和田競輪場

「第73回高松宮記念杯競輪G1」最終日

岸和田競輪場で6月16日から4日間の日程で行われた「第73回高松宮記念杯競輪G1」は、激戦をくぐり抜けてきた決勝進出メンバーが決まり、本日最終日を迎えた。
勝ち上がりは東と西に分かれて対戦し、決勝の舞台で東西の選手が初めて激突する。シリーズを通して、同地区の選手との戦いで快走を見せた渡邉雄太や石原颯、嘉永泰斗、地元大阪で気迫のこもった先行を見せる岡崎智哉などの自力選手の活躍が大いに開催を盛り上げた。
そして準決勝では、連日番手の戦いで力走を見せるSSの郡司浩平、着実に戦歴を積みステップアップする山田庸平、落ち着いた仕掛けで好走の小松崎大地や佐藤慎太郎、ラインの結束を力に変えた古性優作らが、アクシデントの続いた激戦をものにし、決勝へと駒を進めた。
迎えた決勝は、先手を奪った福島ラインの番手を郡司浩平が狙う中、混戦の隙をついて仕掛けた古性優作が力強く捲って1着ゴール。今年2月の全日本選抜競輪に次いで、通算3回目のG1優勝、そして地元開催のG1初制覇を成し遂げた。

※今開催のレポートはこちら
前検日初日2日目3日目

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【高松宮記念杯(最終日)12R=決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/諸橋愛(S1・新潟79期)
3/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
4/成田和也(S1・福島88期)
5/荒井崇博(S1・佐賀82期)
6/小松崎大地(S1・福島99期)
7/山田庸平(S1・佐賀94期)
8/園田匠(S1・福岡87期)
9/郡司浩平(SS・神奈川99期)

【レース展開】

誘導以下、9郡司-2諸橋、6小松崎-3佐藤-4成田、1古性、7山田-5荒井-8園田で周回。赤板前から山田が上昇して前を抑えに行くと、郡司はこれを突っ張る。打鐘で6番手から小松崎がスパートして郡司を叩き先行態勢に入る。郡司は番手に飛びつき、佐藤と並走。隊列が短くなり、中団になった古性は最終2コーナーから捲り発進すると、最終4コーナーで先頭に立ち、そのまま押し切り優勝。古性に続いた山田が2着。3着は鋭く伸びた園田が入線した。

【高松宮記念杯競輪G1・決勝結果】
2車単1-7 9,090円(35番人気)
3連単1-7-8 91,950円(248番人気)
決まり手:捲り-マーク

古性優作
優勝/古性優作(SS・大阪100期)
今回成績/特3・白1・準1・決1
次走出場予定/久留米G3(6月25日~28日)

流れに身を任せて、という感じでした。無理矢理に仕掛けた感じだったので、しんどかったです。今回に関しては、初日に(野原)雅也が頑張ってくれましたし、2日目、3日目は岡崎(智哉)さんがすごく頑張ってくれました。本当にラインのおかげで決勝戦に乗れたと思います。(決勝は)自分は、一滴残らず力を出すだけだと思って、戦いました。
脚見せ(選手紹介)の時に声援がすごかったので胸にくるものがありました。優勝したら泣くだろうなと思ったのですが、「よっしゃー」と、いう感じが大きくて、泣くのを超えましたね。地元でG1が開催されること、それを獲ることは当たり前のことではないので、嬉しかったです。僕が1着を獲るレースをして、後ろを走る追い込み選手が僕を抜いたら1着になるような安定感のある走りが理想なのですが、今年は1着回数が少ないし、まだまだ力が無いです。一戦一戦、このレースが最後という気持ちで走れたらと思います。

古性優作

古性優作

古性優作

古性優作

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\最終日注目レース・ピックアップ/
【高松宮記念杯(最終日)6R=S級特選】
北津留翼
強敵相手に2連勝で締め括る
1着/北津留翼(S1・福岡90期)

初手で4番手を取れなかって時点で、くじ引きではずれたような気持ちで終わったと思いました。バック線近くに来たら流石に、外にへばりついてでもゴールまで踏み抜ける距離かなと思って仕掛けてきました。今日は、一着を取れると思っていなかったのでラッキーでした。

【高松宮記念杯(最終日)8R=S級特選】
清水裕友
記憶にないくらいの捲りが決まる
1着/清水裕友(SS・山口105期)

昨日長い距離を踏んで、久しぶりに力を出し切れた感触があった。4日目にしてようやく刺激が入ったのかなと思います。今日もなるべくなら長い距離を仕掛けることも考えていました。この感じの捲りが出たのは自分でも記憶がないくらい久しぶりの感覚でした。展開が向いたと思います。次の久留米記念も、力を出し惜しみしないようなレースをしたいと思います。(P-Navi編集部)

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