【和田真久留、荒井崇博らが出場!】前橋競輪G3「施設整備等協賛まえばし春風賞」は27日開幕!

2025/03/25(火) 18:00

前橋競輪場において「第12回施設整備等協賛競輪in前橋 桜花爛漫!まえばし春風賞」G3が3月27日から30日まで開催される。ウィナーズカップ直後で、G2出場組の参戦はないものの、ベテランから若手までが虎視眈々と優勝を狙い、激戦必至の4日間となりそうだ。桜の開花情報も耳に届いてきている今の季節、前橋333バンクで満開のレースを見せるのは……!?

◆初日の出走表(27日更新)はこちらでチェック

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G3連続優勝へ!和田真久留が決める

和田真久留

各地区に突出した戦力差は無く、混戦模様ではあるが、和田真久留がシリーズの中心と考えたい。3月平塚F1は松井宏佑との連携から差し切り優勝。次の四日市G3ナイターでは、機敏な攻めで約5年ぶりのG3優勝を果たしている。シリーズ中は脚の感触こそ「あまり良くない」としたが、「新車でカバーしている」とフレームに手応え。さらにかみ合ってくれば、期待値はもっと上昇しそうだ。四日市のように自力戦でも混戦を断ち、G3連続優勝といきたい。
南関東勢は、嶋津拓弥、岡村潤、新田康仁、海老根恵太らが参戦。中でも岡村は通算400勝まであと1勝に迫っている。四日市G3では和田と2回同乗も、連携が崩れており、今開催は連独占といきたいところ。

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荒井崇博の動向に注目

荒井崇博

荒井崇博も優勝候補のひとりだろう。3月宇都宮F1決勝では、中団を奪取すると、地元優勝を狙う橋本瑠偉をゴール前で差し切り完全優勝している。今開催は九州地区のS1に追い込み型が多く、自力型がやや手薄の感は否めないが、百戦錬磨のベテランが切れ味抜群の走りで、どう活路を見いだしてくるか。23年12月の佐世保以来となるG3優勝のチャンスだ。九州勢はF1で連続準優勝の松岡貴久や、2月佐世保F1優勝の坂本健太郎らの動向も見逃せない。

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山崎芳仁と高橋晋也の福島タッグ

山崎芳仁・高橋晋也

北日本勢は実績最上位の山崎芳仁、自力型では高橋晋也が中心となりそうだ。山崎は2月奈良G3を予選から2着3本で決勝進出。連携堅実に、好展開をものにしたい。最近では息子の歩夢(125期)が15連勝中で特別昇級に向けて話題を集めるが、父としてもグレード戦の上位で貫禄を示す。高橋は2月玉野F1で邊見光輝の番手から捲りで押し切り完全優勝。22年10月伊東F1以来のS級優勝だった。最近は後輩に前を任せた番手戦も見られるが、本来の豪快な自力戦も魅力十分で、ラインの先頭で好機に仕掛けて、上位に導くか。

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侮れない東口善朋も虎視眈々

東口善朋

東口善朋もシリーズを賑わしてくるだろう。1月は地元の和歌山G3で決勝進出、直近の3月久留米F1では初日特選で三谷竜生を差し切り1着、準決勝では浅井康太を追走し、ゴール前で差し切り連勝を決めている。底力は侮れない。もうひとり近畿から神田紘輔も要注目。は1月岸和田F1を完全優勝、3月高松F1も連勝で勝ち上がっており、差し脚は堅調だ。

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ホームバンクのG3戦、地元勢が躍進

蕗澤鴻太郎・篠田幸希

地元の群馬勢は、ベテランの小林潤二、小林大介、蕗澤鴻太郎、篠田幸希の4名が参戦する。特に蕗澤と篠田の奮起は期待されるところ。蕗澤は2回目の地元G3出場を前に、2月京王閣F1で昨年9月以来の決勝進出(3着)を果たすと、続く3月静岡F1も決勝進出(7着)するなど戦績は上昇中。123期ルーキーチャンピオンの篠田幸希は、昨年7月の豊橋F1から優出を逃しているが、予般戦での好走は多い。病気欠場が続いているのは気がかりだが、この地元G3でブレークのキッカケを掴みたい。 関東からは橋本瑠偉、神山拓弥の栃木両者、2月小松島でG3初優出の佐藤礼文、戦法の引き出しが多い鈴木玄人らが優勝争いに加わりそうだ。

