2025/06/16(月) 16:45
2025年6月16日 岸和田競輪
大阪・関西万博協賛
第3回パールカップG1(前検日)
ガールズケイリンのG1「第3回パールカップ」が6月17日から19日の3日間にかけて開催される。今年も高松宮記念杯競輪(G1)と同時開催で、3日制のトーナメントで争われる。出場する28名は14名ずつ東日本・西日本に分かれて予選、準決勝を争い、最終日の決勝(1個レース)で頂点を決める。優勝者には年末に開催される「ガールズグランプリ2025」の出場権が与えらえる最重要なシリーズだ。 なお、今年も初日のガールズ予選は第5レースから第8レースにて実施される。
前検日レポートでは、東西の初日予選から注目選手のコメントと表情をお届けする。
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【パールカップ(初日)5R=L級西日本ガールズ予選】
1/尾方真生(L1・福岡118期)
2/坂口楓華(L1・愛知112期)
3/吉川美穂(L1・和歌山120期)
4/大久保花梨(L1・福岡112期)
5/児玉碧衣(L1・福岡108期)
6/日野未来(L1・奈良114期)
7/竹野百香(L1・三重124期)
「今のベストを尽くす」
2番車:坂口楓華(L1・愛知112期)
調子は昨年と比べると、どうしてもまだ足りないところ。今年から1人でやったというのもありますが、少し数値的にも昨年の方が良かったです。でも、気持ちは成長しているので、今のベストを尽くして走れたら。(賞金ランク2位は)私は圧倒的に強いわけではないので、しっかりと地道に積み重ねて賞金でグランプリに行こうというのは初めから変わらない。でも、しっかりG1優勝することも今の最大のモチベーションなので、そこを胸に秘めながら頑張ります。体調は変わらずいいですが、少し暑いのが苦手で不安にはなりますが、なんとか暑さに慣れて戦えるように。自力自在で頑張ります。
「着実に出始めた成果」
5番車:児玉碧衣(L1・福岡108期)
(最近は)練習の成果が着々と出ているなと思います。静岡の次の日は休んで、それ以外は昨日までしっかり練習してきました。(決まり手に捲り25回ついているが)捲りで上がりタイムもしっかり11秒台を出せているので、すごくいいのかなと思います。西と東で別れて、西はけっこう自力が集まっているイメージ。初日から昨年もそうですけど厳しい戦いにはなるので、しっかり自分のやっていることを信じて。自分の走りをすれば勝てると思うので、周りのことは気にせず、自分がしっかり仕掛けるポイントを見極めて、自分の力を出し切ることを意識して3日間走りたいなと思います。
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【パールカップ(初日)6R=L級東日本ガールズ予選】
1/石井寛子(L1・東京104期)
2/梅川風子(L1・東京112期)
3/久米詩(L1・静岡116期)
4/石井貴子(L1・千葉106期)
5/奥井迪(L1・東京106期)
6/藤田まりあ(L1・埼玉116期)
7/吉村早耶香(L1・静岡112期)
「力を出し切ることに集中する」
3番車:久米詩(L1・静岡116期)
リズムはそんなに良くなかったですが、直前は、ここ最近で一番いい感覚で練習ができたので、まずは1走してみてからという感じです。年始からいいスタートダッシュが切れて、順調には来られているのかなと思います。(岐阜G1は)状態的にはそんなに悪くはなかったんですけど、技術や脚力そのものが足りてなかった。(今回は)自分の力を出し切ることに集中して、あとは結果がついてくればいいかなと思います。(初日は)自力自在です。
「1日1日を頑張る」
4番車:石井貴子(L1・千葉106期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
前回のパールカップを勝ってから、6月の時点でグランプリの出走が決まっている状態で半年走っていくのは初めての経験だったなと思います。それが終わって、毎年のことながらゼロになるので、1本、1本を頑張って走ってきたかなと。長い期間で見れば、毎回絶好調でもないですが、ただ大崩れをすることはなく走ってきたなという感じです。コラムにもしっかり書きましたが、5月は気温の変化がかなり激しくて、体にも負担がかかった感じで、奈良の前は少し肩を痛めてしまいましたが、富山はその痛みを感じることなく走れたので良かったなと思います。そのあとすぐ、宮杯とパールカップの宣伝(新聞社訪問)があり、タイトではありましたが松戸で練習をして来られました。今回もシンプルに1日、1日を頑張ること、できることを考えて、もう1回振り出しにちゃんと戻るつもりで基本的なことを地味に頑張りたいと思います。自力基本で頑張ります。
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【パールカップ(初日)7R=L級西日本ガールズ予選】
1/仲澤春香(L1・福井126期)
