2018/03/11(日) 23:59
玉野G3(最終日)瀬戸の王子杯争奪戦
【12R=S級決勝】
1/三谷竜生(SS・奈良101期)
2/堤洋(S1・徳島75期)
3/山中秀将(S1・千葉95期)
4/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
5/井上昌己(S1・長崎86期)
6/福田知也(S2・神奈川88期)
7/園田匠(S1・福岡87期)
8/柏野智典(S1・岡山88期)
9/志智俊夫(S1・岐阜70期)
並びはすぐに落ち着かず。
2周回目のBSあたりでようやく452・36・57・19の隊列が整った。
赤板周回を迎える直前から三谷・志智が別線を伺いながら前へ。
九州ラインの井上と園田もそれに続き、取鳥は1度、引いた形に。
さらに外から山中が取鳥にフタ。
打鐘のタイミングでは山中が内をすくって、中団に収まろうとした。
しかし、打鐘過ぎの第4コーナーから取鳥が柏野と堤を引き連れて強襲。
482・19・57・36の並びで残り1周。
冷静に4番手をキープしていた三谷が第2コーナーから猛スパート。
粘る中四国ライン、柏野のブロックもかいくぐって三谷も負けずに踏み続ける。
第4コーナーを回って、三谷と取鳥の激しいデッドヒート。
ゴールラインを前にして、三谷がかわして真っ先にゴールラインを駆け抜けた。
高松、奈良に引き続き、三谷は出場の記念競輪3連続優勝。
2着は打鐘過ぎから逃げた地元の取鳥、3着は三谷から離れなかった志智となった。
優勝/三谷竜生(SS・奈良101期)
地元・奈良記念優勝後の疲れはあった。
けど、結果を残せた、優勝できたのはホンマに嬉しいです。
後ろを取る予定とか作戦はなかったんですけど、どこからでもいけるって。
G2、G1でも自分がやることは同じ。
もちろん、GPのことも考えて。
練習とケアをシッカリやって、ウィナーズカップ(松山G2=3/18〜21)でも結果を残せるように頑張りたい。
9Rの南君、凄かったですよね。
自分もああいう大きいレースをしなくちゃと。
【9R=第111回生ルーキーチャンピオンレース】
1/南潤(S2・和歌山111期)
2/松本貴治(S2・愛媛111期)
3/山崎賢人(S2・長崎111期)
4/牧田賢也(A2・福島111期)
5/金ヶ江勇気(A2・佐賀111期)
6/野口裕史(A2・千葉111期)
7/今野大輔(A2・愛媛111期)
8/門脇翼(A2・秋田111期)
9/門田凌(S2・愛媛111期)
ルーキー成績上位者9選手による頂上決戦の出走時刻は14:50。
レース直前には東日本大震災から7年ということで黙祷が捧げられた。
初手はスンナリ落ち着いて1・4・5・927・8・3・6、戦前予想通りの細切れ戦。
赤板周回から“ストップ南”を掲げた愛媛ラインが先手を奪う。
門脇も巧みにその流れに乗って、4番手に収まった。
927・8・1・4・5の縦一列、やや開いて3・6で打鐘。
第4コーナーから卒業記念レース覇者の南が一気に捲くる。
HSで完全に先頭に立って主導権を握る。
そして、南のスピードが落ちることはなく、後続を引き離していく。
最終第4コーナー、南に食らいついていた松本と今野も必死に追走する。
直線で、やや詰められた感こそあったが、南が逃げ切って優勝。
堂々としたレース運びの南は観客からの声援に、右手を軽く挙げて応える。
2着には松本、3着には今野となった。
優勝/南潤(S2・和歌山111期)
ジャン(打鐘)のところからでも行けたんですけど。
単騎だったんで、みんなを引き出すだけやと思って、ちょっと待った。
でも、我慢できずにいきましたね(笑)。
最終バックでも車間が開いているのは分かってたけど、敢えてそうしているのかなと。
ゴール直前までは逃げ切れるか分かんなかったんですけど、ゴール線では確信しました。
魅せるレースをするのが理想やったんで、それができて勝てたんで卒業記念の優勝より嬉しい。
これから段階を踏んで、力を付けていきたいです。
(P-Navi編集部)