2025/03/08(土) 20:30
2025年3月8日 玉野競輪
大阪・関西万博協賛
開設74周年記念「瀬戸の王子杯争奪戦」(3日目)
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【10R=S級準決勝】
打鐘で犬伏湧也が藤井昭吾をおさえて先頭に立ち、岩津裕介が番手をキープ。最終HSで一丸尚伍が仕掛けて中四国の3番手に続き、坂口晃輔の動きで、山田庸平は一丸との連携が崩れる。最終HS過ぎから山田庸平は自ら捲りを打つと、逃げる犬伏を最終BS過ぎに捕えていく。捲り切った山田が1着。犬伏マークの岩津裕介がゴール前で差し脚を伸ばすも2着。犬伏が3着に粘った。
1着/山田庸平(S1・佐賀94期)
今回成績:特8・二3・準1
G3優勝:4回(24年3月武雄)
(打鐘過ぎ坂口晃輔が)来るかなと思ったのですが、判断が遅くなりました。すぐに勝負してもよかったのですが、一瞬待って追い上げたところで一丸(尚伍)君が捲りに行くかなと思ったのですが、行かなかったので、自分で行きました。余裕はありました。昨日からセッティングを修正し、レースではわりと動けたので、次につながると感じています。
決勝は、単騎で。
2着/岩津裕介(S1・岡山87期)
今回成績:一1・二2・準2
G3優勝:7回(15年1月いわき平)
犬伏(湧也)の力が抜けていたし、先行意欲もあるので、そうなった時にしっかり援護できるようにと思っていました。また、連結を外さないように集中していました。九州勢が捲って来るだろうと構えていたら、先頭が山田(庸平)君に変わっていたので、これは手強いぞと思いましたが、犬伏君も踏み直していたので、チャンスはあると。感触はいいと思うのですが、昨日、今日と勝ちきれてないので。
決勝は、取鳥(雄吾)君の番手。優勝目指して頑張ります。
3着/犬伏湧也(S1・徳島119期)
今回成績:特7・二1・準3
G3優勝:3回(24年10月京王閣)
村田(雅一)さんが藤井(昭吾)さんに離れずに付いてきていたら、引いてすぐに巻き返すイメージだったのですが、藤井さんの後ろにハマる形になりました。すぐに出ていくようにしましたが、もつれてしまい、岩津(裕介)さんとの連結を離してしまったので、様子を見ながら(最終)ホームから踏んで行きました。ラインを崩されるレースが多いのですが、そんな時でもラインで決まるように意識したいです。また、(山田)庸平さんが捲って来たのが分かったので、合わせようとバック過ぎから踏んでいたのですが…。脚で勝ちたいですね。距離を踏んでいる中で着に残れているので、プラスに捉えたいです。
決勝は、自力。しっかり自分の力を出して。
※10Rレース結果
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【11R=S級準決勝】
赤板で窓場千加頼が根田空史を突っ張ると、町田太我が打鐘前に窓場をおさえて先行態勢に入っていく。4番手に窓場で最終HSを通過。最終2コーナーから窓場が捲りを仕掛けると、町田マークの清水は捲りで抜け出す。そのまま清水が押し切り1着。2着に3番手を固めた柏野智典で、中国ワンツー。窓場マークの南修二が3着に入線。
1着/清水裕友(SS・山口105期)
今回成績:特3・二1・準1
G3優勝:12回(24年8月松戸)
(赤板は)窓場(千加頼)さんが根田(空史)さんを突っ張るかなと思いました。(最終BSで町田太我の2番手から)踏み出した感じは、パコパコしていましたね。なんとか柏野(智典)さんと決まって良かったです。万全ではありませんが、なんとかレースになっていると思います。
決勝は、犬伏(湧也)君の後ろ。番手。
2着/柏野智典(S1・岡山88期)
今回成績:一1・二1・準2
G3優勝:0回
G3決勝:24回目(23年8月富山以来)
想像通りの展開になって良かったです。最終BSでは(窓場)千加頼が、後ろで良い車間を切っていたので、僕が横にけん制し(清水)裕友がタテで仕掛けに合わせる感じでと、良いイメージで走れました。状態は、特にキツいところもなく良い状態で走れました。これ以上に無いくらい成績も出来もいいと思います。
決勝は、地元(岡山)の3番手。与えられた位置で、しっかり頑張ります。
3着/南修二(S1・大阪88期)
今回成績:特6・二2・準3
G3優勝:1回(15年8月富山)
打鐘過ぎ4コーナーで、一度(窓場千加頼が)仕掛けそうな雰囲気だったので、ちぎれないようにと思っていました。3日間走って、昨日、一昨日はあまりでしたが、今日が一番良かったと思います。
決勝は、単騎。
※11Rレース結果
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【12R=S級準決勝】