2/小林優香(L1・福岡106期)
3/那須萌美(L1・宮崎114期)
4/柳原真緒(L1・福井114期)
5/當銘直美(L1・愛知114期)
6/山原さくら(L1・山口104期)
7/太田美穂(L1・三重112期)
「決勝に上がることが目標」
1番車:仲澤春香(L1・福井126期)
出走できる機会は少ないですが、その分、前より成長できている部分を感じやすいことはあるかなと思います。ただ負けてしまっているレースもあるので、しっかり修正していきたい。(初G1で)決勝に上がることが目標ですし、自分がやらなきゃいけないところなのかなと思います。(競技大会では)6月の大会ではすごい自分の成長を感じられたし、他の国からすごい選手も集まって、いい経験ができました。ただその中で自分の実力がまだまだ足りないし、未熟なところもたくさんあるなと感じました。(直前の手応えは)悪くはないと思います。自力で頑張ります。
「チャレンジ精神で走る」
4番車:柳原真緒(L1・福井114期)
(岐阜G1は)勝ち上がりは、しっかりできたので、本当に決勝は佐藤(水菜)が強かったなという、それに限ります。岐阜で掴んだ部分もあって、 その流れで3場所しっかりと優勝できました。中4日しかなかったので、1日だけしっかり練習して、あとは抜くイメージで練習はしてきました。若干疲れは残っている感じですが、今日で抜けるかなと。仲澤さんは普通開催を落としてないぐらい強い選手なので、自分はそんな構えることもなく、なんならチャレンジャー精神でいかないといけないのかなというのはあります。自力自在で頑張ります。
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【パールカップ(初日)8R=L級東日本ガールズ予選】
1/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
2/尾崎睦(L1・神奈川108期)
3/太田りゆ(L1・埼玉112期)
4/小林莉子(L1・東京102期)
5/飯田風音(L1・埼玉120期)
6/高橋梨香(L1・埼玉106期)
7/鈴木奈央(L1・静岡110期)
「優勝して帰りたい」
1番車:佐藤水菜(L1・神奈川114期)
岐阜G1の2日目は反省点が多かったですが、それ以外はしっかりと自分のタイミングで仕掛けられているので悪くない内容だと思います。ジャパントラックカップはAIN(個人の中立選手)の参加選手に、前回のネーションズカップでもスプリントで負けてしまい、今回も同じ選手と戦って同じような力差で負けてしまったんですけど、自分の実力も上がっていますし、あと少しというところまで来ているので、悪くはないです。でも、もう少し戦略的な部分を上げていかなければと思います。(その後は)オフがあって、しっかり休んで、2週間ぐらいしっかりと練習。1日だけガールズケイリンの自転車を使って練習しましたが、やっぱり全然進まなくて。セッティングの部分で不安はすごく大きいですが、状態自体は悪くないので、そこは力でどうにか対処していけたらいいなと思います。(パールカップは)初めて出るG1のタイトルレースなので、自分にとっては一発目しっかりと優勝して帰りたいなと。しっかりと自力を出して走りたいと思います。
「展開でいいタイミングがあれば」
3番車:太田りゆ(L1・埼玉112期)
(近況は)レース内容を少し改善するというよりは、いろいろやることを増やした期間だったなと思います。ちょっと距離を踏むようにしました。自分の中でここからここまでと決めないで、展開次第では早く踏んで、それが捲りではなくても柔軟に対応できるようにと思っています。中3日間のスケジュールとしては、休むというよりは、体に刺激を入れ続けた状態で入ってきました。なので、ちょっと分からないですが、疲労が残っている感じではないです。やってみないと何とも言えないとは思いますが。(初日は)展開の中でいいタイミングがあれば、自力でやりたいと思います。
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【第3回パールカップ選考基準】
選考期間:2024年10月〜2025年3月(6カ月)
参加選手数:28名(東西 各14名)
◆選抜方法
1:ガールズグランプリ2024で1〜3位となった者
2:パリオリンピック自転車競技トラック種目代表選手
3:東西別平均競走得点上位者(同点の場合は選考期間における選考用賞金獲得額上位者)
◆勝ち上がり
【初日】
西日本ガールズ予選(第5R・第7R)→1〜3位および4位の1名が西日本ガールズ準決勝へ
東日本ガールズ予選(第6R・第8R)→1〜3位および4位の1名が東日本ガールズ準決勝へ
※4着のうち1名は選考順位を基に決定
【2日目】
西日本ガールズ準決勝(第11R)→1〜3位の3名がガールズ決勝へ
東日本ガールズ準決勝(第12R)→1〜3位の3名がガールズ決勝へ
※準決勝の4位から1名がガールズ決勝へ
4着のうち初日の着上位選手が優先。初日の着が同じ場合は、選考順位を基に決定
(P-Navi編集部)