2020/03/08(日) 21:35
玉野G3(最終日)開設69周年記念 瀬戸の王子杯争奪戦
【12R=S級決勝】
1/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
2/清水裕友(SS・山口105期)
3/吉田敏洋(S1・愛知85期)
4/東口善朋(S1・和歌山85期)
5/郡司浩平(SS・神奈川99期)
6/柿澤大貴(S2・長野97期)
7/岩津裕介(S1・岡山87期)
8/畑段嵐士(S2・京都105期)
9/新山響平(S1・青森107期)
初手は近畿2車の前受け、84・91・27・3・56の細切れ戦。
青板周回2センターあたりから後方の郡司が上昇。
しかし、すかさず清水が郡司を押さえる。
後方に置かれた新山もペースアップ。
そして、打鐘でに新山が一気に踏み込んで主導権。
残り1周回、北日本2車の後ろに清水ー岩津。
だが、近畿2車も外並走、清水と畑段がもつれる。
最終2コーナーを過ぎても、依然、清水と畑段の攻防は続く。
その後ろで郡司が好機を伺う。
最終BS、畑段こそかわした清水だったが、今度は佐藤の牽制を受けることに。
7番手から外に持ち出した郡司も捲りを放つ。
最後の直線勝負は逃げる新山、追い込む佐藤。
さらに清水マークの岩津も内を突き、外からは郡司が伸びてくる。
4車横一線のデッドヒートは写真判定で1着は郡司と新山が同着、3着は佐藤となった。
郡司は昨年8月の小田原記念以来、通算7回目のG3制覇。
新山は昨年9月の青森記念以来、通算4回目のG3制覇。
また、記念競輪での同着優勝は2011年8月の富山、五十嵐力(神奈川87期)と成田和也(福島88期)以来となる。
優勝(同着)/郡司浩平(SS・神奈川99期)
車番が悪かったんで、前か後ろだとは思っていたけど、流れの中で仕掛けられたらと。
清水君と畑段君が絡んでいたところで外に持ち出すことができた。
脚の状態は悪くなかったので、最後はいけると思いましたね。
新山君と同着でしたけど、結果が出たことで安心している。
前走の静岡記念決勝ではチャンスを活かせなかった。
それに先週の奈良記念でケガ明けの松谷さんも優勝していたし、気持ちは入りましたね。
今の状態ならば充分に戦える、ウィナーズカップも優勝を狙っていきたい。
優勝(同着)/新山響平(S1・青森107期)
慎太郎さんからのアドバイスで、ペースを考えながら踏めました。
最後の3コーナーは誰かがきたのは分かっていたけど、それが誰なのかは分からないくらいガムシャラでした。
気分良く逃げ切れたら良かったんですけどね。
でも、同着とは言え、優勝なのでプラスに考えます。
力も技術も着実についてきていると思う。
次のウィナーズカップでも優勝を目指して走りたいです。
【9R=SA級混成ルーキーチャンピオンレース・荒鷲賞】
1/高橋晋也(S2・福島115期)
2/外田心斗(A2・愛媛115期)
3/朝倉智仁(S2・茨城115期)
4/城戸俊潔(A2・岡山115期)
5/小原丈一郎(A2・青森115期)
6/晝田宗一郎(A2・岡山115期)
7/小原佑太(S2・青森115期)
8/後藤悠(A2・岩手115期)
9/伊藤颯馬(A2・沖縄115期)
号砲から1周回半手前で並びは整う。
139・64・2・7・5・8で周回を重ねていく。
赤板突入、7番手の小原佑が内から。
8番手の小原丈が外から上がっていく。
2コーナー、小原丈が高橋を押さえる。
打鐘のタイミングで、中団をキープしていた地元の晝田が一気に踏み込んだ。
地元の晝田ー城戸の主導権、3番手には小原丈が続く。
少し車間が開いて、高橋ー朝倉ー伊藤の3車が追う。
さらに後ろは単騎勢の小原佑、外田、後藤の順で、最終HSを通過。
最終2コーナーから高橋が捲りを放つ、少し遅れたタイミングで7番手の小原佑も踏み込む。
最終BSで晝田マークの城戸も番手捲りも、3コーナーで高橋が城戸を乗り越える。
4コーナー、外から追い上げる小原佑を高橋マークの朝倉が牽制。
そして、直線勝負は高橋と朝倉の一騎打ちとなる。
ゴール線手前、朝倉が高橋をかわして1着、2着は高橋、3着は小原佑となった。
優勝/朝倉智仁(S2・茨城115期)
晋也さんの番手を回らせて貰ったおかげ、晋也さんのおかげで優勝することができた。
晋也さんが凄い強かったので、最後まで気を抜くことができなかった。
佑太さんがきているのも分かっていましたし。
でも、最後は巧く自分自身で持ち出すことができた。
ゴールした時は優勝の確信は持てなかった。
まだ展開もグチャグチャだし、もっと脚もつけなきゃいけない。
落車で入院している同期同門の遠藤さん(洋希)にも良い報告ができます。
高松F1と名古屋を走った後、4月に初めてのG3(高知)を走る。
そこではシッカリ自力を出したいです。
2着/高橋晋也(S2・福島115期)
車間が開いたのは気にしていなかった。
3コーナーで出切れるところから仕掛けた。
最後に抜かれたのは自分の力不足だけど、優勝したのがラインの朝倉なんで。
出直して、練習してきます。
3着/小原佑太(S2・青森115期)
タイミングが難しかった、晋也さんは自分待ちだと思っていたし。
余裕はあったんですけど、朝倉君の横の動きもあったんで。
(P-Navi編集部)