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GO!佐々木豪!四国勢の一撃も

佐々木豪

佐々木豪は3月玉野G3で二次予選敗退も、果敢な仕掛けでシリーズ2勝。次の3月宇都宮F1では準決勝2着で、昨年10月以来の優出を決めている。今開催は自力上位の存在で、ダッシュを利かせた好スパートからG3初優勝まで見込めるか。
小倉竜二、阿竹智史の師弟コンビも有力候補だろう。小倉は3月四日市G3で決勝に進出。鮮やかにコースを突く差し脚は健在で、この前橋G3は2021年にも優勝歴がある。徳島からは小川丈太にも注目したい。2月京王閣F1決勝はカマしてライン上位独占の準優勝、3月小倉F1も初日から逃げ切りで連勝している(決勝6着)。ここも思い切った仕掛けから、好走に期待したい。

ほかにも各地区から主力級が多数。5回のG3優勝実績ある柴崎淳や、山根将太と池田良の中国両者も一発の可能性は十分だろう。
4日間のスピード戦を制して、前橋バンクで咲き誇るのは果たして誰か!?

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【前橋競輪G3・プレイバック】

昨年前橋記念を制した小林泰正

2024年6月前橋記念G3
優勝:小林泰正
2023年7月前橋記念G3
優勝:古性優作
2021年10月ドームスーパーナイトレースG3
優勝:宿口陽一
2021年5月前橋記念G3
優勝:小倉竜二

【施設整備等協賛競輪G3・プレイバック】
2024年11月松阪競輪G3
優勝:芦澤辰弘
2024年8月松山競輪G3
優勝:新田祐大
2023年11月大垣競輪G3
優勝:山賀雅仁
2023年10月小田原競輪G3
優勝:宿口陽一
2023年6月向日町競輪G3
優勝:簗田一輝
2023年2月伊東温泉競輪G3
優勝:山口拳矢
2022年11月富山競輪G3
優勝:飯野祐太
2022年5月青森競輪G3
優勝:河端朋之
2022年3月高知競輪G3
優勝:阿部将大
2021年11月武雄競輪G3
優勝:荒井崇博
2021年5月奈良競輪G3
優勝:三谷将太

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◆今開催の勝ち上がり

①S級9車立て・12レース4日制

◆初日
【初特選=1個レース】
1位〜9位(全員)→二次予選

【一次予選=11個レース】
1位〜4位(44名)→二次予選
5位から得点上位10名→二次予選

◆2日目
【二次予選=7個レース】
1位〜3位(21名)→準決勝
4位から6名→準決勝
※初特選出場の着上位選手から優先。
次に一次予選の着上位選手。

◆3日目
【準決勝=3個レース】
1位〜3位(9名)→決勝

※勝ち上がり表PDFはこちら

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◆前橋バンクの特性

バンクは周長335mで、みなし直線は46.7m。日本最初のドームバンクで、屋内のため風の影響はなく、カントも333バンクの中でも最大の36°あるため、国内屈指のスピードバンクとなっている。連対時の決まり手をみると、1着(逃37%、捲28%、差35%)、2着(逃22%、捲10%、差18%、マ50%)で、逃げの決まり手が目立っているように先手ラインが有利。それだけに自力型は早めの仕掛けが必要となり、仕掛けのタイミングを逃すと、先手争いや巻き返しが難しくなる展開も。最高上がりタイムは2014年9月13日に中川誠一郎が記録した8秒8。

(P-Navi編集部)

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