赤板過ぎに3番から晝田宗一郎が吉田拓矢をおさえて先頭に立ち、ペースを上げて主導権を握っていく。5番手は内に吉田、外に真鍋智寛で並走になるが、外並走から真鍋が最終HS前に仕掛けていく。晝田マークの取鳥雄吾は、真鍋の仕掛けに合わせて最終HS過ぎから捲りで抜け出し、そのまま押し切り1着。中国3番手回りの松浦悠士はゴール前で差を詰めたが2着で、中国ワンツー。吉田が3着に入線した。
1着/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
今回成績:一2・二2・準1
G3優勝:0回
G3決勝:18回目(25年1月立川以来)
晝田(宗一郎)君が、頑張ってくれました。真鍋(智寛)君がどのあたりまで来たのか分からなかったのですが、(最終HSは)出させてもらいました。そこからは、精いっぱい。前だけ見て頑張りました。疲労感は、日に日に良くなっていると信じて。
決勝は、自力です。
2着/松浦悠士(S1・広島98期)
今回成績:特5・二1・準2
G3優勝:22回(24年12月広島記念in玉野)
真鍋(智寛)君が、ドカンときそうだったので、そのあたりの見極めが晝田(宗一郎)君は上手だったと思います。(取鳥)雄吾が、早めに出る形になったので、(最終BSは)絶対に雄吾は決勝に上げないとと思い、車間を空けたのですが。今日は、思ったよりも進まないので、差せなかった。踏んでからも重くて想像とは違う進み方でした。セッティングというよりは体の使い方で修正しようと思います。
決勝は、清水(裕友)君の後ろ。3番手。並びは、まず(取鳥)雄吾の気持ちを優先しました。別れた以上はガチンコで。
3着/吉田拓矢(S1・茨城107期)
今回成績:特2・二1・準3
G3優勝:6回(24年6月取手)
(赤板は)真鍋(智寛)君が抑えに来るかなと思ったのですが来なかったし、晝田(宗一郎)がそれに反応して、とっさに仕掛けてきて予想外の展開でした。その動きを目掛けて行けば面白かったと思うのですが、真鍋君の動きを見てしまった。情けないレースが続いているので、示しがつかない感じですね。脚の感じがいいだけに、自分だけのレースで悔しいです。
決勝は、単騎で自力。しっかり力を出し切れるように頑張ります。
※12Rレース結果
※G3優勝の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝進出の( )は前回の優出開催
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【最終日・12R=S級決勝】
1/清水裕友(SS・山口105期)
2/南修二(S1・大阪88期)
3/吉田拓矢(S1・茨城107期)
4/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
5/山田庸平(S1・佐賀94期)
6/柏野智典(S1・岡山88期)
7/犬伏湧也(S1・徳島119期)
8/岩津裕介(S1・岡山87期)
9/松浦悠士(S1・広島98期)
注目の並び想定は
7犬伏-1清水-9松浦
4取鳥-8岩津-6柏野
2南(単騎)
3吉田(単騎)
5山田(単騎)
決勝は、犬伏湧也の番手に清水裕友、その後ろに松浦悠士が付く四国中国の3車ライン。
取鳥雄吾には、岩津裕介と柏野智典が付き地元で結束した岡山3車。
南修二、吉田拓矢、山田庸平の3人は、それぞれが単騎を選択した。
ここは、連日先行や捲り、早めの巻き返しで力を発揮する犬伏が主導権を握ってくるか。そうなると、番手の清水や松浦に優勝のチャンスが巡ってきそう。しかし、地元で記念優勝を果たしたい取鳥が、地の利を生かしたパワー全開で仕掛けると自身の優勝やラインに勝機が向いてくる展開も。
中四国勢がそれぞれ犬伏、取鳥を先頭に別線勝負となり、力と力のぶつかり合いとなるのか。また単騎となった3名の動向もレースを大きく動かしそう。注目の決勝は、玉野競輪最終日・第12レース、16時30分発走予定。
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◆最終日・第9レースに行われる第125回生ルーキーチャンピオンレース(若鷲賞)の前検日レポートはこちら
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【過去の玉野記念G3・プレイバック】
2023年3月玉野記念
優勝:小原太樹
2022年3月玉野記念
優勝:脇本雄太
2021年3月玉野記念in広島
優勝:松浦悠士
2020年3月玉野記念
優勝:郡司浩平&新山響平(同着)
2019年3月玉野記念
優勝:阿竹智史
2018年3月玉野記念
優勝:三谷竜生
(P-Navi編集部)